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#エッセイ
才能なんて言葉で片付けないでくれ
初めに書いておく。
これは僕自身の、ただの負け犬の遠吠えだ。
ー ー ー
自分に才能があると思ったことはあるだろうか。
僕の知る限りの狭い世界で言えば、「自分には才能がある」と言い切った人に会ったことはない。
誰かに才能を感じたことがあるだろうか。
僕の知る限りの狭い世界で言えば、ほとんどの人が誰かに才能を感じている。それくらい世の中の人は才能で溢れている。
みんなが自分にしかないものを持っ
世界はデザインでできている。
おはようございます!
だいすーけです。
6日ぶりの更新となりましたが、よろしくお願いします。
今朝は、秋山具義さん著『世界はデザインでできている』について、簡潔なレビューと考えたことを述べていきたいと思います。
ではではさっそく、どうぞ。
*
レビュー、本の概要。『世界はデザインでできている』。
先週オーダーしたものが日曜日に届き、月曜日の午前中いっぱい集中して読んだ。
秋山具義さん、『マル
言葉は武器にも盾にもならない
自分の書いた文章が初めて認められた時、
初めて女の子とデートに行った時のような高揚感で
夜眠れなかったのを覚えている。
夢中になってたくさん書いて
月末に口座へ金が振り込まれた時
何かとんでもない間違いをしてしまったような気がした。
小さいころ父が大切にしていた服を絵の具で汚してしまった時のような。
高揚感や微かな優越感は消えて
惰性で書き続ける日々が続いた。
月末には書いた分だけの金が入って
バジルトマトメンチ【#夜更けのおつまみ】
「ねぇ、マスターお腹減っちゃった」
アヤカはカウンターに倒れこみながら言った。
ここは住んでいるマンションの1階に半年ほど前に出来たBARだ。カウンターとテーブルをあわせても20席もない小さな店で、マスターが一人で切り盛りしている。夜遅くまでやっていること。料理とお酒が美味しいこと。そして何よりも疲れて家まで帰ってきたら、暖かい料理でお出迎えしてくれることが、独り身には大変ありがたく、嬉しい存在
貴方が笑えばそれで、
三年ほど前だったか。
久々に連絡をくれた友人から、あいつが亡くなったとの報せを受けた。
正確に言うと、随分前に亡くなっていたのがわかった、との事だった。
“あいつ”というのは僕が都内で売れないバンドマンをやっていたときのギターを担当していたメンバーだ。
あいつと僕は何かとウマが合い、たまたま家が近かったこともあってバンド活動以外でもよくつるんでいた。
物静かで、おっとりしていて、マイペースで
なぜ物語は、スタートに戻るのか -『ついやってしまう体験のつくりかた』より
たとえば私が東京で暮らしていたとして、多くの人と同じように、コンクリートで固められた道を踏み、日々同じ場所へ通い、箱の中で「仕事」と呼ばれ、与えられた作業をこなしていたとして。
「そうではない場所」に憧れを抱いたとき、「どうしてこんなところに、居るのだろう」と、遠い「何処か」へ想いを馳せたくなる。
そして私は、旅に出る。長く、ながく、数年は帰ってこない世界の旅に。「今まではとは違う場所」を求め
短編小説「ゆなさん」
「ゆなさんって、呼んでよ」
はじめて参加となった、職場での忘年会。くじ引きでたまたま隣席になった彼女に、苗字をさんづけで呼びつつビールを注いだら、そんなふうに即答された。
ぼくは瓶ビールをかたむけながら首をかしげた。ゆな。その名は彼女の本名とまったく異なっていた。苗字、名前となんのつながりも感じられない。ひと文字すら重なっていないのだ。
「ゆなさん、ですか」
「そう。みんなからもそう呼んでもら