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物事の本質を見極める 仏眼

物事の表面だけを見て判断しがちですが、これは仏教の言葉で「肉眼(にくげん)」という最も能力の低い段階。修行を重ねることで、本質を見抜き、あらゆるものを見通すことのできる「仏眼(ぶつげん)」を養うことができるそうです。

私は常々「本質を見極める」とは、どういう仕組みで辿り着くのか、考えています。事業開発に携わり「価値の見極め」を鍛錬している経験からしますと、三つのポイントがあるのかな、と思います。

① 知識。様々な方面の知識を吸収する。金融、宗教、言語、科学、料理、心理、歴史などなど。一つに偏らず、多くの知識を学ぶ。② 観点。あらゆる角度で、あらゆる想定で、それ自体をみる。裏側からみる、ひっくり返す、分解する、半分削除、くっ付ける、比べるなどなど。③ ロジック。自分が今持つ知識を総動員しつつ、あらゆる観点から筋道を立ててみる。筋道がたたないものは捨て、残った筋道をじっくり考える。

「直感」は、この一連の作業を過去行なっている、もしくはものすごいスピードで行うということではないか、と思う。もちろん、外れることも多い。これは、①②③が足りていないからではないか。「直感」でなくとも、鍛錬を重ね、見極める力をつけていきたい。

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