たけみ

読書や映画の感想、気づいたこと、趣味など雑多に書いています。 機械設計、元造船・機関設…

たけみ

読書や映画の感想、気づいたこと、趣味など雑多に書いています。 機械設計、元造船・機関設計。乗り物好き。 Twitterもやってますhttps://twitter.com/TakemieY

マガジン

  • 原発関連

    原発に興味関心があるので記事をまとめています。

  • 造船のおもしろ豆知識集

記事一覧

「国内旅行 記事まとめ」に【新幹線乗車記】が追加された。ちょっと嬉しい。勝手に追加されるんだ。。
https://note.com/rowingtakemi/n/n612208fb6fd9

https://note.com/note_local/m/mbd13f505a5c3

たけみ
6か月前
2

【新幹線乗車記】青函トンネルに入るアナウンスでわくわく

新幹線大好き少年だった私が、2023年11月に函館まで出張する機会があり、新幹線に乗ったので【乗車記】をお送りする。(時間がたってしまったけど) ■東京駅発車時間に大…

たけみ
6か月前
13

福島第一原発事故は本当にひどい事故だったのか 2大原発事故を比較 チェルノブイリと福島第一

福島第一原発の事故は酷い事故だったと言われています。 一方、世界史上最悪の原発事故といえば、間違いなくチェルノブイリ原発事故です。では福島第一原発事故と比較する…

たけみ
9か月前
3

読んだあとに新版があることに気づいた。泣
大幅加筆され、より洗練されているという。

https://note.com/rowingtakemi/n/ne6bd03f7b3b3

たけみ
9か月前
2

日本史を正しく知る 百田尚樹氏『日本国紀』感想

百田尚樹氏が話題です。新たに政党を立ち上げるからです。(※2023年10月) 私は興味深く見ていたのですが、ふと思いました。そういえば百田さんの作品「日本国紀」読んで…

たけみ
9か月前
10

シンプルに人の性格は3タイプ。 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』の感想

本書は、世の中の人の性格をギバー、テイカー、マッチャ―という実にシンプルな3種類に分けて論を進めていっています。その3つが以下。 ギバー……人に惜しみなく与える人…

たけみ
1年前
9

観たらバスケしたくなった!映画「THE FIRST SLAM DUNK」

ついに人気漫画・アニメ「スラムダンク」が映画化されました。昨年(2022年)暮れ、友達と観に行ってきました。 バスケのルールが分からないと言っていた、一緒に見に行った…

たけみ
1年前
18

斬新な働き方の常識 サイボウズ社長青野氏著書『会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない』の感想

【多少ネタバレ】 働きやすさで注目を集める、業務改善クラウドサービスなどを提供するサイボウズ(株)の社長、青野さんによる著書です。 読んだ感想としては、従業員目線で…

たけみ
1年前
43

世界観に圧倒される 茂木健一郎氏『生きがい』の感想

「落ち着きがない人だな(笑)」と、たいへん失礼ながら思ったものでした。それは、茂木健一郎さんが某報道番組のコメンテーターとして出演されているのを見ていたときのこ…

たけみ
2年前
18

こんなに泣けるのに背中を押してくれる映画は初めて『20歳(はたち)のソウル』

(!)がっつり【ネタバレ】します 2022年5/27公開の映画『20歳(はたち)のソウル』を公開早々さっそく友達と観てきました。 感想を感じた通り書いてみます。 ほとんど…

たけみ
2年前
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綿矢りさの小説『ひらいて』

あるとき、小説を読んでみようと思い、詳しくないので有名どころから読んでみようと、以前面白かった綿矢りささんの作品を読んでみました。どういう経緯で読んだかちょっと…

たけみ
2年前
14

非常識な結婚観 結婚したくなくなる(?)これだけの理由

「なんでみんな結婚に関してだけそんなポジティブなん?(笑)」とその方は投げかけました。 この記事は、知り合いの知り合いにあたる経営者の方が語っていた内容をもとに…

たけみ
2年前
11

原発ってどうなん?持論をおりこんで原発問題を考える

 福島第一原発事故から21年3月で10年、世間でいろいろ言われている原子力、原発問題とはどんなものなのでしょうか。原発ってなんだかよくわからない、という方に読んでい…

たけみ
3年前
16

何に対してお金を払う?船の契約で保証する3項目 造船のおもしろ豆知識集#14

導入編はこちら↓ 貨物船の売買契約について考えてみます。 契約では数十億という巨額のお金のやりとりが発生します。これは容易に想像できるかと思います。 さてこのとき…

たけみ
3年前
8

貨物船の燃料は黒くてどろどろ 造船のおもしろ豆知識集#13

導入編はこちら↓ 今回のテーマは「燃料」です。 船の燃料は船の種類によって様々です。 貨物船の多くはディーゼルエンジンが動力で、燃料はC重油という重油を使用してい…

