- 運営しているクリエイター
2019年5月の記事一覧
マルタ共和国に、おはようを【#マルタ語学留学3weeks】
目が覚めたら、まず窓を開ける。どんなに眠る場所が変わっても、1日の最初に行う、私の人生における数少ない習慣のひとつ。
蹴伸びをして、薄茶色の木に金の飾りがついたドアをキィ、と音を小さく立てて、身ひとつ分だけ、また開ける。何かを開くと、新しい風が入ってくるのは世の常っぽくて、なんだかいいな、と私は想う。
ドアの向こうには、フラットメイトが共用で使う、銀色のステンレスが光るキッチンがそっと佇む。歩
生きてるうちに、地中海でどうしても暮らしたくて【日本→マルタ】
絶対的に、今までの旅と違う、という確信を持ちながら歩いていた。地中海。ずっと憧れていたようで、ずっと長く滞在するのをどうしてだか避けていたような。
「死ぬまでに行きたい」なんて言ったら大げさだけれど、行きたさすぎて、行ってしまったら「次に生きる目標」を見失ってしまうくらいの怖さがあって。
そうそう。そういえば昨年、私が「人生で最も行きたい場所」だと考えていたあの土地。名前をペルー・マチュピチュ
2週間の感想まとめと、本音の話【フィリピン・セブ語学留学体験記 5/5】
これまで4記事で、フィリピン・セブ島留学についてお話してきました。今回は5記事目・ラストということで、締めの感想を諸々。
【 フィリピン・セブ語学留学体験記 】そのほかの記事はこちら
◾️30代だけど、語学留学に行きたい
◾️フィリピンと「セブブルーオーシャンアカデミー」を選んだ理由
◾️セミスパルタ校の授業スケジュール
◾️人生の夏休み感満載。週末は「アイランドホッピングツアー」へ!
◾️
日本から少し遠いこの見知らぬ街に愛着が湧いてしまうのは、きっと(ラオス・ルアンパバーン)
ああ、好きだなあ。何度目かわからない同じひとりごとをつい呟いてしまう。それは特別な誰かに向けたものではなくて、ただ言葉にしなければ、私の中に蓄積され、いずれ何か違う物質に突然変異を遂げてしまうようなそんな気持ちになったから。例えそれが決して悪いものではなく鮮やかで、美しく、魅力的なものだったとしても。
それは何だか淡い初恋のようで、わたしを至極切ない気持ちにさせた。
沢山の長い宛名の無い、ラブレ
丁寧な暮らしに必要なのは余白なんだと思う
丁寧な暮らしをしている人の日常を覗きたいと思うことがある。
よくYouTubeで、誰かのルーティーン動画を繰り返し見てしまうのはそういった気持ちだからなのかもしれない。
自分の生活は自分(もしくは同居している家族) にしかわからないから、他の人がどんな暮らしをしているのかは知る由もない。
でも、わたしもあなたも彼も彼女も、毎日同じように生活をしているはずだし、日常を過ごしているはず。その中で
【令和ver】朝起きて、夜寝るまでの「最高の1日」を考える
朝。まだ薄っすらと辺りが暗い時間に目が覚めた。服をすり抜けて肌に触れる空気はひんやりと肌寒いけれど、不快ではない。部屋の時計に目をやると、6時を指している。今日は思ったよりもよく眠ってしまったな。ふわ、と大きなあくびを1つしてから、布団が少し重い事に気づき視線を落とした。茶トラとサビ色猫たちが私と同じく大きなあくびをすると、迷惑そうな目をちらりと向け、もう一度丸くなった。その様子を見届けてから、湿
もっとみる