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社会生活に支障をきたす『シゾイドパーソナリティ障害』について
こんにちは!今回は少し聞きなれない方もいると思うのですが、とあるパーソナリティ障害について解説して行きます。
『ふむふむ。もしかしたら自分もそういう気質が多少なりともあるな、、』とか『これ自分のことかな?』なんて思う方や周囲に当てはまる方がいるかもしれませんので
最後までお付き合いいただけると幸いです。
◇シゾイドパーソナリティ障害とは?
人との交流に喜びを感じない、性交渉や他人へ関心がほとんどない非社交的なパーソナリティ障害がシゾイドパーソナリティ障害です。
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そもそもパーソナリティ障害は持って生まれた気質や生活環境により形成された社会生活に支障をきたすほどの思考の偏り、性格傾向を指す意味で
自己愛性パーソナリティ障害や演技性パーソナリティ障害など同様の、一異種の思考の偏りであって、自閉症スペクトラムのように脳機能の障害が原因で発症するものとは別物であります。
そして、シゾイドパーソナリティ障害は統合失調質という枠組みで分類されていて、妄想や思考にまとまりが無くなる統合失調症の陰性(慢性)過程と症状が似ていることや、統合失調症を発症しやすい性質を持ち合わせている為に
統合失調の気質があるという意味でこのような分類にされています。
ではシゾイドパーソナリティ障害の特徴について次に解説していきたいと思います。
■シゾイドパーソナリティ障害の特徴
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①他人との接触を求めない、孤独を好む (友人が少ない、全くいない)
②外界への興味が極めて薄く、他人や世間への関心が全くないか、希薄である
③内面世界に没頭しやすい、自分一人で完結する趣味を持つ場合が殆ど
④感情の起伏がほとんどない、他人の評価で喜び、怒りや悲しみを覚えない
⑤金銭欲、物欲、出世欲、色欲、あらゆる欲望が極めて希薄
基本となるのが自分以外の人間の作り出すあらゆる刺激に対して無関心であるというのが根底にあるのと、外界で自分を満たすことが出来ないと反復的に感じいるが故、社会生活に置いて当たり前とされる友人、職場、恋愛関係の構築に必要な行動と乖離して行くのが
一般的な感覚値を持ち合わせている人間と比べ、集団の中で生きて行く上で障害となってしまうのが問題となります。
お金や上司など他人の評価によって自分の地位が上がることに対して無頓着を超えて、自分の意識からすら常に消えている状態で、主体的に誰かの評価や気分の為に行動してみようという気持ちも微塵も湧きません。
孤独、寂しい、他人からの拒絶による怒りもなにも感じない状態が気分によってではなく、通常と化すぐらいに長期的に続いている場合は、シゾイドパーソナリティ障害を視野に入れて検診に行って頂いた方が良いかと思います。
■シゾイドパーソナリティ障害の原因
原因の1つで多いのが遺伝です。
近親者で統合失調症などの精神障害者がいる場合、特に第1度近親者の親、兄弟に精神障害者がいる場合にシゾイドパーソナリティ障害が多く見られます。
そして冒頭にも触れましたが、統合失調症の前触れとしての感情の平坦化など、シゾイドパーソナリティ障害に似た症状が現れることもあり、これをシゾイドパーソナリティ障害と認識してしまう場合もある意味では原因として扱うことも出来るのと
幼少期からの家庭環境、養育者の愛情、感情表現の欠如、存在無視などあらゆる対人関係で満足が得られることは無いと人生の中で偏った学習をしてしまい、他の興味に意識を向ける傾向が強化されたことによりシゾイドパーソナリティ障害と判断されてしまうなど各個人によって原因は様々で
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この上にある原因以外の不明なパターンもあり、まだ未知な部分も多いとされています。
■シゾイドパーソナリティ障害による問題
・交流に対する過度のストレス
・社会生活の放棄
・高頻度での人間関係のすれ違い
・人生の方向性の欠如
他人と交流し、共感されたり、感謝されたり、評価されたり、愛されることによって自分が満たされる訳ではないので、それらを期待して行動することも、それらが無いことで苦と感じることが出来ません。
なので、社会常識や交流はただ興味関心のない自分の世界外のことを強いられているように感じてしまい、強度のストレスを感じてしまうことにより、そこで得られる利益よりもストレスの根源として交流を回避して行ってしまうが故に集団の中で孤立しやすいという問題があります。
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社会と言う枠組みの中で生きている以上、YouTube投稿など一人で完結して行ける仕事や事柄の方が特殊です。(YouTubeでさえ誰かに向けたコンテンツという意味で自分ばかり見ていては難しいと思います)
しかし、そんなことよりも内面世界を大切にしたいと閉じ持ってしまう、これが物欲や色欲などがあれば、それらを満たす為に自分の苦と感じる部分も多少は我慢して、他人と交流しながら社会生活をして行きますが
欲求も少ないというのが負に働き、社会生活を放棄して引きこもりになってしまったり、世間一般的な豊かさとはかけ離れた生き方をしてしまう。これが他人から見た時に大きな問題として映ってしまうというのがあります。
そして他人への興味関心、執着がないが為に、あらゆる人と接することで失敗したり上手くいったりのフィードバック、経験を積んでいる総量が同世代人よりも圧倒的に少ないのと、自分がやられたら嫌な気持ちになるなどの感覚値が世間一般から乖離しているので
普通では有り得ない態度や言動を相手にとってしまうことにより、人間関係で問題が生じる確率が上がってしまい、これらの問題が生じることで余計に人と接する事が億劫になって一人で過ごすという悪循環に陥ってしまう
そして、一般的に大人になったらこのように進むのが倫理的に正しいという…儒教でいう所の、しっかり働いて結婚して子ども作って親孝行して…という道を行く為の思考がない場合がほとんどで
仕事を頑張って昇給する、独立する、誰かと結婚するに為に収入などの障壁となるものを潰して行くという大まかなでも、人生の方向性が無いように見られるというのも、家族間などで考え方の大きな違いから、亀裂が入るという問題となるかもしれません。
◆シゾイドパーソナリティ障害だった場合は?
この記事を読んで自己判断でシゾイドパーソナリティ障害など認識しても、それが本当かどうか?や治療の方向性も知ることが出来ませんので、精神科を受診することを強くオススメいたします。
こちらではシゾイドパーソナリティ障害の大まかなよくある特徴を解説したのみで、統合失調症の気質が高い、妄想性が高いなど同じシゾイドパーソナリティ障害でも各個人で様々な違いがあり
もしかしたら、血液検査をしたら甲状腺機能に問題があるや肝臓機能低下などが原因で神経過敏などの性格の変異が関係しているかもしれないですし
実際に経験のある医師が話しを聞いて診断するのでは全く見解が異なって来ると思いますので、何はともあれ社会生活に支障をきたしている、きたしてしまいそうであれば、病院に行くことを強くお勧めします
そしてこの記事を書くために使ったソースや勉強させて頂いたコンテンツの一部はこちらです↓
では、ここまで読んで頂きありがとうございました。
そんな優しい真面目な皆さんがより豊かになりますように☆
またね!(●´ω`●)
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