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「⚪︎⚪︎に似てる」と言われるのが嫌いだ

「⚪︎⚪︎に似てる」と言われるのが嫌いだ

毎年かならず1回は「増田さんって⚪︎⚪︎に似てますよね」と言われる。こないだも言われた。

そのときの「⚪︎⚪︎」は芸能人であったり、発言者の知り合いであったりする。3次元のときもあるし、2次元のときもある。

人の多い街に行って「⚪︎⚪︎さんですか?」と声をかけられたこともあった。(私は「違います」、ではなく「誰ですか?」と言った)

正直にいうと、私は「⚪︎⚪︎に似てる」と言われるのが嫌いだ。

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節約のコツは我慢より満足

節約のコツは我慢より満足

この季節になると、ファッション雑誌はたいてい「ベーシック」というテーマを特集する。

ほかには「チープシック」とか、場合によっては「ノームコア」という言葉も使われる。

たぶん、4月からの新生活に向けて「暮らしを整える道具」を提案しているのだろう。

新しいものに買い換えるのではなく、今あるものを使い続けよう・・・というライフスタイルは魅力的だ。私はそういうのが大好きだ。

なのに、季節の変わり目

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私はきっと、全く同じものを買うだろう。

私はきっと、全く同じものを買うだろう。

スライ&ザファミリーストーンというバンドの曲に、runnin' awayという曲がある。

そこでは、逃げることに必死で、👟がすっかりすり減っているよ、という意味のことがうたわれる。

wear outという耳慣れないフレーズだ。



私たちは何から逃げているのだろうか。

時間に「追われる」という表現もある。誰がどっちに運動したら、時間は私達を追うのか。



ビルケンシュトックのサンダ

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ナチュラルヘアカラーオンリー!

ナチュラルヘアカラーオンリー!

私は白髪染めをしない。

青とか茶色に髪を染めたことはあった。まだ飲酒もできなかったころの話だ。

私はそのころから少し白髪があった。

いまはその数も増えている。

ストレスのせいじゃない。

もしストレスが原因なら、いまごろ坂本龍一みたいに真っ白になってるはすだ。

スニーカーの底もすり減ってきた。

これはたぶん買い換える。

でも髪の色はこのままにしておこうと思う。

教室で、生徒から「白

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社会の色

社会の色

友人が私のパーソナルカラーを診断してくれた。診断士?の資格を取ったらしい。

いろんな布を首筋から胸の辺りに当てて確かめたところ、私はダークオータムという色の人だった。ディープオータムともいうらしい。

昔ネットで自己診断した時はウィンター系という結果が出たから、やっぱり人に診てもらった方がいいと思った。

自分の色合いを教えてもらうのは、とても大きな学びになった。主観と客観の距離感みたいなものを

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アンチ・アンチエイジング

アンチ・アンチエイジング

テレビでジャニーズの有名人が30歳の誕生日を祝ってもらっていた。私は彼を24歳くらいだと思っていたので、びっくりした。

そういう私も先月、誕生日を迎えた時に「実年齢より若く見える」と言ってもらった。

それはそれで嬉しいのだけれど、私としてはむしろアンチエイジングなんて必要ないと思っている。

将来には「45歳に見える50歳」ではなく、「健康な50歳」に見えたらそれでいいんじゃないか、と私は考え

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身なりは綺麗にしたいが見栄えはムリしたくない

身なりは綺麗にしたいが見栄えはムリしたくない

おしゃれすぎる花屋に行った。正確にはグリーン系の観葉植物をメインに、花を少し置く店だった。

来客はみんな綺麗に着飾っていた。私は靴やサンダルに少し詳しいから、彼らの足元を見ることで、どれくらいお金を持っているのかある程度イメージできた。

店の内装もミニマリズム風で洗練されていた。雑誌『BRUTUS』の部屋特集みたいなシックな空間が実際にあることを知って私はおどろいた。

いっぽう、私のファッシ

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「いい変」と「わるい変」

「いい変」と「わるい変」

変な人のなかに、「いい変」な人と「わるい変」な人がいると思う。

私は「いい変」な人になりたい。

そのためには、違和感を掴み取る感性が必要だとも思う。

変なものを変と言ってもいいんです昔、のん(能年玲奈)が出した楽曲に「変なものを変だと言ってやれ」「変なのに好きだ」みたいな歌詞のものがあった。私はそれが好きでよく聴いていた。曲名は忘れたけど、アルバムの1曲目だったはずだ。

