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竹田名平
2022年8月27日 08:51
物事の表面だけを見て判断しがちですが、これは仏教の言葉で「肉眼(にくげん)」という最も能力の低い段階。修行を重ねることで、本質を見抜き、あらゆるものを見通すことのできる「仏眼(ぶつげん)」を養うことができるそうです。私は常々「本質を見極める」とは、どういう仕組みで辿り着くのか、考えています。事業開発に携わり「価値の見極め」を鍛錬している経験からしますと、三つのポイントがあるのかな、と思います。
2021年10月3日 09:46
仏典の一つ「法句経」の中で、水の話があります。舟に穴が空いており、川の水が舟の中にどんどん入ってきて、舟を沈没させてしまいます。しかし、この同じ水は、舟を浮かべることもでき、舟をおし進める水でもあるのです。人間の欲は、決して悪ではありません。欲は天地から授かった大切な命のエネルギーです。そのことに気づかず、小さな自我の、ああしたしい、こうしたい、という欲望に向けたとき「煩悩」となります。自
2021年5月29日 15:44
「人間好事節」と言う言葉があります。春にはいくつもの花が咲き、秋には美しい月がある。夏の暑さの中に吹くそよ風はなんとも心地よい、冬の雪景色は趣深い。「つまらぬことに煩うことがなければ、人間にとってどんな季節も好事節である」ということです。春夏秋冬、どの季節にも辛く厳しい時もありますが、自分が「どう見るか。どう感じるか」によって、自分の気持ちは大きく違ってきます。大きな問題に直面して
2020年8月9日 21:46
仏典の一つ「法句経」の中で、水の話があります。舟に穴が空いており、川の水が舟の中にどんどん入ってきて、舟を沈没させてしまいます。しかし、この同じ水は、舟を浮かべることもでき、舟をおし進める水でもあるのです。人間の欲は、決して悪ではありません。欲は天地から授かった大切な命のエネルギーです。そのことに気づかず、小さな自我の、ああしたしい、こうしたい、という欲望に向けたとき「煩悩
2020年8月12日 08:48
私が思うに、執着とはとらわれることではないかと思います。仏教には「空」という考えがあります。空はあらゆるものには実体がないこと実体がない、それはつまり差別するものが無い、ということです。全てが空であり差がないからこそ、何か特定のものに執着をしても意味がないといった考え方をします。とはいえ、ヒトは様々な関係があって生きているので、全て「空」というわけにはいかないひとり
2020年8月11日 19:55
愚痴、仏教用語。今となっては、言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。心の迷い「幸福論」を説く哲学者アランからすれば、愚痴は、不幸の伝播の他ならない自分の苦痛が他人を傷つけるものである決して自分の不幸を口にしないこと雨の日こそ笑顔でいることが大切であるそれこそが幸福になれる方法の一つであるだから、愚痴を言ってはいけない。私もそう思う。でも、愚痴は心の迷いであり
2020年8月11日 19:52
「人に迷惑をかけてはいけないよ」と子供の頃、よく言われた。でも考えると、ずっといろんな人に迷惑をかけっぱなしだ。学校でも仕事でも、たくさん失敗をして、よく助けてもらった。こんなことを言ったら、嫌われてしまうかもしれない。困らせてしまうかもしれないやってみたいけど、失敗して迷惑をかけてしまうかもしれない自分の言いたいこと、やりたいことを押し留めてはいけません。人に迷惑をか
2020年8月11日 19:45
諦めるは、「明らかに見極める」という仏教用語です。諦めるとは、問題の根本原因を明らかにし、それを解決するための方策を明らかにするということです。悪い状態になった時、自分がこんな結果を受けたのは、一体どこに原因があったのか。一体自分のどこに原因があったのかあきらかに見極める、ということです。事業開発をしていると、多くの壁に阻まれ、プロジェクトを断念しなければならない時がありま
2020年8月9日 21:00
「人間好事節」と言う言葉があります。春にはいくつもの花が咲き、秋には美しい月がある。夏の暑さの中に吹くそよ風はなんとも心地よい、冬の雪景色は趣深い。「つまらぬことに煩うことがなければ、人間にとってどんな季節も好事節である」ということです。春夏秋冬、どの季節にも辛く厳しい時もありますが、自分が「どう見るか。どう感じるか」によって、自分の気持ちは大きく違ってきます。大きな問題に直面