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ひとりごと

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ふと思ったことを書いた記事をまとめています。
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記事一覧

こころの年齢

こころの年齢

アメリカに来てから、もうすぐ21年になる。
短大卒業後、都内のホテルに就職し最初の3年は実家を出て寮暮らし、そのあとは留学の夢を叶えるために貯金を第一優先するため実家へ戻って通勤した。留学の準備が整い、入社7年目の夏に退社してアメリカへ渡った。

渡米後、はじめは年に一度はゆっくりと1か月くらい日本に帰国するつもりでいたのだが、フランス人の夫と出合いフランスへの里帰りと交互にしなければならなくなっ

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1対1が好きだ

1対1が好きだ

私は1対1の付き合いが好きだ。
友達と会うのも数人で会ったり、大勢で集まるのもたまには悪くない。でもやっぱり一番好きなのは1対1。家族みんなで何かするのも素晴らしいけど、やっぱり夫とも二人の子供それぞれとも1対1で向き合う時間がとても充実するし、その人を理解したり関係性を築くのに一番気持ちが満たされる。

先日、普段から週末に一緒にマウンテンバイクに乗ったり、ランニングしてみたり、運動を通して仲良

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真実はたった一つでなくてもいい

真実はたった一つでなくてもいい

中学生になった長女の子育てに悩み、ふうふう言いながら過ごしている。

思えば小学4年生頃から、兆候が見え始め、苛立ったり泣いたり、親のことばに思い切り突っかかってきては、「何もわかってくれない!」と部屋のドアを力任せにバタン!と閉めて閉じこもる。

注意されることはもちろん、教えてあげようと話したことに対しても過剰に反応し、すぐにやるかやられるかの戦闘モードに入ってしまうため、冷静に伝えたいことが

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一見無駄に思えること

一見無駄に思えること

40代になってから、「自分が何を大切に生きていくのか」
そんなことをよく考えるようになった。
今日はそれについて思うことがあったので、書いてみる。

私の勤める職場は全員で7人しか従業員がいない、極めて小さな会社。
なので、オフィスのお掃除をお願いしているのは業者さんではなく、普通に家などの掃除をしているメキシコ系のおばちゃん姉妹の二人組である。

おばちゃんたちは、私が入社したときにはすでにこの

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時間を大切なひとに

最近、友達っていいなあと思うことがあった。

スクールバスで学校へ通っている娘が、朝のバスに乗りそびれ、
すでに家から車で45分の職場で、仕事に取り掛かっていた私にメッセージを送ってきた。

「ママー、バスに乗り遅れちゃった。どうしよう(T_T)」

嫌な予感はしていた。
前の晩、反抗期真っ盛りの娘とお風呂に入るタイミングについて、ものすごい口論になり、夜遅くまで、理解してもらわなければ困ると思っ

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幻滅するということ

「幻滅する」ということについて、思うことがあったので
自分の考えを見つめるために、当てもなくツラツラ書いてみようと思う。

「幻滅する」
というのはがっかりするという意味合いで使われる言葉だけれど、よく考えたら、そもそも幻滅するっているのは自分が見ていた幻を滅するということで、目を覚ますというか、もっとしっかり現実が見えるようになったということなのかもしれない。

世界や世の中に幻滅するっていうの

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悩みがあるのはいいことだ

悩みがあるのはいいことだ

いつもは朝8時出勤のため、7時過ぎに家を出て車通勤するんだけど、今日は歯医者の予約が7時に入っていたので、朝5時半起きで歯医者へ向かった。6時40分に家を出て、まだ太陽の気配の全くない、真っ暗な道を運転していくと、まだ夜なのか朝なのかわからなくなる。

