マガジンのカバー画像

文章術

14
運営しているクリエイター

記事一覧

「オリジナリティある文章」を書くためのトレーニング

「オリジナリティある文章」を書くためのトレーニング

こんにちは!

この連載企画では、「うまい文章」を以下のように定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、3つめの要素である「独自性」について解説します。

1つめの「わかりやすさ」と、2つめの「モチベーション」はこち

もっとみる
書くという単純作業から歓びを摘出する。

書くという単純作業から歓びを摘出する。

※これはかなり上級者向け情報です。
(というより、ライティングテクニックみたいなとものとは隔絶された精神論みたいなものになります。それ故に、必要とする人としない人が、はっきり分かれる内容になるかと思います。)
それどころか、ある段階まで行けば、もはや必要ない能力でさえあると思います。
それでも、読みたい人だけ読み進めてください。
ただし、読み進めるならある種の覚悟が必要です。

文章の上達を指南す

もっとみる
編集者は「上手な文章」を求めているのか

編集者は「上手な文章」を求めているのか

そう思って、私のnoteを読んでくださっている方もいるかもしれません。

では、「上手な文章」とはいったいどういうものなのでしょうか?

「上手な文章」のイメージはありますか?

流れるように読むことができて、論理構成もバッチリで、人の心を動かす魅力にあふれた文章。

手を入れる箇所が見当たらないような一文字一文字にまで配慮が行き届いている文章。

そんなイメージでしょうか?

「上手な文章」より

もっとみる
「書きたいけど書けない」ときに試したい5つのこと

「書きたいけど書けない」ときに試したい5つのこと

こんにちは!

前々回、「うまい文章」を以下のように定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、2つめの要素である「モチベーション」を高める方法を解説します。

1つめの「わかりやすさ」はこちら。

レポート、感想文、

もっとみる
〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

〝長文アレルギー〟は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけ。

創作大賞の募集がはじまって、1週間が経ちました。

大手メディアから書籍化・映像化のチャンスということで、昨年は3万4000もの応募があったそうです。今年はもっと増えるでしょうね。

しかし一方で、

「自分に創作の才能なんて……」
「そもそも、そんな何万字も書けないよ」

と思った方も多いのでは?

長い文章を書くのが苦手。
話がふくらまない。
おもしろさが今ひとつ伝わらない。

実はかつての僕

もっとみる
「文章わかりやすいね」と言われる人が実践する2つの習慣

「文章わかりやすいね」と言われる人が実践する2つの習慣

こんにちは!

前回、「うまい文章」をこう定義しました。

=================================
うまい文章=「わかりやすさ」×「モチベーション」×「独自性」
=================================

今回は、1つめの要素である「わかりやすさ」を高める習慣を解説します。

「わかりやすさ」は、「知識(=わかりやすく書く方法を知っているかどう

もっとみる
文章はけっきょく、書き出し————魅力的なリード文のつくり方

文章はけっきょく、書き出し————魅力的なリード文のつくり方

この記事はこんな人のために書いています。

ぼくはこれまで、noteでたくさんの記事を書いてきました。
公開されている分だけでも、130記事あります。
本格的にnoteを始動したのは、今年(2024年)の1月なので、それから100記事近く書いています。
そのぼくが断言したいのは、文章はけっきょく、書き出しということです。
いい書き出しさえ書けてしまえば、あとはもう流れるように書けますし、それに呼応

もっとみる
5倍クリックされちゃう!?noteで読まれる「魔法のタイトル」のつけ方

5倍クリックされちゃう!?noteで読まれる「魔法のタイトル」のつけ方

前回
いきなりですが、note は結局、タイトルゲーです。
逆に言えば、タイトルを制するものはnoteを制するのです。

もしもどんなによい文章が書けたしとしても、それがどんなにすばらしい内容ができあがっても、読まれなければ始まりません。

「読む」という行為の入り口になっているのが、タイトルなのです。
例えるなら、タイトルは家の外観になるでしょう。
恋愛だったら、ルックスに該当します。
ルック

もっとみる
ドアを閉めて書く。そして、ドアを開けて書き直す

ドアを閉めて書く。そして、ドアを開けて書き直す

先日、「最近、note書けないんですよね」と相談される機会があり、「書くこと」についての2冊を紹介した。

「文章の創作の難しさ」については、この2冊を、自分なりに解釈した「書けないひとのためへのアドバイス」を3つ紹介したい。

書く動機は、感情的であっていい発信が、リスクになるようなシーンも増えてきている。感情的につぶやいたツイートが炎上につながったりしている。読み手が増えてくると、批判的なコメ

もっとみる
悪気がなくても嫌われる「相手をイラッとさせる文章」の特徴3選

悪気がなくても嫌われる「相手をイラッとさせる文章」の特徴3選

こんにちは!

メール、チャット、日報、プレゼン資料……。みなさん、ふだんの仕事で浴びるようにテキストを読んでいると思います。そのなかで、「おいおい、これはないだろ」「なんだ、こいつ!」という文章に遭遇することってありますよね。

でも、いちいち怒っていたらキリがありません。「失敗」から学んだほうが建設的です。

今回は、「見えないところで嫌われている人」にならないための文章術を解説します。

もっとみる
「うまい文章」を構成する3つの要素とは?

「うまい文章」を構成する3つの要素とは?

こんにちは!

先日、ある企業のライティング研修が終わったあと、受講生からこんな質問をもらいました。

「結局、文章ってどうしたらうまくなるんでしょうか?」

本質的かつ答えるのが難しい質問――。頭のなかであれこれ考えたのですが、いい切り口が思いつかず、「やっぱり、本をたくさん読んで、たくさん書くことなんじゃないでしょうか」という毒にも薬にもならない返事をしてしまいました。

せっかく質問してくれ

もっとみる
「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

こんにちは!

先日、ある経営者からこんな相談を受けました。

こういうケース、よくあると思います。

全社宛ての連絡では、重要度が高いことを共有するもの。わかりにくい文章だと、誤解や混乱を招いたり、個別対応が求められたり……書き手・読み手ともに余計なストレスになります。

そうした状況を避けるために、書き手が身につけておくべきこと。
それが、大事なことだけを短く書く技術=「要約の技術」です。

もっとみる
メールやチャットで「一瞬で伝わる文章」を書く3つのコツ

メールやチャットで「一瞬で伝わる文章」を書く3つのコツ

こんにちは!

前回の記事では、「要約の技術」の第1回として「削るべき余計な言葉」を解説しました。

https://note.com/shoji_anysoul/n/na5e63ebec32a

今回は「要約の技術」の第2回。「整理する」に焦点を当てます。

余計な言葉を削ったあとに(削りながら)整理すると、短くても伝わる文章になります。

「文章が長くなりがちな人」は、ぜひ参考にしてください。

もっとみる
忙しい相手もすぐ読んでくれる! 誰でも「好印象な文章」を書くコツ

忙しい相手もすぐ読んでくれる! 誰でも「好印象な文章」を書くコツ

こんにちは!

突然ですが、質問です。
「読みやすい文章」って、どんな文章だと思いますか?

ぼくは、これまでの編集経験からこう定義しています。

「見た目がいい文章」

メール、チャット、資料……言いたいことを漏れなく伝えるには、一瞬で意味が理解できる、相手にストレスをかけない文章を書くスキルが必要です。

そこでポイントとなるのが「文章の見た目」です。

「見た目のいい文章」は、パッと見ただけ

もっとみる