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「仏教とケア」が『倫理学年報』第73集(日本倫理学会)に掲載されました

 『倫理学年報』第73集(日本倫理学会)に「仏教とケア」が掲載されました。これは昨年度、神奈川大学みなとみらいキャンパスでおこなわれた日本倫理学会第七十四回大会の共通課題(シンポジウム)「ケア」における発表内容です。
 当日の様子については、川本隆史先生が『神奈川大学評論』104号の「論壇時評 ケアの倫理と不正義への抵抗ー極私的な出版動向サーベイ」で紹介してくださっています。

 私としては、仏教とケアについて論じるというよりも、仏教とケアというテーマに実践的に関心ある方に役立つ内容を、と心がけたつもりです。

   《章立て》
1.西洋由来のケアとの大きな違い
2.仏教の発想法の基本
3.利他の行為と自分の幸せ
4.仏教の実践のケアへの応用と注意すべき点

 昨年は、10月に日本倫理学会、11月に日本思想史学会大会のシンポジウムでの発表があり、日程的に厳しいと思っていたところに、出版社の都合で『日本人なら知っておきたい日本の伝統文化』ちくま新書の出版が一月早まり、その校正の仕事が二つの学会の間にはいってしまい、死ぬ思いをしました。
 無事活字になり、とりあえずホッとしています。

(『倫理学年報』は、毎日学術フォーラムで取り扱いがあります)

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