見出し画像

不甲斐ないなあ

抱えきれない悲しさを、言葉に置き換えてみて
ぐっと飲み込んだ。
抑えきれない苛立ちを、言葉に置き換えてみて
ぐっと飲み込んだ。
伝えきれない苦しさを、言葉に置き換えてみて
ぐっと飲み込んだ。
もう二度と言葉になることもないと思った。

空の広さに呆然とすることがある。
空は広いもんだってわかりきっているのに
たまにそれを認められないことがある。
認められないのは
別に空に限った話ではないのだけれど。

お金について考えてみて
使わなければ価値がないこと
持ってるだけじゃ意味がないこと
皆が無性に欲しくなること
これって何かに似てる気がするって思って
命とかそういうものとそっくりじゃないか
って行き着いてみたり。

「外見と内実」
この言葉が
ここ最近僕の頭の中でずっとグルグルしていて
外見のために
僕は髪を切ったり染めたり
服を選んで買ったり
ヒゲをそったり
そんなことをしている。
じゃあ中身は?
って聞かれると
僕はこんなことしかやっていない。

僕が今までやってきたことの成れの果てが
今の僕だと
認めたい気持ちと、認めたくない気持ち
入り混じって、溶け合って
ほとんど諦めに近い気持ちになって
僕を知っている誰かと
世間様がいうきちんとした人間関係ってのを
僕は築いていくんだ。

不甲斐ないったらこの上ないや。


貴方のその気持をいつか僕も 誰かに返せたらなと思います。