たけみ
3年前
7

船の"合格証"? 船級協会とは  造船のおもしろ豆知識集#12

導入編はこちら↓ 突然ですが、建物を建てる時には建築基準法という規制(ルール)がありますね。実は船の世界にも建造や運航に関してのルールがあります。ここでは造船に…

たけみ
3年前
5

「国内旅行 記事まとめ」に【新幹線乗車記】が追加された。ちょっと嬉しい。勝手に追加されるんだ。。
https://note.com/rowingtakemi/n/n612208fb6fd9

https://note.com/note_local/m/mbd13f505a5c3

【新幹線乗車記】青函トンネルに入るアナウンスでわくわく

【新幹線乗車記】青函トンネルに入るアナウンスでわくわく

新幹線大好き少年だった私が、2023年11月に函館まで出張する機会があり、新幹線に乗ったので【乗車記】をお送りする。(時間がたってしまったけど)

■東京駅発車時間に大幅に余裕をもって東京駅にきた。
乗車するのは「はやぶさ」新函館北斗ゆき。

まず、東北新幹線のホームの南側、車止めを写真に収めた。僕はこの車止めが、終点だったり始まりだったりする感じがしてうまく言えないけど好き。

現在日本国内の新

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福島第一原発事故は本当にひどい事故だったのか 2大原発事故を比較 チェルノブイリと福島第一

福島第一原発事故は本当にひどい事故だったのか 2大原発事故を比較 チェルノブイリと福島第一

福島第一原発の事故は酷い事故だったと言われています。
一方、世界史上最悪の原発事故といえば、間違いなくチェルノブイリ原発事故です。では福島第一原発事故と比較するとどうなのかをいくつかの項目で整理してみました。
結論をいうと、事故の酷さの次元がぜんぜん違うと考えています。それぞれ見ていきましょう。

◇日時

<チェルノブイリ>1986/4/26
<福島第一>2011/3/11

◇国際原子力事象評

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読んだあとに新版があることに気づいた。泣
大幅加筆され、より洗練されているという。

https://note.com/rowingtakemi/n/ne6bd03f7b3b3

日本史を正しく知る 百田尚樹氏『日本国紀』感想

日本史を正しく知る 百田尚樹氏『日本国紀』感想

百田尚樹氏が話題です。新たに政党を立ち上げるからです。(※2023年10月)
私は興味深く見ていたのですが、ふと思いました。そういえば百田さんの作品「日本国紀」読んでないな、と気づきました。百田さんの他の作品、「永遠の0(ゼロ)」や「海賊と呼ばれた男」は映画化もされ、たいへん面白くて興味を持っていました。本書は歴史をまとめたもので、百田さんの言いたいことが詰まっているのではないかと思ったので、急い

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シンプルに人の性格は3タイプ。 『GIVE & TAKE  「与える人」こそ成功する時代』の感想

シンプルに人の性格は3タイプ。 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』の感想

本書は、世の中の人の性格をギバー、テイカー、マッチャ―という実にシンプルな3種類に分けて論を進めていっています。その3つが以下。
ギバー……人に惜しみなく与える人
マッチャ―…..損得のバランスをとる人
テイカー…….自分の利益を優先させる人

道徳的に考えれば、与える人、ギバーがいいだろうと思うのですが、そこがものすごく奥が深いのです。この3種類を論じるだけで分量ある一冊になっています。

この

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観たらバスケしたくなった!映画「THE FIRST SLAM DUNK」

観たらバスケしたくなった!映画「THE FIRST SLAM DUNK」

ついに人気漫画・アニメ「スラムダンク」が映画化されました。昨年(2022年)暮れ、友達と観に行ってきました。
バスケのルールが分からないと言っていた、一緒に見に行った友達はどうなったか。結論から先に言うと、見終わって「バスケがしたい!!」と興奮した様子で言っていました。

【ちょっとだけネタバレ?】
私は詳しくはないのですが、この映画は3DCGという手法によって制作されたのだそうです。見た感じでは

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斬新な働き方の常識 サイボウズ社長青野氏著書『会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない』の感想

斬新な働き方の常識 サイボウズ社長青野氏著書『会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない』の感想

【多少ネタバレ】
働きやすさで注目を集める、業務改善クラウドサービスなどを提供するサイボウズ(株)の社長、青野さんによる著書です。
読んだ感想としては、従業員目線で、どういう会社を選ぶべきかなどが書かれており、会社員の常識を覆すような視点もあって、目からうろこでした。

