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京都大学人文科学研究所の研究会に参加しました
京都大学人文科学研究所の共同研究「禅研究班」の研究会に参加し、重田みち先生(京都芸術大学教授)の「自著を語る」(『風姿花伝研究』臨川書店)のコメンテーターを務めさせていただきました。
世阿弥能芸論の学問的な研究は、吉田東伍『世阿弥十六部集』などの刊行からはじまり、当初「花伝書」の名前で紹介された世阿弥の芸論は、現在は写本の題名の『風姿花伝』として紹介されています。
しかし、『風姿花伝』とい
竹内整一先生お別れの会
昨年9月30日にお亡くなりになられた竹内整一先生(東京大学名誉教授)のお別れの会が、3月24日、東京・神田神保町の学士会館で行われました。
会の性格上、この言い方は不適切かもしれませんが、盛会で、さまざまな年代、ジャンル、地域の方が来られていました。
驚いたのは、竹内先生が東大に入られる前、長野高校時代の同級生の方が10人も参加されてたことで、竹内先生のお人柄を物語っていました。
ご病
【動画公開】第5回こころの寺子屋研究会で「こころの考古学入門:内なる世界と仏教的視点の探求」と題して発表させていただきました
第5回こころの寺子屋研究会で「こころの考古学入門:内なる世界と仏教的視点の探求」と題して発表させていただきました(オンライン開催。主催・一般社団法人こころの寺子屋協会)。
主催者によって、期間限定で、アーカイブ動画が公開されています。
〈主催者による内容紹介〉
今回は、日本思想史や仏教学、倫理学がご専門の吉村均さんに「こころの考古学」をテーマに、ご発表いただきます。
昨年出版された『日
2024年3月・5月・6月・7月・8月のホリスティックラウンジ配信講座:伝統仏教を学ぶ(連続講座)
講座のねらい
現在は、「仏教の教義」「浄土真宗の教義」などということを言いますが、宗教=教義に従うものというのは、西洋の一神教をモデルとした宗教の捉え方で、仏教は本来、教義に従う教えではありませんでした。
日本の各宗派は実践法も異なり、その教えを教義と捉えると、名前は同じ仏教でも、実際には別々の教義の別々の教えになってしまいます。
古代インドでの仏教の誕生から日本における展開を辿ることで、諸