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2021年3月の記事一覧
第6話 神話コレクター (投稿時テーマ「九州・沖縄」)
九州には多くの神話が眠っている。正確には、埋葬されているというべきであろうか。同様に埋葬された神話が多い土地に出雲があるが、あそこはまだ幸せだ。何故ならば、埋葬された後に、別の話へと改変されたという事実が社会的に広く認知されているのだから。
対して、九州の場合はそうではない。古来よりの神々の物語は、徹底的に壊滅させられ、埋葬され、そして別の話が捏造されている。
私は、神話コレクターと呼ばれて
不快なことのほうが記憶に残る
楽しい思い出より、不快な思いでのほうが記憶に残りやすい。
どうしてだろうと考えると、怖いからだと思う。もともと命って自分で守るものだから、生物である以上命の危機、恐怖を感じ取るセンサーって敏感なんだよね。
だから、不快な思いって嫌なことだし、嫌なことは再び起きてもらいたくない怖いものだから、人間のセンサーが感じ取るんだと思う。
逆だといいんだけど、野生の世界だと生きていけない。
今の人間の
マリモの神秘さと面白さ
本日3月29日はマリモの日だそうです。1952年に阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたのが由来となっています。マリモは淡水に生息する藻の一種で、丸く集合する性質があることから珍しがられます。更には生息条件が厳しく、寒い地域でしか生息できないようです。マリモをお土産に買うと、冷蔵庫に入れるように言われます。
マリモというのはあらゆる意味で神秘的な存在だと思っています。まずはマリモの希少性
【年功序列=悪ではない】経験を積んだからこそできる仕事は確かにある
こんにちは!
ジェリーです🔥
わたしは、大手子会社(物流系)で
営業職として勤めて3年目になります。
はじめに世の中の流れや風潮は変化し続けていて
『年功序列を廃止して、
実力主義も取り入れていく』
という企業は増えてきていますね。
わたしが勤める企業は、
古き良き日本の文化といわれるような
完全なる"年功序列企業"です。
昇給するタイミングは、
係長になるまでの12〜13年間は
【第1回】上野でよみがえる記憶
(この記事はnoteマガジン「だれも知らないイランの絵本を日本で出版する話」の第1回目の記事です。)
こんにちは。みしまです。はじめての翻訳絵本の出版を目指して、日々、奮闘しております(前回の記事はこちら↓)。
私たちが「イランの絵本を出版したい!」と企画を立てたのが2019年。あっというまに2年の月日が経っていました。
なんでイランの絵本なの? そもそもイランってどんな国なの? そう思う方
ショートストーリー 花屋のユリ
ずいぶん前のことだ。
その娘はいつも、花屋に一人でいた。
売り子は、彼女以外には見たことがなかった。
市民病院から歩いて、5分ほどの場所にある小さな花屋。
店の名前はモデスティ。
寺沢一郎は、母が市民病院に入院してからの一ヶ月、土曜の日は、母に会いに行くことが習慣になっていた。
そのとき、道筋にあるモデスティによって、母のために花を買った。
花屋の娘は、目の輝きが愛くるしく、笑顔が魅