三曰まり乃

ことば

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最近の記事

子供の頃、よくわかんないなーと思いながら眺めてたら、好きになってきて、なんとなくできてしまったラブな行為、それが勉強でした。作業終わりの長文で手が痺れたので、後で書き足した

私は、もともとなんとなくでしか勉強ができるようにならなかったことを思い出した。だから、私にとって、勉強とは、なんとなくわかるようになるのを待つ感じ。 で、なんとなく国語と算数はできて(筆算だけ、黒板で書かされてる時に、今自分が何をしてるのかわからなくなったのは覚えてる)中学受験時は無双してた。大手本校最上位クラスで、ルーズリーフを広める会とか作って布教してた。なんとなく面白かったり楽しい勉強しか受け付けなかった。 塾で階段を登ってた時、後ろから、算数と社会それぞれ両方を教えら

    • みてみてビーム

      君が見られたいことについて、 私はなにも言う余地がない。 私の頭の中を映し出すことについて、 君もなにも、言う余地がない。 なにかひとつを選ぶなんて、 私には到底できなかったことだ。 何者にもならなかった人は、 要は選ばなかった人なのである。 だって、選ぶことは不自由でしょ? しかし、選ばない生活も、 何も持たないことで、緩やかに押しつぶされていくのなら、 一番ラクなことを選ぶのがいいだろう。 死、以外で。 なにか選んでるうちは、他に押しつぶされることはないのだから

      • ただの日記

        3年ぶりに書く。 疲れた。非常に疲れた。 いろんなものをなくした。 結局、私が好きだったものはなんなのだろう。 それはどんどん変わっていく。 流れていく。形をつくっていく。 教育。好きでいないといけないものができた。 この人を育てないといけないだろう。 大事なものという、宿命。 表現意欲とはなんだったか。 舞台を、面白いものにすること。 それって、本当に面白いのだろうか? 言葉にすること。舞台にすること。それって。 私から、創作意欲がなくなる日がくるとは思わなかっ

        • メメンヘラ メメントモリ

          メンヘラを喜ばせようとしてしまうの本当やだ メンヘラが望んでること言ってしまうの本当やだ メンヘラのつくる教団的雰囲気に迎合するのが本当にやだ メンヘラの美学という名の気まぐれと思い込みと我儘の正当化の圧力を有り難るの本当やだ お洒落感ダサい メンヘラの選民思想を尊重するの本当やだ… メンヘラのプライドに都合よく、まわりの人権基準を捏造する、カルト感やだ… 楽に都合よく情報を編集するだけだから、 学習することもないし、世界も広がらない… 楽に特別扱いされる方法の賞味期

        子供の頃、よくわかんないなーと思いながら眺めてたら、好きになってきて、なんとなくできてしまったラブな行為、それが勉強でした。作業終わりの長文で手が痺れたので、後で書き足した

          黒目は、電車が溢すミルクを集める

          20代の女、として、綺麗な格好をして、 電車に乗っていた。 私の顔を、不思議そうに覗き見るのは、隣の知らない男の子。くろいおめめ。恐らく、3歳前後だろうか。 親子づれで、彼は父親の膝に抱かれ、母親は私の反対側に座っていた。長いシートに横並び。 今日、私は、ひとりで観劇にいく、女なのに。 ぎくっとする。 この車両で、その瞳だけが正体を知っているように思えるのだ。きっとまだ生まれながらの動物の勘が残っていて、嗅ぎつけているのだろう。 私が母親であること、 一歳の息子を預けてき

          黒目は、電車が溢すミルクを集める

          ホットミルク

          みんなが寝しずまった夜に、くるしくなり、くるしくなり、きみは落ち着くひと。 ミルクを飲み、煙を3度はいて、 あかるい空の下でさいごに詠むひと。 ねむるまえに読むひと。 iconをクリックして、 わたしはあなたを辿って、 あなたがわたしをまだ見れることを知って、 あなたの静かな4行を確認。 句点も読点もすくない、行間はない、 あなたの生をよみまして、 わたしは、やっとねむってもいいかな あ、、、 あなたが、あなたが、 どこかで黙っているのを想像しながら、 もう枕に

          ホットミルク

          不規律な部屋と兎たち

          兎たちはぺちゃぺちゃと 耳をすますと哲学していた その足どりを、穴をめがけて追いかけた、私は世界にいきたかったから 多言語に気分はぐるぐるして 噂のドアの隙間から音と光が漏れていた、夜中でも がちゃがちゃの鍵壊れ どうやら誰でもはいれるみたい、あっあいたあいた キッチン廊下を抜けて やっと目が合う、 黙って爆音狂いのチェシャ犬 うずくまると大きく黒く 出かけない慎ましい野良犬 うねった髪は自分できって、顔には謎の絆創膏 24時間、寝起きでノっている、 兎達は世界をうち

