マガジンのカバー画像

半生の記録と記憶

58
今まで生きてきた記録、感じたこと。表に出せなかった思い。蓋をしてきたこと。
運営しているクリエイター

#対人恐怖

こそこそ陰口を叩かれる中学校時代 思春期の女子との関係②

こそこそ陰口を叩かれる中学校時代 思春期の女子との関係②

不幸、地獄のはじまりは、中学校入学と同時にその予感をぷんぷん匂わせていた。

わたしは、Aと同じ中学校に進み、なおかつ、一年時に同じクラスになった。

嫌な予感がした。

複雑な感情だった。

同じグループだった仲間は別の中学へと進学していた。

グループから、Aと自分だけが抽出されて同じ空間に閉じ込められた感じだった。

気まずい空気となってしまったAとは、別の中学へと進みおさらばしたかった。

もっとみる
バレンタイン 思春期の女子との関係①

バレンタイン 思春期の女子との関係①

バレンタインの少し前から予兆はあった。

仲良くしていたグループの女子、Aがこはだのこといいって言ってた…

みたいな話は耳に入っていた気がする。

そして、ある日、手紙をもらった。

告白された。

正直Aは好みでなく、好きではなく仲良くしてるグループの一員以上には思っておらず、むしろ他にいいなと思う子がいたくらいだった。

Aに友達でいましょうとの断りの手紙を書いて渡した。

ここからが恥ずか

もっとみる
母の布団に入った夜

母の布団に入った夜

大学入試、どこの大学だったかは忘れてしまったけれど、とても緊張してナーバスになって眠れない日があった。

どうしても眠れず、落ち着かず布団の中にいることもできず、母親の寝室に入ってベッドに入ったことがある。

当時18歳。

母親に眠れないと告げるが、あまり相手にしてもらえず、あんたいい歳して…みたいに呆れられた気がする。

母は、自分の睡眠を邪魔されることを嫌がっているような感じだった。

どう

もっとみる
家庭内暴力

家庭内暴力

高校生の頃、こんなことがあった。

ある日の夜、2階の母の部屋からドンドンと大きな音と大声が聞こえてきた。

どうも、母の部屋で、兄と母親が言い争っているらしい。

なんだか、とても落ち着かなくて嫌だった。争いごとが嫌だった。母と兄が揉めてるのが嫌だった。

物を投げている音も聞こえる。母の悲鳴に近いような声も聞こえた気がする。

誰か止めて欲しいと思った。

ただ、父親は単身赴任で家にはいなく、

もっとみる
転院先の病院

転院先の病院

新しい病院での初診、医師は、よく話を聞いてくれている印象だった。

そこで、今までの経緯を話すと、医師から、社会不安障害と、抑鬱状態との診断がくだった。

診断名がついたときはなんだか少しすっきりとしたような気もした気がする。

そして、今までの治療であまり効果が感じられなかったことなどを話し、薬も変更して処方してもらい、さらに、クリニックに常駐のカウンセラーとのカウンセリングも勧められた。

もっとみる
新卒で入った会社を辞める

新卒で入った会社を辞める

新卒で入社した会社を辞めることにした。

退職願を出したときは、介護の仕事をしたい〜云々の理由を社長に伝えたけれど、それが本当の理由ではない。結果後に介護の仕事に就くことになるんだけど、それはそれから何年も先のことだった。

本当の理由は、社会に出て、対人職業、仕事ができないことがつらくて、情けなくて、自信をなくして、嫌になったのだ。

思い描いていた、イケてる社会人…には、なれなかった、そういう

もっとみる
辛かった新卒会社員時代

辛かった新卒会社員時代

新卒会社員時代はとにかく辛かった、嫌だった。

会社に行きたくなかった。

何が嫌だったのか…。

特にひどいパワハラがあったわけではないし、特別にひどいブラック企業だったわけではない(でも、残業代は出ないし、全くブラックではないかというと今の基準だと怪しい。そもそも、当時はブラック企業という言葉や概念はなかった。)

まずは本当に仕事ができなかった。

特に営業という仕事ができなかった、苦手だっ

もっとみる