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本当に頭がいい人の文章からにじみ出る「知的正直さ」とは?

本当に頭がいい人の文章からにじみ出る「知的正直さ」とは?

こんにちは!

文章を書くとき、ついつい「馬鹿っぽく見えないだろうか」と考えてしまいませんか?

間違った日本語・文法を使っていないか、稚拙な表現はないか、誤字脱字がないか、説得力のあるロジックになっているか……あれこれ悩みながら文章を書いている人も多いと思います。

ただ、その過程で見過ごされがちなことがあります。
それは「知的正直さ」です。

ぼくは編集者として、これまで数えきれないほどの文章

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ブログ|読まれる5つのタイトルの特徴をまとめてみた!

ブログ|読まれる5つのタイトルの特徴をまとめてみた!

ブログはタイトルが9割。
タイトルで読者を惹きつけると、読まれるようになります。
今回のポイントは『の』。
この記事では、サクッと読まれるタイトルが書けるようになります!

読まれるタイトル5つの特徴すべて超重要ポイントです。

1.穴埋め

大事なポイントを隠す!

Web発信は○○が命!
ダイエットには○○が最適!
20代のうちに○○はしておけ!
noteで稼ぐ唯一の方法は〇〇!
あなたが結婚

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あなたの文章に〝引力〟を発生させる、3つの問いかけ。

あなたの文章に〝引力〟を発生させる、3つの問いかけ。

きょうは、書き手にとって大事な話をします。

まずは、あなたに質問です。

僕が仕事で原稿の相談を受けるとき、真っ先に考える良し悪しの基準ってなんだと思いますか?

言い回し? ……違います。
構成? ……違います。
テーマ? ……惜しい。

僕が真っ先に考えるのは〝引力〟です。

読んだとき、惹かれるなにかを感じたかどうか。「弱いな」「浅いな」「薄いな」となったら、その原稿は初動の段階でしくじっ

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文章構成の王道〝結論ファースト〟には例外があります。

文章構成の王道〝結論ファースト〟には例外があります。

この記事に辿り着いたあなたは「書く」こと「伝える」ことに興味があるのだと思います。

そこで、質問です。こんな定説を目にしたことはありませんか?

「文章は〝結論〟から書く」

読者は冒頭の何行かでその文章を読むかどうか判断する。だから、結論が後回しの構成になんて付き合ってくれないよって理屈ですね。

しかし、あなたが伝えたいこと、その書き方で本当に大丈夫?

というのが、今回のテーマです。

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難聴のぼくが文字を書く理由

難聴のぼくが文字を書く理由

なぜ、ぼくはこんなにも文字が書くのが好きなのだろう。

ふと思ったのでここに書き留めたいと思う。

ぼくは生まれつき難聴です。
未熟児で生まれたからなのか聴力を少しだけお空に返しました。

小学校、中学校と兄ふたりを追いかけて
聴こえる学校に通いました。

テレビの音や高い音、電車のアナウンスや女性の声が無音に等しい世界で耳で聴くことと声を使って話すことが当たり前の世界に15年間いました。

家族

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伝えたがりな書き手による〝全部乗せ〟文章。タイパは最悪。

伝えたがりな書き手による〝全部乗せ〟文章。タイパは最悪。

「タイムパフォーマンス」という考え方が定着してきています。

如何に時間をかけることなく大きな満足を得るか。コストパフォーマンス(費用対効果)の時間版ですね。「タイパ」「タムパ」と略されるようです。

さて、今回はそんな「タイパ」が最悪になってしまう文章のお話です。

端的にまとめるのが苦手。
伝えたいことだらけで収拾がつかない。
字数(尺)を大幅にオーバーしてしまう。

当てはまる書き手の方は、

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あなたの文章が5倍読まれるコツ【たった1つの裏ワザ】

あなたの文章が5倍読まれるコツ【たった1つの裏ワザ】

今ここにバナナがあったとしよう。

あなたは何について語るだろうか。

黄色さについて語りたい人もいれば、品種について語りたい人もいるだろう。

ものの見方というのは人の数だけある。

ここを知ってほしい!
という部分を自分で見つけ、魅力をどうやって相手に伝えるか。

これができれば、あなたの文章は今の5倍読まれることになるでしょう。

カメラをイメージしよう

あなたは今、カメラを持っている。

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【山門文治式】ホントに捗るライティング術・前半

【山門文治式】ホントに捗るライティング術・前半

相方(三連休)がこんな記事を書いていた。

これに呼応するかたちで、山門文治式の捗るライティング術というものを公開する。
ぼくらコンビは、「売れる」を三連休が、「書ける」を山門文治が担当する形で分業を行っている。それぞれの専門分野をもち、互いの強みをかけ合わせていくのである。
餅は餅屋という言葉があるが、そのとおりだと思う。ぼくの親戚は長野市内で餅屋を営んでいるので、その関係で毎年餅屋の餅がうちに

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「オリジナリティある文章」を書くためのトレーニング

「オリジナリティある文章」を書くためのトレーニング

こんにちは!

この連載企画では、「うまい文章」を以下のように定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、3つめの要素である「独自性」について解説します。

1つめの「わかりやすさ」と、2つめの「モチベーション」はこち

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編集者は「上手な文章」を求めているのか

編集者は「上手な文章」を求めているのか

そう思って、私のnoteを読んでくださっている方もいるかもしれません。

では、「上手な文章」とはいったいどういうものなのでしょうか?

「上手な文章」のイメージはありますか?

流れるように読むことができて、論理構成もバッチリで、人の心を動かす魅力にあふれた文章。

手を入れる箇所が見当たらないような一文字一文字にまで配慮が行き届いている文章。

そんなイメージでしょうか?

「上手な文章」より

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「書きたいけど書けない」ときに試したい5つのこと

「書きたいけど書けない」ときに試したい5つのこと

こんにちは!

前々回、「うまい文章」を以下のように定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、2つめの要素である「モチベーション」を高める方法を解説します。

1つめの「わかりやすさ」はこちら。

レポート、感想文、

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〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

創作大賞の募集がはじまって、1週間が経ちました。

大手メディアから書籍化・映像化のチャンスということで、昨年は3万4000もの応募があったそうです。今年はもっと増えるでしょうね。

しかし一方で、

「自分に創作の才能なんて……」
「そもそも、そんな何万字も書けないよ」

と思った方も多いのでは?

長い文章を書くのが苦手。
話がふくらまない。
おもしろさが今ひとつ伝わらない。

実はかつての僕

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「文章わかりやすいね」と言われる人が実践する2つの習慣

「文章わかりやすいね」と言われる人が実践する2つの習慣

こんにちは!

前回、「うまい文章」をこう定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、1つめの要素である「わかりやすさ」を高める習慣を解説します。

「わかりやすさ」は、「知識(=わかりやすく書く方法を知っているかどう

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文章はけっきょく、書き出し————魅力的なリード文のつくり方

文章はけっきょく、書き出し————魅力的なリード文のつくり方

この記事はこんな人のために書いています。

ぼくはこれまで、noteでたくさんの記事を書いてきました。
公開されている分だけでも、130記事あります。
本格的にnoteを始動したのは、今年(2024年)の1月なので、それから100記事近く書いています。
そのぼくが断言したいのは、文章はけっきょく、書き出しということです。
いい書き出しさえ書けてしまえば、あとはもう流れるように書けますし、それに呼応

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