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ep.12 乗り過ごす人、見逃す人 | サントリーニ島の冒険
アラームをセットしておいたものの、日の出が始まって10分後という、素晴らしく悔しいタイミングでハッと目が覚める。スウェットをガバッと頭からかぶり、起きたままの髪でホテルの小さな敷地内をウロウロ。ひらけた場所を見つけ、昇ったばかりの太陽を眺める。
少し先に農家の人たちがもう仕事をしている。手作業で働く農家の人たちの姿がただ美しい。彼らにとって日の出は、作業を始める自然の合図なのだろうか。朝ごは
Salt and Pepper
My life gets peppered.
It sometimes is salted.
Then I'm dried, dried, and dried till no water comes out from my eyes.
Now I’m flattened.
Sooner shredded.
Mixed.
Well, that doesn’t taste any good
What a good film does
It is no longer raining,
but I feel it from the soaked pavement.
Out of the cinema,
I sense things quietly differently.
That’s what a good film does.
Cars leave a fading sound.
The bus is not as
ep.11 イメロヴィグリとドネルケバブ | サントリーニ島の冒険
朝7時すぎ、サントリーニ島の東海岸。ビーチまで日の出を見にいく。横長の雲が水平線にかかっており、なかなか太陽の姿が見えないが、自然は一瞬で動くから見逃せない。突然、レーザーで空を切るような勢いの強い光が、雲の輪郭を縁取る。空の色を塗り替えていく。今日も海は風が強い。鋼色の表面に紺碧の波が押し寄せる。東に日が昇り、西に沈むまで一日を通してその存在を感じられる。迷子になりがちな太陽を探すようなロンドン
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