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記事一覧

甘やかされ型と発達障害:共通点と相違点、支援の在り方

甘やかされ型と発達障害:共通点と相違点、支援の在り方

子どもの育ち方や発達に関する問題は多岐にわたります
昔は問題にされなかったこと、見つけられなかったことも、理解が進み明らかになってきました
幼保の早い段階から保健師等の目が行き届くようになり、早め早めの対応が成されるようになってきました
早く対応することで、子どもの特質に応じた適切な指導ができるようになり
一定の改善が可能となります

その中でも「甘やかされ型」と「発達障害」という二つの概念は、

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学校に行くことがすべてではない:不登校とその代替アプローチ

学校に行くことがすべてではない:不登校とその代替アプローチ

学校に行くことがすべてではない:不登校とその代替アプローチ

はじめに義務教育である以上、親は学校に行かさなければなりません
そういう意味で、就学年齢になった子どもはすべて学校に行きます
このことは、今まで疑問に思ったこともないと思います
むしろ考えたこともないことです

学校に行き学習することが当たり前であるとみんなが考える時代でした
現在は少し考えを見直すべき時代ではないかと考えます

学校教

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甘やかされて育った人と不登校の関係:社会性、仕事、人間関係の影響

甘やかされて育った人と不登校の関係:社会性、仕事、人間関係の影響



あなたの周りには、「甘やかされて育って人」と感じられる人はいるでしょうか
このコラムを読んでもらうと、もしかしたらイメージできる人がいるかも知れません
そして、どのような行動で周りを困らせているのか、いないのか考えてみてください
では、甘やかされて育った人、不登校、社会性をテーマに、話を進めていきます

甘やかされて育った人が一定の特質を表す背景には、
親の過保護や過干渉が大きく関与しています

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甘やかされて育った人の特性と未来

甘やかされて育った人の特性と未来



はじめに近年、少子化が大問題となっています
様々な政策が功を奏さず、少子化に拍車をかけています
家庭に子どもが少ないことで、子育てそのものにどのような影響があるのか、
必要以上に大切にされすぎて育てられ方に問題があるのか、
そして不登校との関係はどうか、
これらについてはさらに調査が必要です

不登校の問題は、日本社会、とりわけ学校や家庭で大変心配な問題となっています
実際に子どもを育てる親に

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不登校にアクションを!

不登校にアクションを!

あなたは
「見守る」
タイプですか?

それとも
「登校に向けてアクションを起こす」
タイプですか?

カウンセラーや教育相談に
アドバイスを受けることがあるでしょう。
どんな話をされたのでしょうか?

普通は、
「どうしたらよい。こうしたらよい。」
など、カウンセラーからアドバイスは
言わないのではないでしょうか。

以前からの教育相談等では、

「いいですね。それでいいですよ。」

など、受容

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学校に、行かなければならないの?

学校に、行かなければならないの?

この気持ちが吹っ切れないでいる
親としては当然です
学校に、他の子どもたちと同じように
元気で通ってほしい
これがすべての親の願いですよね

ところが、何らかの原因で
子どもが学校に行かなくなる
行けなくなる
休みがちになる

そうすると、親としては大変です
どうしたらよいのか分からなくなったり
何とかしたいと焦ったりと
穏やかに仕事や生活ができなくなってしまいます

親自身は、学校に通ってきまし

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不登校「子ども」のワードで検索するあなたに

不登校「子ども」のワードで検索するあなたに

あなたの抱えた問題を推察するのは、とても難しい事です。
パズルのように必ず当てはまるようなピースはないからです。
でも、パズルのピースを探すことはできます。
あなたに当てはまるピースは必ず、あります。

例えば、次の□の中に、あなたの気になっている
キーワードを入れてみてください。
□は、3つです

□1
□2
□3

次に、気になる順番に並べてください。

カテゴリーが
1子ども自身のこと
2学

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学校に行かない「我が子」を見るとき

学校に行かない「我が子」を見るとき

つらいものですよね
あなたの気持ちが一番凝縮した瞬間でしょう
不安な毎日が続いていきます

まずあなたの気持ちは、
「どうしたらいいの!」
ですね

これから
どんどん不登校が進んでいったらどうしよう
不安が押し寄せてきます

「落ち着いて」
こう声をかけられても、
できるものではありません

こんな時は、こうしましょう

1.月曜日になると学校に行きづらい
これは、不登校初期の様子です
といって

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あなたと手をつなぐこと

あなたと手をつなぐこと

あなたは、しっかりつないでください
あなたしかいないから。。。

そうでしょう?

そして、もう片方の手を私に向けてください
私はしっかりあなたと手をつないでいます
私は、それを仕事としてきましたよ
昔から、教職を続けてきて
絶対にしなかったことは、
目の前にある「手」を離さなかったこと
いま、私は多くの子どもたちを抱えた、
「あなた」の
パートナーとなることを願いに、はじめたのです

子どもたち

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フレンド

フレンド

子どもにとって友達の存在は大きい、
影響力のある存在であることは
いうまでもありません
我が子にとって、「友達」とは、どのような存在なのか
きっと今まで深く考えてきたことは、ないのではないでしょうか

影響を与えるものではあることは分かっていた
「あの子は」「この子は」
時には「肯定的に」、時には「否定的に」
見ていたのではないかと思います

我が子と「周りの子」を、考えてみてください

地域では

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学校に行くのは、何のため?

学校に行くのは、何のため?

あなたは、勉強が好きですか?

勉強の好きなあなたは、
学校で授業中しっかり話を聞き
先生の言う通りにまじめに
取り組んできたのでしょう

そうでないあなたは、苦手な学習はあるものの
あきらめず宿題にもしっかり取り組んできたと思います

勉強の苦手なあなたは、難しい学習にも先生の指導の下
努力して理解しようと日々がんばってきたと思います

このように、ほとんどの人の気持ちの中で、「勉強は、するもの

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NG

NG

気になりますよね?
してはいけないのではないか
言ってはいけないのではないか

気を使いますよね?
我が子ながら腫れ物に触るようになってしまいます
これではいけないと思いながら、ドキドキしながらの対応

「学校に行くの?」「どうするの?」
言いたいことは、山ほどあります
ぐっと堪えて、様子をうかがう

親でありながら子どもに思ったことが
言えなくなると大変です

声かけの仕方や対応の仕方が分かった

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「遊び」と言う名のいじめ

「遊び」と言う名のいじめ

「遊び」という名のいじめ

「遊び」
子どもが、こう言って自分の行為を「はぐらかす」こと
学校の教師をしているとよくあります

このような場合、あなたならどう答えますか?

「相手が悲しんでいる」
「相手の思いはどうであれダメ」

その時、こう思います
「こんなことを許しておいたら、学級の雰囲気が壊れ
このような遊びがまかり通る学級になってしまう」
一学期はまだまだ心配です

二学期になると、学級

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話し相手

話し相手

あなたは誰かに話をしたい、
聞いてもらいたいと思ったことはありますか?
その誰かとは?

「話したい、悩みがある」
こんな時、
人は、話を聞いてもらうことで
「考えがまとまったり」
「気持ちが楽になったり」
するものですよね

でも、「そんな人誰もいないよ」
と言う人もいるでしょう
「仲のよい何でも話せる友だちがいるよ」
こうおっしゃる人もいるでしょう

「家族で何でも話し合うよ」
と言う人

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