孤高の専門学校校長
日本の流行り歌は『愛』という言葉を抜きにすると成り立たないが、同様に『幸せ』も私たちが生きている中にあって 大安売りされていると感じる。『幸せ』という言葉を Googleで調べてみても、なんだか薄っぺらく感じてしまって今ひとつ腑に落ちない。しかしそんな中にあって 唯一back number の名曲『瞬き』の歌い出しで綴られる『幸せ』の定義づけにだけは『そうだよなぁ』と、個人的にしっくりきている。 〽幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が 繰り返すよう
教員が朝礼において生徒たちに熱弁をふるっている。そのクラスの欠席や遅刻が、特に最近多いことについて指導しているのだ。その日も全員で30人の生徒中、朝礼に顔が見えない生徒が7人もいた。その状況を教員が指導する。『このクラスは最近出席状況が悪い! 社会で一番信用を落とすのは遅刻と欠勤だから、みんな このまま卒業したら大変だぞ! 自覚しろ!』みたいな話だ。教員は真剣である。生徒もその教員に注目している。 ところで教員という生き物は 教室の生徒たちを一人一人ではなく 一つの塊だ
あいみょんが好きだ。声量があって歌が上手だってこともあるけど、彼女のやり切れなかったり悩んでいたりする気持ちをまっすぐ訴える歌詞が響く。こんなオッさんにはなった私でも、上手く生きられなかった自分の遠い遠い日々を思い出させる。ライブの抽選はなかなか当たらないけど、それでも幾度かあいみょん目当てに城ホールや音楽堂に見に行く機会をいただけたし、満員の甲子園球場では彼女のこれまでの道のりをしみじみ感じて涙が出た。 あいみょんの名曲で、今の人気に繋がる導火線になった(と私は思って
『人は2種類に分かれる』とは昔からよく使われてきた言葉だ。色々な時代で色々な立場の人が色々な事柄について、人のあり方や生き方を2種類に分けてきた。ちょっと前にはローランドさんの「俺か、俺以外か」という、少々演出がかった不遜さが有名になったが、私は 人間の『しょーもなさ度』を計測する手段として『他人を笑う人と笑わない人』というものさしがあるんじゃないかと思っている。 挑戦する人は輝いているものだし、失敗しても次がある。私がこれまでの人生で接してきた中で、色んなことにチャレ
私は元来マスコミというモノには懐疑的だし しょっちゅうハラを立てているのだが、ついこないだ 性加害とやらで芸人さんが書類送検され、所属する吉本興業から解雇されたというニュースを聞くに及んで、また怒りがこみ上げてきた。もちろん彼の味方をするものではないが、芸能ニュースなどというものは、叩いてもいい対象ならブッ叩くもんだなぁと思ってしまう。 マスコミというものは、これまで自分たちの保身や利潤追求に走ってきたのだと思っている。例えば旧ジャニーズの事件では 80年代から暴露本は
しがみついていた物、手放したくない物。持ち続けていたそんな気持ちが、ある分岐点を境に『もういいか・・・』と思えてしまうことがある。達成できないことが明らかになった目標。目指すことに価値が見えなくなった目的。 人は皆、今存在している自分は、諦めと妥協の結果なのかもしれない。・・・なぁんて ここで真面目に語るつもりはない(笑) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 《私は髪色(白髪)にはフッ切れている》 子供時代から剛毛、また多毛で通してきたが、同
《『元気ですか』という題の朗読 〜『怜子』》 中島みゆき 昭和53年04月10日発売 キャニオンレコード 【プロローグ:朗読】 『元気ですか』」と電話をかけました あの女(ひと)のところへ 電話をかけました いやな私です やめようと思ったけれど いろんなこと わかっているけれど わかりきってるけれど 電話をかけました あの女(ひと)に元気かとききました あの女(ひと)に幸せかとききました わかっているのに わかっているのに 遠回しに 探りをいれてる私
つい先日出かけた先で ひょんなことからアケビ(木通)を手に入れた(実物:テーマ画像)。歓声をあげながら 少し口が割れて開いた果実に触れている内に、私の心は10歳の頃に戻っていた。予期せずこんなものに触れてしまうとノスタルジック・スイッチ(笑)が入り、懐かしくて他のことには注意が向かなくなる。 白黒テレビが年寄りの家にしかなくなりつつあった頃、私たちは竹竿に釘を打った特性のアケビ取り器を手に、この時期毎日のように山に入った。『ヒラクッのおってんあっぱかっぞ(マムシがいるか