歯医者へは、ダウンタウンへ向かう高速道路の乗り口へとは反対方面へ向かって運転していくのだが、対向車線はすでに2、3キロ手前から車のヘッドライトが連

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悩みは続くが、ときどき気づくいいとこも~夫婦

悩みは続くが、ときどき気づくいいとこも~夫婦

ここ数カ月、夫婦関係については本当に悶々とグルグルと悩み続けていた。仕事と毎日の生活と家事と子育てとで毎週あっという間に過ぎていき、夫との距離は縮まることもなく、用事以外の会話は弾まず、大抵の会話は子供たちに遮られ途中で消える。話し始めた途端に、相手の注意は散漫になり、会話以外のすべてのことに気が散らばる。聞こえているはずの話は何度も聞き返され、通じない。子供たちは成長しているのに、夫婦の会話は成

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結婚生活、こんなんでいいのかわからないまま・・・

結婚生活、こんなんでいいのかわからないまま・・・

結婚生活これでいいんだろうか・・・?

こんな思いが常に頭の中にある。
私の人生どうすればいいのか、「あなたは大丈夫!夫があなたのパートナーなのは間違いない!」とか「あなたのパートナーは他にいるから、ちょっとめんどくさいけど、早く別れなさい!」とか天からの思し召しがあったらどんなに楽だろうか・・・。

人と人のパートナーシップには良いも悪いもなくて、パートナーシップの数だけその形も様々なものがある

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胸が熱くなった!!

胸が熱くなった!!

昨日の帰り道と今朝の通勤の車中で聞いたPodcastで、コメディアンヌとしてアメリカで成功し、テレビ番組や、数々の書籍も出版しているチェルシー・ハンドラーさんがゲスト出演している「We can do hard things」という番組を聞いて、胸がいっぱいになるくらいすごくエネルギーを感じた。賞賛の気持ちと、寄り添う気持ちと、勇気づけられる気持ちと、とにかく言い尽くせない渦巻くようなエネルギーが心

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自分の話す言葉が自分の世界をつくる

自分の話す言葉が自分の世界をつくる

私はこの本を読んでから、書かれている4つのことを心に留めて過ごすようにしてきた。そして、一番最初に書かれている「正しい言葉を使う」ということについて、再認識するちょっとした出来事があったので、思ったことをここに記録しておこうと思う。

まず、本の紹介から。
The Four Agreements by Don Miguel Ruiz

日本語では「四つの約束」というタイトル

4つの約束

Be

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結局は自分の考えが幸か不幸かの分かれ道

結局は自分の考えが幸か不幸かの分かれ道

この間考えていたことを、忘れないようにまとめておく。ひとりごとの記録。

私は40歳を過ぎたころから、どうやったら幸せになれるんだろうみたいなことをずっと考えていた。結婚生活がうまくいかないことばかりで、何年も悶々とした気持ちで過ごしていた。それで、気持ちが落ち込んでいたときに、答えを求めていろいろ本を読んでみたり、動画を見たりして模索していた。

その中で繰り返し出てきて心に残った考え方の一つが

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カラダと時間と呼吸

カラダと時間と呼吸

最近ずっと気になっていたこと

40代も半ばに入り、年を重ねるごとに自分の体の年齢に精神年齢が追い付かないという現象が起きている。

小学生の娘が、デイケアで友達とバスケットボールのシュートを競って遊ぶのが楽しいと言って、バスケットボールをやりたいと言い出した。子供には常に何か学校以外の活動を1つくらいさせてあげたいと思っており、それまで習っていたバレエのレッスンが一区切りついたところで、バスケッ

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言葉のない「感じる」コミュニケーション

言葉のない「感じる」コミュニケーション

今朝の車通勤中に考えていたことを忘れないように記録する。

私はハイキングが好きなんだけど、誰かとハイキングするとき、良いなあって思う時間がある。大事な時間。

それは、歩き始めて色んな話をしながら、ワイヤワイヤと楽しく歩みを進めている時間ではなくて、そんな会話がひととおり済んで、会話がなくなった時間。

会話なくただただ歩く。呼吸だけ。そんな時間がなによりいい。そういう時間の方が、なにかその人と

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