みてみてビーム

君が見られたいことについて、
私はなにも言う余地がない。

私の頭の中を映し出すことについて、
君もなにも、言う余地がない。

なにかひとつを選ぶなんて、
私には到底できなかったことだ。
何者にもならなかった人は、
要は選ばなかった人なのである。

だって、選ぶことは不自由でしょ?

しかし、選ばない生活も、
何も持たないことで、緩やかに押しつぶされていくのなら、
一番ラクなことを選ぶのがいいだろう。
死、以外で。

なにか選んでるうちは、他に押しつぶされることはないのだから。

ほら、いまだってこうやって、
書くことを選んだら、あっという間にスラスラ書けた。
ありがとう。
これくらいしかできないよ。

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