石破さんが総理大臣になって、新内閣が発足した。しかし個人的には高市さんが選ばれなかったことの他に、いかにも残念なことがある。新閣僚の集合写真のことだ。あの写真は我が国だけでなく全世界中の人が見る。総理はじめあの写真の被写体の中で、自分たちの姿は 正しいんだろうか? とか、おかしくないのか? と疑問を持てた人が何人いただろう。 私にとってあの1枚は、ここに写る人は、着るものについて 格式や着こなしなどには構っていない人たちなんだろうなぁと感じさせられるものだった。あまりの不
《昭和枯れすすき》 さくらと一郎 昭和49年7月21日発売 ポリドールレコード 〽️貧しさに負けた いえ世間に負けた この街も追われた いっそきれいに死のうか ※1 力の限り 生きたから 未練などないわ 花さえも咲かぬ二人は枯れすすき 踏まれても耐えた そう傷つきながら ※2 淋しさをかみしめ 夢を持とうと話した ※3 幸せなんて 望まぬが人並みでいたい ※4 流れ星見つめ 二人は枯れすすき この俺を捨てろ なぜこんなに好きよ 死ぬ時は一緒と あの日決めたじゃないのよ
いわゆるリーダーシップやリーダー論というものは 世間に溢れかえっているが、リーダーとして絶対必要かつ最も重要な任務は、チーム内の表面的な笑顔を増やすことではなく『決める』ことだと思う。 不遜な物言いになるが、世の中には部下の顔色を見ているだけで、自分の価値観や考え方に照らして最善だと信じる判断をしない上役が多いと感じる。そんな人物をリーダーに頂く組織は少なくないんだろうけど、最近特に増えてきたなぁと感じるのは以下の2つかなぁ。 1.仲良しごっこチーム チームの
今年のマクドナルドの月見バーガーのCMは、月に行ってしまったかぐや姫(宮﨑あおいさん)が、『よっ!』と手をあげて、地球で長年住んでいた懐かしい我が家に現れるのが印象的だ。 このCMには前年の同シリーズに引き続き、松重豊さんが翁(おきな)役で出演している。私の一番好きなTV番組の一つである『孤独のグルメ』の松重豊さんの役どころはホントいい。この世には厚かましい中高年というものが佃煮にするほど存在するが、物語の中での彼はそんな輩の対極にあるような、至極良識的なサラリーマンで
いや、ここに紹介する方々は、売れてないわけではないんですよ。十分売れてるし実績もあるんだといえばそうかもしれないんですね。主題歌なんかも歌われてますしね。ファンの人なら『何をお前は失礼なことをブッこいてんだ?』と怒るかもしれないんですけどね、彼女たちならば 実力的にはもっともっとスコーンとハネてもいいのでは? と思ってるだけなんですよ。〇週連続1位! みたいことになったら嬉しいなぁってだけの失礼な独り言です。はい。 《ハンバートハンバート》 夫婦のデュオ。奥さん(佐野
大リーグの大谷翔平選手はホントに大活躍ですね。ついこないだ今年から移籍したドジャースが地区優勝を果たしたってことで、ニュース番組でチームメンバーによるシャンパンのかけ合いをしているところを随分見せられた(ビニールでビッシリカバーされた部屋で)。しかし毎回あの類いのヤツを見せられる度に『アレ、いる?』と思う。いくら嬉しいか知らないが、大の男たちがやることなのかな? と思ってしまう私は白けているんろうか? 私が生理的に受け付けない行為としてどんちゃん騒ぎというものがある。
友達同士で ある縛りを作り、その制限を守ってやる遊びがあった。例えば部屋の床は実は川で、そこには人喰いワニがウヨウヨいるから、落ちないようにしないといけない制限の中での鬼ごっこや、机を卓球のコートに見立て 下敷で軟式テニス球をミスせずに30回連続で打ち合うとかといった類いのヤツだ。 若い頃の一人遊びゆえ もはや時効でお許しいただきたいのだが、私がよくやったのは結婚相手探しである。『今日の帰り道、家に着くまでにすれ違う女性の中の一人と結婚しなければならない』という至極非人
《恋の奴隷》 奥村チヨ 昭和44年6月1日発売 東芝レコード 〽️あなたと逢ったその日から 恋の奴隷になりました あなたの膝にからみつく 小犬のように ※1 だからいつもそばにおいてね 邪魔しないから 悪い時はどうぞぶってね ※2 あなた好みのあなた好みの 女になりたい あなたを知ったその日から 恋の奴隷になりました 右と言われりゃ右むいて とても幸せ ※3 影のようについてゆくわ 気にしないでね ※4 好きな時に思い出してね あなた好みのあなた好みの 女になりた