          不規律な部屋と兎たち

          はじめましてもいえない

          大好きな本を 穴があくほど見つめていたら、 顔をつっこみすぎて 紙がやぶれてしまったので 文字の破片がちらばって どこの世界の言葉か分からなくなってしまいました。 誰が書いたのか、もしくは言った?塵紙をはりつけてかんがえます びらびら、飛び出した文字は、 音声さえつけられるのです。 書いたという精神であり概念が、顔を差し出してこんにちは 「はじめまして。読んでくれているのですね」 はい、はい、自分の言葉になってしまうまで、ずっと、 その感受性フィルムを上映していました、血と

          はじめましてもいえない

          伝言ゲームのはじまり祈り

          神は必ずしも美しく私をつくってはくれなかったし、 ぎこちない逸れ者の席を与えられ、 なにもかもみんなと共有できず、 最初から愛は奪われたように思ったが、 私にしか語れない世界と時間を創造してくれた それはきっと、1人のために。  「初めに言があった」

          伝言ゲームのはじまり祈り

          三途の川は、きっと羊水でできている

          大人になりきることはなく、親側にまわっただけ。 三途の川は、きっと羊水でできている。 胎児の夢が流れている。 泳ぐのも気持ちよかろう。 対岸の子を見守るには視野を狭むどころか、鮮明であれ。 君は?と訊かれた記憶まで、答も有耶無耶なままに風にさらわれる前に、 問い続けるように生きたいな

          三途の川は、きっと羊水でできている

          time will tellも思い出せない夜に

          2019年11月3日。 文化の日の黎明、何もこないバス停で、 お隣の国の女性と、英語で愛を語った話、ここはアジアで大阪、歴史の街で、天下の台所だった。 noteも開設する前で、帰ってきて鍵垢でTwitterに書き殴った内容を、下書きとおき、ここにあげなおします。 --------- 今起こったことをありのままに話す。 コンビニでのコピー作業の帰り、夜中も喫煙所のベンチを撤去しない別のコンビニにいったら、電話中の先客の男がいた。 別に路上喫煙禁止区域ではないけれど。今日は

          time will tellも思い出せない夜に

          芋虫の瞳、這ってでも喋る

          俺は狭くても平気だからとか言って、 いつまで経ってもかえてくれないセミダブルに、既に夫と隣のベビーベッドから出てきた息子が寝ている。 狭いのが年々苦手になる私はソファでねっ転がってて寒いけど、暖房をつけるために立ち上がる気になれない。なにか貰えるとかじゃないと。ごろごろ芋虫状態だ。 付き合いたての7年前の冬、芋虫という意味が22歳の2人の間に流行って、乱歩よろしくユルス!と言いながら目潰ししあっていた。 彼を一目見た時の「あ、ずっと想像してた私の男バージョンがマジで現れたわ

          芋虫の瞳、這ってでも喋る

          真冬の台所の夢、ノックでよびさます外

          食洗機の音は、 ゴオゴオ、カタン、ちろちろ、ざああと遠くの工場と海の音 換気扇からは風の唸り がなる下で火をつける煙草のけむりは いつでも他の夜とつながるだなんて マッチ売りの少女が示してくれたこと 彼女は死んでしまったけど ここで、明日も生きるつもりの人達は 土を落とした野菜を刻んで肉を焼く コンロのスイッチをつければ、 カチカチ、バチバチバチ、焚き火、あの夏のキャンプファイヤー 今日も自然をたらふく噛んで吞み下す 昨日よりおいしくできたね すべて

          真冬の台所の夢、ノックでよびさます外

          冬の台所の夢は、外の音色をよびおこす

          食洗機の音は、 ゴオゴオ、カタン、ちろちろ、ざああと 遠くの工場と海の音 換気扇からは風の唸り がなる下で火をつける煙草の煙は いつでも他の夜とつながっているなんて マッチ売りの少女が示してくれたこと 彼女は死んでしまったけど ここで、明日も生きるつもりの人達は 土を落とした野菜を刻んで肉を焼く コンロのスイッチを、つければ、 カチカチ、バチバチバチ、 焚き火、あの夏のキャンプファイヤー 今日も自然を噛んでたらふく吞み下す 昨日よりおいしくできたね おうちでどこでも

          冬の台所の夢は、外の音色をよびおこす