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【3分要約・読書メモ】ビジネス統計学

ハーバードやスタンフォードをはじめとする世界の主要ビジネススクールで何十年にもわたって定番テキストとなっている名著38冊のエッセンスを1冊に凝縮した読書ガイド「世界のエリートに読み継がれているビジネス書38冊」にて紹介されたおすすめの本をまとめました。今回は、ビジネス統計学に関する本を紹介します。

読み継がれている理由

統計学が利用されるビジネスの場面とその活用法が体系的にまとめられているバイブル。表計算ソフトExcel等を用い統計を求める補法を幅広い事例やケーススタディによる課題で説明しているなど、数式のられるに終始する学問的な「統計学」とは一線を画す。

重要なメッセージ

●分析のための分析はいらない!
統計学は小手先のツールでなく、「企業戦略」を考えるために必須に前提となるデータ解析ツールである。意思決定を行うにあたって落とし穴となり得る(確認すべき)情報の前提は数多い。仮説検証などの適切な前提を押さえたうえで、企業における重要な意思決定を実行するために因果関係を確認することができる。肥満と炭酸飲料の関係を解明した例のほか、私たちは「毎日のように、商品、サービス、投資機会、経営方法などの比較をしている」。

●他人のデータ解釈に騙されてはいけない!
データ解析の結果は、正しい現実も誤った現実も導く。例えば、ばらつき(variability)が大きい分布における平均値(mean)は意味をなさない→最頻値(mode)と中央値(median)とともに検証。また、スケールの異なるグラフなどの比較もまた受け手をだますことがある。

●計算式よりも「意味を理解」せよ!
例えば、ばらつきを見る分散(variance)は、観測値と平均値の差を2乗したものの平均であるが、2乗するのはマイナスの値などが含まれた場合、平均するとゼロになってしまうからである。一方、分散の平方根を取った標準偏差(standaerd diviation)を計算する理由は何か?同じばらつきの尺度である分散と標準偏差だが、分散は値からマイナスをなくすため2乗した数値(分散の程度を知る以外、その数値そのものには意味の持たないもの)であるが、その2乗を元に戻すため平方根を求めたものが標準偏差。一般的に統計学者は簡便的な分散を好み、実際の統計の利用者は解釈の容易な標準偏差を好むという。

●統計結果の表示方法でメッセージが伝わる!
統計結果の表示方法は1つではない。その方法による特性も異なる。

●実務で紙に難解な数式を書いて統計を計算するな!
統計には数学がつきものだが、実務上はExcelで済む(本書においても全編を通して関数の入ったExcel各章およびトピックごとに図解されている。Excel関数の説明だけを表記した書籍は多々あるが、ビジネスケースに沿って、Excel画面のテンプレートがその中の関数とともに示されている本書は秀逸である)。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

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