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檸檬読書日記

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#野菜

檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

檸檬読書日記 吾輩は猫を決め、本に打ちのめされ、文豪たちの友情が終わる。 8月5日-5月11日

8月5日(月)

2週間ぶりくらいに買い物に行った。
食料品を2週間も買わなかったのなんて初めてかもしれぬ。でも意外と大丈夫なもんだなあ。
まあ食べるものはいっぱいあるから。それでもびっくり。

久しぶりにスーパーに行って驚いた、米がない。
米の棚がガラガラで、こんなにもないのかと衝撃を受けた。なさすぎるのか、100%米ではない雑穀とかの混ざり物を売っていたりして、危ない状況なんだなあというのがヒ

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檸檬読書日記 夏目漱石はおれおれ防止、とろとろ雨が、泉鏡花の幼き顔を見る。 7月1日-7月7日

檸檬読書日記 夏目漱石はおれおれ防止、とろとろ雨が、泉鏡花の幼き顔を見る。 7月1日-7月7日

7月1日(月)

note2年目だ。早い。石の上にも三年まで1年。

1日恒例神社参り。
茅の輪くぐりをしてきた。本来は6月30日にするらしいけど。まぁ、まぁ…。
それにしてもそんな時期なのかと驚き。1年あっという間だなあ。

7月2日(火)

最近お気に入りの、オーガニックフルーツ&ナッツバー。
全部で4種類。

「ココナッツ」
「ザクロ」
「アーモンド」
「メープル」

水飴と寒天などで固めて

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檸檬読書日記 海を眺める小説に、井上靖は愛を、寺山修司は青で沈めて。 6月24日-6月30日

檸檬読書日記 海を眺める小説に、井上靖は愛を、寺山修司は青で沈めて。 6月24日-6月30日

6月24日(月)

もう夏だ。これは夏。絶対夏。いや夏だけど、真夏。

アンネ・フランク『アンネの日記』を読む。

国も年代も違うけれど、同じ日にアンネも同じように暑さを感じていた。
でも、状況はまるで違う。
アンネは、ユダヤ人だからと電車には乗せてもらえなかった。だから学校までの長い長い道のりを、暑い中歩いていかざる負えなかった。電車が使えたとて、この時代は当たり前のようにクーラーだって扇風機だ

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檸檬読書日記 本は増殖し、梅雨を呼び終わる花は、沈みゆく日光の微塵。 6月10日-6月16日

檸檬読書日記 本は増殖し、梅雨を呼び終わる花は、沈みゆく日光の微塵。 6月10日-6月16日

6月10日(月)

欲しい本が多すぎる。

特に最近ちくま文庫が、出る本出る本惹かれるものばかりで困る。

山尾悠子『初夏ものがたり』
宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい』
安田謙一『神戸、書いてどうなるのか』
洲之内徹『洲之内徹ベスト・エッセイ』

5、6月の新刊で気になる本。

でも中央公論社文庫も多いんだよなあ。
坂口安吾『安吾探偵事件簿』とか凄く気になるー。
本屋で確認するか図書館

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檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

檸檬読書日記 ゴーストドラムを、ボードレールの猫は本屋で、短編は詩。 6月3日-6月9日

6月3日(月)

腹が減り 何食べようと 考えど 頭に料理 回って終わり

何食べようかなあと、考えているだけでなんだか満足して、もう良いかなあとか思ってしまう、今日この頃。
極度の面倒くさがり。

スーザン・プライス『ゴーストドラム』を読み始める。児童書。

1年の半分が雪で覆われる北の国は、残酷な皇帝たちが支配していた。皇帝は恐れるあまり息子さえも塔の中に幽閉し、息子・サファは生まれてからずっ

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檸檬読書日記 森見登美彦の区切り方、マティスは踊り、馴染み知らずの物語。 5月13日-5月19日

檸檬読書日記 森見登美彦の区切り方、マティスは踊り、馴染み知らずの物語。 5月13日-5月19日

5月13日(月)

小川洋子『約束された移動』を読む。

六つの短編集。

俳優が泊まった後のなくなった本を秘密の合図とする女性や、ダイアナ妃に憧れバーバラと名乗る女の人、元迷子係の末の妹や、突然老女に引っ付かれて離れたくなってしまった男性、黒子羊と出会い託児所を始めた女性や、希少言語の通訳をする女の人の話。

相変わらず少しひんやりと冷たく、それが凄く心地よい。温度はないけれど、生命が終わった瞬

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檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

檸檬読書日記 キップをなくして、虎になって、井上ひさしは笑う。 5月6日-5月12日

5月6日(月)

もりもり。花も渋滞している。

集合体恐怖症はこういうのも駄目だったりするのだろうか。自分も若干あるのか、若干うってなってる。うっ。
自分で撮っておいてね。
綺麗が綺麗のままで終わらないこともあるんだなあ。しみじみ。

5月7日(火)

