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シャンパンファイト

 大リーグの大谷翔平選手はホントに大活躍ですね。ついこないだ今年から移籍したドジャースが地区優勝を果たしたってことで、ニュース番組でチームメンバーによるシャンパンのかけ合いをしているところを随分見せられた(ビニールでビッシリカバーされた部屋で)。しかし毎回あの類いのヤツを見せられる度に『アレ、いる?』と思う。いくら嬉しいか知らないが、大の男たちがやることなのかな? と思ってしまう私は白けているんろうか?

 私が生理的に受け付けない行為としてどんちゃん騒ぎというものがある。アレが全くダメでサブイボが出る程なのだが、シャンパンファイトはどんちゃん騒ぎと同類の行いだと思う。経験上それが好きな人々は、ひとたび酒席を設けると極めて短時間の間にフルスロットルとなり、無法状態を繰り広げ始める。私は外で酒をほとんど口にしないこともあって、大声で無遠慮になってしまうその手の方々とはどうしても馬が合わず、近くにそんな人たちが来ると構えてしまう。

 世の中にはアレルギーというものがあるが、それと同様 嫌いとかというものではなく、受け付けないのである。だから当然だが巡り合わせでそんな人たちと同席しなければならなくなったとしたら、全く楽しくない時間を過ごさねばならないばかりか、時に恐怖に近い感情さえ芽生えるのだ。

 偏見かもしれないが、羽目を外すのが大好きだの 必要だのと思っている人は、他人がイヤだと思っている事さえ『イテマエ』でやってもいいと判断できる人だろうと勝手に思っている。だからもし、『今日は用事があるから祝賀会はパスします!』みたいなメンバーがいたら、『ノリの悪いヤツ』とか『気持ちを一つにできないヤツ』みたいになって許さないんだろうなぁとも思う。
 イヤ、実際には もし私がその立場だったら帰りはしないですよ。帰らず付き合うけど、全く乗り気ではないことは間違いないでしょう。でもシャンパンファイトを必然だし喜べるって方々には、私のような人の気持ちはきっとわかってはもらえないでしょう(笑)

 我が国のプロ野球で間も無く年間の勝者が決まるのかな? どこのチームが優勝しそうなのかは全く知らないけど、日本では伝統的にビールをかけ合う。私とてやる気やモチベーション、一体感なんかの熱い気持ちの重要性や必要性はわかっているつもりだけど、シャンパンもビールも飲むものでかけ合うものじゃない。
 もう一度言うけど『アレ、いる?』

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