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拝啓 はじめて記事を読むあなたへ
自己紹介します年齢30代後半、うお座。
日本有数の田舎町の出身
夫、娘、私の両親の5人暮らし
<外見>
童顔ゆえ年齢より若く見られます。
飲み屋で会った見知らぬオジサンに「君は若い頃の阿木燿子に似ている」と言われ、握手を求められたことがあります。本当に似ているかは不明。
<性格>
人見知り、無口、内向的。
友人は多くないけど、情は人並みにあります。
一度仲良くなったら「桃太郎」の仲間の猿の
死に向き合うと見えるもの
文字通り死にそうだった今回の入院は辛かった。体調的に絶不調で、このまま死んでもおかしくないと本能的に感じた。
ぐぁんぐぁんと不吉なビートを刻む頭痛と、意味不明なタイミングで襲ってくる吐き気に、ただ横たわって耐えるだけの一日。
アリ地獄に足元を掬われて、もがけばもがくほど、ズブズブと奥に吸い込まれていくような恐怖と闘っていた。
とてつもなく辛くて、孤独で、生きた心地がしなかった。
実際、私の
近況と「無人島のふたり」の感想
まずは近況先日の胸のエコーでは、腫瘍がかなり小さくなったことが分かった。胸のシコリも、脇のシコリも。抗がん剤が良く効いている証拠。嬉しい!
無人島のふたりを読んで病院の待ち時間に山本文緒さんの「無人島でふたり」を読んだ。学生時代から山本さんの小説が好きでよく読んでいたし、好きな作家のひとりだ。
山本さんは2021年に膵臓がんで亡くなられた。この本は、彼女が膵臓がんのステージⅣで余命宣告を受けて