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日本・社会・若い世代

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「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。

「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。

1年前、とあるお店にこんなパワポ資料を送った。

そして今日、お店がオープンした。

その特異な経緯を、ここに記しておく。

■待ちではなく、攻めのテナントをそもそも、なぜ自宅の1階をお店にしようと考えたかは以前に書いたが、

こうしたテナント募集は、不動産屋に依頼するのが一般的だ。

募集して、待つ。

申し込みがあったら、どんなお店かを聞いて、入居の判断をする。

この行程が、僕には非効率に思

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けんすうが今年買って良かったもの2023

けんすうが今年買って良かったもの2023

こんにちは!

今年もいっぱい買い物をして楽しかったのですが、買って良かったなー!というものを紹介していきたいと思います!

どれもオススメですが、その中でも、これはいいぞ!と思ったベストバイには「ベストバイ」って書きます。なぜなら、ベストバイには「ベストバイ」と書いてあるのがわかりやすいからです。

それではいきます!

日用品VICTORINOX(ビクトリノックス) ペティナイフ

パンとか

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「巫女コスプレでの出社の事務女性を解雇」で見た地獄と地獄

「巫女コスプレでの出社の事務女性を解雇」で見た地獄と地獄

 騒動も終わったので備忘録的に書くのですが、最近あんまりやらなくなった仕事のひとつに、「ベンチャー界隈企業のお守り(おもり)」というのがあります。相談があっても、積極的にはお請けしなくなりました。

 理由は単純で、しょうもない事件でもまだ歴史の若いベンチャー企業の経営者や組織にとっては経験だから、こういう事件こそ顧問やらアドバイザーやらコンサルやらでおカネを頂戴している私のような立場は伴走しない

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すべての基本は「当事者意識」と「責任感」〜恵まれた環境の人ほど逃げる理由

すべての基本は「当事者意識」と「責任感」〜恵まれた環境の人ほど逃げる理由

地域での事業などでも「上司がどうこう」とか「組織がどうこう」とか「地域がいかにだめか」とか「市長がアホだ」とかを言い訳にぐたぐたと聞きたくもない話を長々とする人が後を絶ちません。

こういう人は下っ端の頃からこういう話をしていて、自分が中間管理になっても上層部を批判し、上層部になってもトップを批判するというようなことになるのです。そして老後になっても現役世代を非難する。

その多くは所詮は宮使い、

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若手のうちに絶対身に着けたい「ビジネス会食完全攻略マニュアル」

若手のうちに絶対身に着けたい「ビジネス会食完全攻略マニュアル」

会食の本質は「店選び」ではない「今度〇〇社と会食セッティングするから店選びとロジよろしく!」

上司からの依頼。何度聞いても心臓の奥で嫌な汗が出るような、この瞬間。そう、会食はビジネスパーソンにとってできる限り避けたい「雑務」である。

単に店を選べばいいだけかと思ったら、大間違いだ。少し考えるだけでも気が重くなる調整とビジネスパーソンとしての機微が求められる。

「会社の金でうまい飯が食べられる

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「東京大学満期退学」アピールに見る、世間をまだ知らない若者を転がさない社会の重要性

「東京大学満期退学」アピールに見る、世間をまだ知らない若者を転がさない社会の重要性

 ややこしいことになってきているのですが、ホリプロに所属している元東京大学の学生さんが、単位不足で留年になるはずがなぜか東京大学を退学し、それも化学の道を究めたいので満期退学したという荒唐無稽な話になり物議を醸しております。

 本当なら実名を出すのも憚られるところなのですが、22歳ですし、タレント活動もされているということで法的には問題なさそうだってことで魚拓も置いておきます。

 何がまずいか

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西山太吉と西山事件に下された半世紀前の辛辣な結論

西山太吉と西山事件に下された半世紀前の辛辣な結論

加藤文宏

なぜいま西山太吉なのか 沖縄返還を巡って日米間で取り交わされた「密約」をめぐる西山事件の主、元毎日新聞記者の西山太吉が2月24日に心不全のため死去した。91歳だった。西山の死が報道されると、ジャーナリストの江川紹子は