最近は、変なものに

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失われた「ふつう」を求めて

失われた「ふつう」を求めて

変なものや変なことであっても「いい変」ならそれは楽しいことだし、それを言っても言われてもいいと思う。指摘してはいけないのは「悪い変」ではないだろうか。

今見るとふつう例えばクロックスは、昔は変な履き物だったが今見るとふつうだ。電車に乗ったときに乗客の全員がスマホを見ているなんてことも、最初はすごく変なことのように感じたが、今ではむしろスマホ以外のことで時間を潰している人の方が珍しい。

そういう

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MacBookのステッカーというデスゲームに参加できなくて

MacBookのステッカーというデスゲームに参加できなくて

macbookを買った。

本来ならもっと安いパソコンでも私のやりたいことを実現できたのだが、文字が美しいという理由でこれにした。

初めはiPadとキーボードにしようかとも思ったのだけれど、注文してから家に届くまで2カ月かかりますよ、と言われて「じゃあこのさい思い切ってmacを買いませう」と決意したのである。

このnoteを書くのも楽しくなった。キーボードはやや頼りないものの、文字がとにかく美

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男の持ち物がピンク色ってそんな変ですか

男の持ち物がピンク色ってそんな変ですか

上司の前でピンク色のスマホを出したら、「え、ピンク色やん!」と言われた。変らしい。

それはiPhone SEのピンクゴールドだったので、これは数年前の話だ。とてもいい色だったのを覚えている。

あと私は、去年までピンク色のTシャツもよく着ていた。

検索したら画像が見つかった。ユニクロだ。けっこうお気に入りだったのだけれど、生地がぺらぺら過ぎてすぐだめになった。

私の場合は、厳密には桜色が好き

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ふつうの格好を追及するとふつうじゃなくなる

ふつうの格好を追及するとふつうじゃなくなる

ふつうの格好がいちばんかっこいいんじゃいかと考えてよくある定番アイテムを揃えたりしたら、それはそれで個性的なスタイルが出来上がってしまう。

「これだ!」というブレない格好を目指すよりは、状況や流行によってコロコロ主義、主張を変えてしまうほうがむしろ芯があるのではないかと思う。

他者との差異若いころは他人と同じアイテムを持つことが怖かった。

いろいろな本や雑誌を読んだりした結果、それは「どこに

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経年美化のすすめ

経年美化のすすめ

「増田友人帳さんは若く見えますね」とよく言われる。ここ1か月でも4回言われた。そのとき友人が撮った私の写真を見ると、たしかに実年齢よりは5~7歳くらい幼く見えた。(父親から借りた服を着ていたにもかかわらず)

もし「若くある秘訣」があるとすれば、それは「感動し続けること」だと私は思う。

本当の自分よりも若くなろうとすると、非常に不自然な仮面を付けないといけなくなる。

それは化粧ひとつとってもそ

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なぜシンプルなファッションが長続きしないか/体温と社会性

なぜシンプルなファッションが長続きしないか/体温と社会性

夏に向けたファッション誌を見るといつも「シンプル」というキーワードが出てくる。

実は年始に向けたファッション誌でも同じようにシンプルとかベーシックとか言われる。

でも本当にシンプルでベーシックな格好をずっと続けている人を見たことがある人はいないと思う。私もシンプル系が好きだが、どうしてもどっかに「凝った部分」が入っているものを買ってしまう。

守るものまず服とは何かを考える。

服は究極的には

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