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2023年10月の記事一覧
破壊 ― 新旧激突時代を生き抜く生存戦略 (葉村 真樹)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
新型コロナの影響でいつも行っている図書館が休館になったので、手を付けていなかった本を取り出してきました。
著者葉村真樹さんによると、破壊的イノベーションで発展した企業、逆に破壊的イノベーションにより衰退を余儀なくされた企業、それぞれの営みを取り上げたとのことですが、やはり「成功事例」の紹介の方が圧倒的に多いですね。
その中から、失
知のトップランナー149人の美しいセオリー (リチャード・ドーキンス 他)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
「セイラー、ドーキンス、ピンカー、ラマチャンドラン、ジャレド・ダイアモンド…知の巨人たちが愛するエレガントな科学理論とは何か?」という“謳い文句”に釣られて手に取ってみました。
分厚い本ですが、ひとつひとつの項は数ページ、それが149人分という作りです。
本書の編者ジョン・ブロックマンが主催すウェブサイト「エッジ」にて、「2012年
真説金田一耕助 (横溝 正史)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
新型コロナウィルス禍の影響で長期間にわたっていつも行く図書館が休館になっているので、新しい本を借りることができません。
ということで、かなり以前にダウンロードしていた電子書籍の中から気軽に読めそうなものとして選んだのが本書。昭和51年9月から1年間、毎日新聞で連載されたエッセイをまとめたものとのことです。
ちょうどその頃でしょうか
ドリトル先生航海記 (ヒュー・ロフティング・井伏 鱒二 (翻訳))
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。
読む前に私が勝手に想像していた “航海記” というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。
読むとしたら「小学校の中高学年」ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
この歳になって読むと、あの井伏鱒二さんの訳な
妻のトリセツ (黒川 伊保子)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
黒川伊保子さんの “〇〇のトリセツ” シリーズ ですが、ちょっと気になっていたので、数か月前に「定年夫婦のトリセツ」を読んでいます。
それなりに首肯できるところがあったので、遡る形で「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」を図書館で予約しておきました。一年近く経ってもまだ順番が回って来ないのですが、なんと「灯台下暗し」、ずっと前に家族が買ってい
ぼくは人生の観客です (私の履歴書) (小田島 雄志)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
日本経済新聞・読売新聞への連載に加筆した小田島雄志先生の自伝的エッセイです。
今から40年以上前ですが、大学の一般教養課程の授業で小田島先生のシェイクスピアの講義を履修した経験があります。
ちょうどそのころ、小田島先生の訳による桑名正博さん・岩崎宏美さん出演のロックミュージカル「ハムレット」が上演されていて、その話題もお話しされてい
史上最大の決断 -「ノルマンディー上陸作戦」を成功に導いた賢慮のリーダーシップ (野中 郁次郎・荻野 進介)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
以前参加していた野中郁次郎氏主宰フォーラムの事務局から送っていただいた本です。
最近はいわゆる「ビジネス書」は全くと言っていいほど読んでいません。野中氏の著作も久しぶりです。
この本は、かなり長い間“積読”状態になっていたのですが、新型コロナウイルスの影響でいつも行っている図書館が長期間閉館されて、手元に読む本がなくなったので改めて
人間の経済 (宇沢 弘文)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
学生時代からずっと気にはなりつつも、恥ずかしながら、宇沢弘文教授の著作を読むのはこの歳になって初めてだと思います。
テーマは「社会的共通資本」。
読んでみての印象ですが、理論や論考で塗り固められているような内容を予想していたものの、大いに(いい意味で)裏切られました。宇沢教授の自伝的なテイストも漂う内容で、それを辿っていくだけでも
バビロン行きの夜行列車 (レイ・ブラッドベリ)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
あまり手にしないジャンルの本です。
短編集としては高い評価を得ているとのことだったので、かなり以前から気になっていました。
ちょっと変わったテイストの21の短編が収録されています。著者の得意なジャンルは「SF」のようなのですが、そういわれると、多彩なプロットでバラエティに富んでいるどの作品もちょっと“ファンタジック(幻想的)”な香り
未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (河合 雅司)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
前著である「未来の年表」も読んでいます。
「未来の年表」はその書名どおり “年表”形式 で時間軸に沿ったトピックを解説していましたが、こちら「2」の方は “具体的な生活の場面” を切り口にして、そのテーマごとに深掘りするというスタイルです。
その中で特に印象に残った指摘をいくつか書き留めておきます。
まずは、「3.あなたの仕事で
僕はこんなものを食べてきた (三國 清三)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。)
先に、元帝国ホテル総料理長村上信夫さんの自伝「ホテル厨房物語」を読んだのですが、その中に本書の著者三國清三さんも登場していました。
その記憶が残っていたせいか、いつも行く図書館の書架で目についたので手に取ってみました。
北海道増毛の漁師の家に生まれ育った「世界のトップシェフ・ミクニ」の自伝的エッセイです。
村上さんの本、三國さん