とNHKの訃報を紹介した。

 江川が言う「当時のプロセス」とは何か。取材プロセスであろう。

 1971年、佐藤内閣は沖縄返還に際して地権者に対する土地の原状回復費4

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河野太郎さん(デジタル大臣)が微妙な与太話をご自身のホームページに掲載

河野太郎さん(デジタル大臣)が微妙な与太話をご自身のホームページに掲載

 河野太郎さんが、ご自身のホームページでご見解を披露されていました。

 これがその辺の人であれば「そういう意見なんですか、なるほどですね」で終わるところですが、なにぶんデジタル大臣兼消費者担当大臣なんですよね。うーん。

 企業で法務をやっている人たちが騒ぎ始めているのは、ここで言うDFFT(Data Free Flow with Trust )については経済産業省の須賀千鶴さん(商務情報政策局

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三菱MRJはなぜ失敗したのか

三菱MRJはなぜ失敗したのか

とても長くなりました。10,000字を超えています。
途中で読み疲れちゃうようだったら、ブックマークなどを利用して、分けて読んでいただけると幸いです。

なにがあったのか、まず事実関係を確認「売れなかった」からではない。

一部の論者は「MRJはユーザーのニーズに合っていないから失敗した」とかいう誤解をしているようですが、そうではありません。ニーズに合っていたか、よい飛行機だったか、という問題では

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これから家が燃える人向けnote~出火編~

これから家が燃える人向けnote~出火編~

生きてる間に家が燃える確率は4.85%(2020年データ) このnoteはもらい火事で住んでた部屋が真っ黒けになってしまった筆者が、これから家が燃えるポテンシャルを有しているあなたのために、これやっておけばよかった、これやっててよかった、をお伝えする記事である。
 ちなみに、六面のサイコロ転がしてピンゾロ出る確率は2.78%なので、結構家燃えるね!

とりあえずスペック

 私
30代既婚子持ち、

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結果をほめるとつけあがることが、プロセスをほめると「頑張り無罪」になることが。ではどうすれば?

子育てでも部下育成でも、「ほめて育てる」本がかなり出ている。しかしほめると「つけあがる」という現象がしばしば起き、まるで勉強しなくなったり働かなくなったりする。ほめる言葉は子どもや部下のやる気を高めるどころかますます動かなくなる原因になったりする。これはなぜなのだろうか?

「100点ばっかりなんてすごいね」と、結果ばかりほめたり、「営業成績トップなんてすごいね」と成績はかりほめたりすると、逆にや

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衰退が確定した国におけるプランB

経産省の「未来人材ビジョン」はとてもよく書けていて、日本の現状を突きつけるものだった。

https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

残念だけど、日本はすでに詰んでいて、今後も停滞が続くと個人的には思っている。僕がその見識を信頼する人たちも、大声では言わないけれども同じような意見だ。

なぜ詰んだといえるの

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「出産にかかる費用は最終的に補助金で戻ってくるから大丈夫⭐︎」が完全に都市伝説だった件について

「出産にかかる費用は最終的に補助金で戻ってくるから大丈夫⭐︎」が完全に都市伝説だった件について

妻が妊娠して9ヶ月になりました!

私たち夫婦は結婚してしばらく子どもができなかったので、喜びもひとしおです。しかも、おそらく女の子だといわれています。私の実家は全員男の四人兄弟という北斗の拳ばりの壮絶な家族構成だったので、もう姫になることは間違いありません。

そんな、とても幸福な妻の妊娠なのですが、ひとつだけめっちゃ頭を悩ませていることがあります。

お金です!!想定以上にかかり過ぎぃ…!!

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朝日新聞社による不公正な処分についての見解

朝日新聞社による不公正な処分についての見解

4月13日付けで朝日新聞社から停職1カ月の処分を受けます。元々、4月20日の退職が決まっていたため、実質的には1週間の停職となります。
私は、最大の政治トピックの一つになっているニュークリアシェアリング(核共有)について、重大な誤報記事が掲載されそうな事態を偶然知り、それを未然に防ぐべく尽力し、幸いにして、そのような誤報は回避されました。
朝日新聞社は、そのような私の行為について、「特定の個人や勢

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