見出し画像

私はきっと、全く同じものを買うだろう。

スライ&ザファミリーストーンというバンドの曲に、runnin' awayという曲がある。

そこでは、逃げることに必死で、👟がすっかりすり減っているよ、という意味のことがうたわれる。

wear outという耳慣れないフレーズだ。

私たちは何から逃げているのだろうか。

時間に「追われる」という表現もある。誰がどっちに運動したら、時間は私達を追うのか。

ビルケンシュトックのサンダルが好きだ。もともとは、グレイトフル・デッドというバンドの人が履いているのを観て、真似した。

ビルケンシュトックのサンダルは、いま流行りのそれとは異なり、底が浅い。

ガンダムみたいなサンダルやスニーカーが主流となったいま、これをはいていると背が低く見えることだろう。

アフリカ系アメリカ人は何から逃げるのか。どこへ帰るのか。

ヒップホップ以前の音楽から学ぶものは多い。

もちろん、私はKEENの靴やサンダルも知っている。たぶんコストパフォーマンスは、そっちのほうが優れているのだろう。

それでもビルケンシュトックを履きたい。

愛用のサンダルも、底がすり減ってきた。私はきっと、全く同じものを買うだろう。




#買ってよかったもの


この記事が参加している募集