世間には名の知れている企業だとしても、その大企業は創業したときの理念を忘れて巨大化しているのではないか、と疑問を投げかけておられ

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世界観に圧倒される 茂木健一郎氏『生きがい』の感想

世界観に圧倒される 茂木健一郎氏『生きがい』の感想

「落ち着きがない人だな(笑)」と、たいへん失礼ながら思ったものでした。それは、茂木健一郎さんが某報道番組のコメンテーターとして出演されているのを見ていたときのことです。しかし本書の世界観は、そのときの印象とあまりにも違ったので驚きました。そしてそれとは少し違うかもしれませんが、「落ち着きがない」というのは、本書の訳者・恩蔵絢子氏が、茂木さんのやりたいことに何でも手を広げる生き方についてあとがきで述

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こんなに泣けるのに背中を押してくれる映画は初めて『20歳(はたち)のソウル』

こんなに泣けるのに背中を押してくれる映画は初めて『20歳(はたち)のソウル』

(!)がっつり【ネタバレ】します

2022年5/27公開の映画『20歳(はたち)のソウル』を公開早々さっそく友達と観てきました。
感想を感じた通り書いてみます。

ほとんど前知識もなく、実話だということと、見た人の話では「すっごくよかった」という感想のみで観に行きました。
結論、泣けました。思い出しただけで泣けてきます。涙腺崩壊ポイントは後半全部かな(”ポイント”というか”期間”)。泣けるけど希

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綿矢りさの小説『ひらいて』

綿矢りさの小説『ひらいて』

あるとき、小説を読んでみようと思い、詳しくないので有名どころから読んでみようと、以前面白かった綿矢りささんの作品を読んでみました。どういう経緯で読んだかちょっと忘れてましたが(直観でだった気がする)、とにかく結論よかったのです。
僕は小説初心者なのですが、その中で、自分の中の評価が高いポイントがいくつかあります。一つはハッピーエンド、またはそこまでいかなくても後味がいいものです。少しだけこの先に希

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非常識な結婚観 結婚したくなくなる(?)これだけの理由

「なんでみんな結婚に関してだけそんなポジティブなん?(笑)」とその方は投げかけました。
この記事は、知り合いの知り合いにあたる経営者の方が語っていた内容をもとにしています。かなり極端で世の中の常識とは異なるのですが、どれも自分としては「うーむ確かに…」と納得してしまい、説得力があったので、自分で整理してみました。ただし、この考え方や価値観は押し付けない、としてその方はおっしゃっていました。
確かに

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原発ってどうなん?持論をおりこんで原発問題を考える

原発ってどうなん?持論をおりこんで原発問題を考える

 福島第一原発事故から21年3月で10年、世間でいろいろ言われている原子力、原発問題とはどんなものなのでしょうか。原発ってなんだかよくわからない、という方に読んでいただければと思います。私が知っている範囲で、できるかぎりわかりやすく書いたつもりです。ただし私見が大いに入っていますがあしからず。
原発といえば、意見の分かれる問題だけに普段のプライベートでは話題にしにくいテーマではあるのですが、私が興

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何に対してお金を払う?船の契約で保証する3項目 造船のおもしろ豆知識集#14

何に対してお金を払う?船の契約で保証する3項目 造船のおもしろ豆知識集#14

導入編はこちら↓

貨物船の売買契約について考えてみます。
契約では数十億という巨額のお金のやりとりが発生します。これは容易に想像できるかと思います。
さてこのとき販売者と造船所と購入者(船主など)には保証する項目がいくつか存在します。巨額のお金を出す側としては、ちゃんとしたものでないとうけとれないからです。

具体的に保証する内容をみていきますと、下の3つの技術的な性能、それに加えて納期です。保

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貨物船の燃料は黒くてどろどろ 造船のおもしろ豆知識集#13

貨物船の燃料は黒くてどろどろ 造船のおもしろ豆知識集#13

導入編はこちら↓

今回のテーマは「燃料」です。
船の燃料は船の種類によって様々です。

貨物船の多くはディーゼルエンジンが動力で、燃料はC重油という重油を使用しています。貨物船以外では、例えば巡視船ではディーゼルオイルなどC重油以外が使用されるものもあります。ここでは貨物船についての話をします。

ガソリンや軽油などは分類でいうと「蒸留油」といい、C重油のような重油は「残渣油」といます。残渣油は

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船の"合格証"? 船級協会とは  造船のおもしろ豆知識集#12

船の"合格証"? 船級協会とは  造船のおもしろ豆知識集#12

導入編はこちら↓

突然ですが、建物を建てる時には建築基準法という規制(ルール)がありますね。実は船の世界にも建造や運航に関してのルールがあります。ここでは造船に関係してくるルールについて話を進めたいと思います。

国際航海をする船には、自国のルール(法律)を守りさえすればよいというわけにはいきません。そのため、国際条約にしたがってルールを制定し、検査をする船級協会という組織が存在します。

船級

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