マガジンのカバー画像

ナーガールジュナ(龍樹)と日本の高僧たち

32
オンライン勉強会「ナーガールジュナ(龍樹)と日本の高僧たち」の参考として、過去に書いたものをアップしたり、新たに記事を書いています。
運営しているクリエイター

記事一覧

昨年に続いて、日本仏教鑚仰会でお話しさせていただきます(7月20日)

昨年に引き続き、日本仏教鑽仰会でお話しさせていただきます。 昨年と同様、事前申し込み不要…

吉村均
2か月前
11

釈尊・龍樹・日本の高僧

開祖以前に遡らない?日本の仏教 以前、ある日本のお坊さまとお話しした時、「日本のお坊さ…

吉村均
3か月前
41

2024年3月・5月・6月・7月・8月のホリスティックラウンジ配信講座:伝統仏教を学…

講座のねらい  現在は、「仏教の教義」「浄土真宗の教義」などということを言いますが、宗教…

吉村均
5か月前
17

新講座「ナーガールジュナ(龍樹)が説く仏教の全体像」(神戸市安養寺・オンライン併…

 以前、神戸市大倉山の安養寺を会場としておこなっていた仏教勉強会ですが、コロナ禍で、オン…

吉村均
3か月前
9

【全文公開】「弘法大師と私」(2021年)

『月刊高野山』2021年2月号掲載  大師号は亡くなられた高僧に贈られる諡号(しごう。おくり…

吉村均
4か月前
47

配信講座「龍樹:『中論』に挑む」の第1回が終わりました

 東京・代々木のホリスティックラウンジからの配信講座「龍樹:『中論』に挑む」の第1回が終…

吉村均
1年前
12

「『歎異抄』を浄土信仰の流れに位置づける ―蓮如本錯簡説を踏まえた読み直し―」明治学院大学教養教育センター紀要『カルチュール』17巻1号(2023年3月)

 親鸞聖人の教えについて唯円がしるした『歎異抄』は、私にとって、表面的な意味はわかるものの、なぜそんなことを言うのか意図がわからない、腑に落ちないところの多々あるテキストでした。  なぜ、はるばる関東から訪ねてきた門人たちに、「自分は念仏以外の方法は知らないし、念仏も法然聖人から教えられてそうしているだけで、本当に往生する因なのか、地獄に堕ちるおこないなのか、まったく知らない。地獄に行くほかない身だから、たとえ法然聖人に騙されて地獄に堕ちたとしても、後悔はない」などと言った

日本仏教鑽仰会で講演「求道とは何か、空海、道元、親鸞をみつめて」(7月15日)

 コロナで長く一般向けの講演をおこなう機会がありませんでしたが、7月15日に日本仏教鑽仰会…

吉村均
1年前
3

2023年4月・5月・6月・7月・8月・9月のホリスティックラウンジ配信講座

龍樹:八宗の祖 日時:4月23日(日)14時30分~16時(期間限定の見逃し配信があります) 龍…

吉村均
1年前
3

『般若心経』の「色即是空、空即是色」ー仏教のわかりにくさ

 『般若心経』は、釈尊のさとりの境地を観自在菩薩(観音さま)が理解し、それを釈尊の高弟の…

吉村均
1年前
26

「後ろから読む『教行信証』 ―C・G・ユングの『チベットの死者の書』解釈を手がかり…

 変わったタイトルですが、以前、親鸞論の序章のつもりで書いたものです。  深層心理学者のC…

吉村均
1年前
11

【お知らせ】お休みしているオンライン講座について

 神戸市大倉山の安養寺でおこなっていた勉強会が、コロナの流行で困難になり、オンラインにな…

吉村均
1年前

「ナーガールジュナ(龍樹)の理解を基盤としたチベットと日本における仏教の展開」『…

 この論文は投稿した比較思想学会のサイトでPDFで公開されているので、noteに転載はしていま…

吉村均
1年前
12

道元禅師『正法眼蔵』のオンライン勉強会が終わりました

 オンラインでおこなっていた、全5回の道元禅師の『正法眼蔵』についての勉強会(ナーガールジュナ(龍樹)と日本の高僧たち(その2))が無事終わりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。  勉強会をやって一番勉強になるのは、実は私です。今回も、本当に勉強になりました。  考えるていることが相手に話すことで形になるということもありますし、何よりも、教えを学ぶ側としてではなく、教えを説く側の視点で教えを考えることで、それまでは気づかなかった著者の心の働きにはじめて気