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2回目のデートで夢から醒める。


初デートより2回目が鬼門


どういうわけか、初デートで盛り上がった相手と2回目が盛り上がらない。

先日も1回目のデートでお鍋屋さん、2回目のデートで居酒屋をハシゴしたけれど、2回目の待ち合わせの時に突然、夢から醒めてしまった。初デートの後の帰り道は、気分が盛り上がって、「また会いたい」、「付き合いたい」という気持ちが高まっていたのだが、2回目の待ち合わせの時に「なんか違う」となってしまった。

もう夢から醒めてしまうと、異性として見られなくなってしまうので、2回目のデートはほぼやり過ごすに近い。男友達と話しているような感覚で、なんとなくそれっぽい時間になるまでお酒を飲み続ける。

不毛だ。

相手は逆に1回目より2回目の方がボルテージが上がってきているので、時には帰り際にキスされそうになって、慌てて拒否したりと温度差に苦しむ。

3回目のデートに辿り着く人は少ない。
逆に3回目のデートに辿り着く場合は、ほぼ確実に付き合う。
それ以外の大体の人には、2回目が終わった段階で「私たち、友達でいましょう」宣言をする。

私だけだろうか。

昔からこうだった。

「いいかも?」と思うとじっとしていられないタチで、速攻で自分から食事に誘うものの、2回目のデートで「やっぱ無理かも」となって「ごめんなさい」をする。そういう急展開を繰り返して、相手を振り回してしまう。
相手に申し訳ないなとは思いつつ、「デートは自分に合った人を見極めるトライ&エラーの場だから仕方がない」と自分に言い訳している。


2回目のデートで夢から醒めない人


2回目のデートで夢から醒める人と、付き合って別れるまで夢から醒めない人の違いは何なんだろう。

外見の問題ではない。外見がタイプの人でも夢から醒めたことが多々ある。
スキンシップの速さでもなさそうだ。1回目で手をつないでも2回目で無理になったケースもあったし、逆に手をつながないまま終わったケースもあった。
追う・追われるの問題でもない。女子の中には追われると突然冷めるタイプがいるらしいが、私は好きな人にならいくらでも追われたい。

じゃあ何の問題か。

思うに、鍵となるのは恋愛ホルモンの分泌量だと思う。
夢から醒めない人に対しては恋愛ホルモンが出続けている感覚がある。手をつなぐだけで胸の奥がきゅっとなる。「夢から醒める」というのは、恋愛ホルモンが出なくなる状態に近い気がする。

なぜホルモンが出たり出なかったりするのかは、もう本能的で動物的な問題なので説明が難しい。

本能的に人を好きになってしまうのだ。

外見とか性格とかじゃなく、匂いとか雰囲気とか温度感とかそういうモヤッとした生理的なもののトータルで恋に落ちてしまう。
だから、好きなタイプを聞かれると答えに困る。一応、自分が好きな外見や性格を答えるものの、実際は好きなタイプとはかけ離れたタイプを好きになったりする。「彼のどこが好きなの?」と聞かれても「全部」としか答えられず、信憑性に欠ける答えになってしまう。
好きな理由が「やさしいから」とか「面白いから」とかじゃなくて、「ただただ好き」とか「なんか分かんないけど死ぬほど惹かれる」みたいなふわっとした理由であることが、なかなか他の人に理解してもらえない。

以前、恋人がいない時に「居ても立っても居られないような、喉から手が出るほど欲しいような、本能的な恋がしたい」と言ったら、友達に「完全に恋に恋しちゃっているね」と驚かれた。私からすれば、その友達の返事が驚きだった。
なぜなら、私は恋愛している時はいつだって、居ても立っても居られないような、喉から手が出るほど欲しいような状態になるからだ。友達にそれを言ったら「そんなの少女漫画の中だけかと思ってた」と逆に驚かれた。もしかしたら私は恋愛体質なのかもしれない。あんまり私のように本能とかホルモンに振り回される人はいないのかもしれない。

どんなに性格が良くても、外見がタイプでも、生理的に惹かれないともうダメ。「なんで付き合えないの?」と聞かれても、「生理的に・・・」としか説明ができない。
自分でも「なんでこんな素敵な人にときめけないんだろう」と自責の念にかられることもあるが、ときめけないのだから仕方ない。手をつないでも胸の奥がきゅっと締めつけられないし、心の中が波一つ立たない「凪」の状態になってしまうのだから仕方ない。


2回目のデートで夢から醒める理由


ではなぜ、それが2回目で起きるのか。
つまり、なぜ1回目のデートでは夢から醒めないのか。

それは、1回目のデートは緊張して判断ができない状態にあるからだと思う。

初デートというものに未だになれない。毎回ド緊張してしまう。とりわけ相手の香水の匂いがきつい時とか、「あぁ、このために気合入れてきたんだなぁ」とか分かっちゃうと、こっちまで緊張してしまう。
デート中も、何か話さなきゃ、面白いこと言わなきゃ、メイク落ちてないかな、歯に食べ物が挟まってないかな、と脳がフル回転してしまい、ナチュラルな状態でリラックスしてデートを楽しむことができない。

その結果、緊張で正常な判断ができず、さらには吊橋効果で緊張のドキドキを恋愛のドキドキと勘違いしてしまい、1回目のデートだと「ありかも?」と思ってしまう。

その誤った判断が、2回目のデート、つまり初デートよりは肩の力が抜けた状態の時に露呈するというわけだ。

ここまでデートをロジカルに分析してしまうと、ときめきもくそもないが、私の2回目のデートで起こっていることは要すればこういうことだと思う。

2回目のデートで夢から醒めない人を探すのは大変だ。
イケメンで明るい人が好きなら、友人に「イケメンで明るい人がいたら紹介してほしい」と言えるが、「私が2回目のデートで夢から醒めなさそうな、生理的にアリな人を紹介してほしい」と言われても友人も困るだろう。

こればっかりは自分の本能でしか判別できないから、センサーにひっかかる人と出会うのを待つばかりだ。


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