買った本。
ようやくカフカが買えた。

『十二支外伝』はBlueskyで教えてもらい気になって買った本。
12の動物のことが書かれている。これ、

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檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

檸檬読書日記 赤き死の仮面を、蚊・蚊・蚊と、二魂一体で。 4月29日-5月5日

4月29日(月)

おぉ、大惨事。
茎レタスを細く切って干したら、ザルにくっついてしまった。流石に細すぎた…。剥がすのに一苦労。その上少しだけど、取り切れない欠片もあって、タワシでゴシゴシする羽目に…。
まあでも汚れてきていたし、ちょうど綺麗になって良かったのかな。うむ。

これを参考に次は気をつけよう。もう少し太めだな。

栗田有起『オテル モル』を読む。

最高の眠りと夢を目的とした会員制のホ

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檸檬読書日記 四月は最も残酷な月で、猫とすれちがい、あふれる愛を。 4月22日-4月28日

檸檬読書日記 四月は最も残酷な月で、猫とすれちがい、あふれる愛を。 4月22日-4月28日

4月22日(月)

本屋に行った。
新刊本の棚を見たら、三島由紀夫の新刊が出ていた。

『腐敗日記』

老いて頭が衰えたことを「腐敗」と表して書いたものらしい。絶対面白いではないかと購入。
すると店員が「三島由紀夫好きなんですか?」と聞いてきたので頷いたら「今度また新刊出るんですよ」と教えてくれた。

「でも名前を変えて出すようで、三嶋由紀三という名で、今度は漫画に挑戦されるのだとか。しかも女学校

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檸檬読書日記 川端康成よ、こんにちは。 11月20日-11月26日

檸檬読書日記 川端康成よ、こんにちは。 11月20日-11月26日

11月20日(月)

最近「内田」と見ると、全部が「内田百閒」に見えてくる。「内田」が目に入り、えっ!と驚いてもう一度見ると、大概違う。百閒ではない内田さんだった。
かなり重症だ。

そして何故か「百田尚樹」を見ると「内田百閒」に見えて、2度見してしまう。2度見して、あぁ百閒じゃないやと少し落ち込む。
百田尚樹が悪いのではない。個人的に『カエルの楽園』好きだし、ただ自分が悪いのだ。
眼科行こうかな

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檸檬読書日記 芥川龍之介よ、さようなら。 11月13日-11月19日

檸檬読書日記 芥川龍之介よ、さようなら。 11月13日-11月19日

11月13日(月)

酒井順子『鉄道無常 内田百閒と宮脇俊三を読む』
ずっと気になっていて欲しいなと思っていたら、12月に文庫が発売されると知って、飛び上がっている。やったー!
絶対買わねば。

(雑誌)『MONKEY』vol.6「音楽の聞こえる話」を読み始める。
小川洋子「少年少女」を読む。

まさかの小川洋子さんで、小川洋子さん好きの身としては嬉しい驚き。
内容は、少年少女友好クラブなるものが

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檸檬読書日記 本屋を切望し、手紙を読み、遺骸が嘶く。 10月16日-10月22日

檸檬読書日記 本屋を切望し、手紙を読み、遺骸が嘶く。 10月16日-10月22日

10月16日(月)

ああ、近くに本屋さんが出来ないかなあ。
周りにある本屋が全部それなりに遠い。古書店は仕方ないと思う。でも、本屋が欲しい。歩ける距離に欲しい。

願望を言えば、新刊と古書2つがある本屋が出来て欲しい。
とかなんとか、ずっと言ってたら「もういっそ自分で作れば?」と言われた。
いや、そういうことではないのです。
本屋や古書店に行けば、新発見があるから行きたいのです。自分で作ってしま

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檸檬読者日記 やっぱり内田百閒に夢中です。 10月2日-10月8日

檸檬読者日記 やっぱり内田百閒に夢中です。 10月2日-10月8日

10月2日(月)

またもや登場、カステラ、クロテッドクリーム、黒蜜。withアイスティー。
最高に合う。
寒くなったら、ホットでも良さそう。

糸井重里『ふたつめのボールのようなことば』を読み始める。

「ひとつめ」に引き続き、詩のような言葉が詰まった本。

この世には、知らないことの方が多い。
けれど、何でも知っていると思うより、何も知らないと知っている方が、それなら知れることがたくさんあると

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檸檬読書日記 内田百閒を差し置いて、黒澤明に夢中です。 9月18日-9月24日

檸檬読書日記 内田百閒を差し置いて、黒澤明に夢中です。 9月18日-9月24日

9月18日(月)

またもや登場シャインパフェ。
今回は、シャインマスカットにヨーグルトにバニラアイスに牛乳寒天(蜜柑入り)。
爽やかで美味しい。

黒澤明『まあだだよ』を読み始める。

どうしよう。久しぶりに湧いている。

この作品、先々週内田百閒のことを少し書いた際、内田百閒なら『まあだだよ』という黒澤明監督の映画が良いと教えて頂いた。
けれど残念ながら、我が家にはDVDを見る機械も映画を見ら

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