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【3分要約・読書メモ】僕たちは、地味な起業で食っていく。

ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は「僕たちは、地味な起業で食っていく。」についての記事となります。


著者

田中祐一(たなか ゆういち)
株式会社ザ・リード 代表取締役/会社員のための地味な起業プロデューサー
1986年1月23日生まれ。新潟県出身、芝浦工業大学卒業。大学卒業後は株式会社NTTデータに就職。退職後、コンサルタントを名乗り活動するが、起業資金800万円をわずか6カ月で借金100万円にしてしまい自信喪失。“地味な起業法"と出会い人生が逆転。結果、3万円、10万円と少しずつ稼げるようになる。その後、本格的にビジネスを学び、現在は「地味な起業」を含めた、本格的なWEBマーケティングを教えるビジネススクールを開講。

序章 「地味なスキル」を武器にすれば、個人の「市場価値」は最大になる

・市場価値=「手伝ってください」と言われる力
「特別なスキル」がなければ起業できないというのは思い込み。実際に役に立つのは、「地味なサポート」だった。冷静に考えると、現実に「好きなこと」「得意なこと」で食べていけるのは一部の限られた人だけ。多くの普通の人は、困っている人を助ければいい。別にこれといった「やりたいこと」や「得意なこと」がなくても、お金をいただくことはできます。誰かを手伝うだけで起業はできます。

応援したい人と出会い、その人をサポートしていけば、「才能」「スキル」「想い」「やりたいコト」「お金」のない普通の人でも、地味な起業をスタートすることができます。

第1章 「地味な起業」の考え方
~一生食えて、本当に納得できる仕事の見つけ方~

・「自分が主役」になる必要はない
「地味に起業」は、誰かを応援することで稼ぐ、敷居が低くてなおかつリスクもない新しい働き方。善良でおとなしくて、万事控えめな性格の人の方が、圧倒的に地味な起業には向いている。必要な知識の多くは、ネット検索で手に入ります。専門知識よりも、必要な知識にすぐたどり着くまでの検索能力と、それを実行する実行力。

・相手の「○○できない」が資産になる
「アイディアが見つかったら起業しよう」なんて考えていたら、99%の人が起業する前に一生を終えてしまいます。だからこそ、「派手な起業」に踏み出す人は一握りしかいない。「すごいアイディア」よりも「お客さんの悩みを解決すること」の方が大切。アイディアにこだわるのではなく、相手が困っていることに着目する。

・「資金0円」で、今日からできる
地味な起業を小さく始める時には、計画を立てるよりも「とにかくやってみる」ことが大切。人生において最も生産性がなく無駄な時間は「悩んでいる時間」。2つやりたいことがあったら、とりあえず両方やってみたらいい。地味な起業では、応援したい人を自分のできることで手伝っていくだけ。元手がなくてもできることがある。

第2章 「地味な起業」をやってみよう
第3章 あなたに「資産価値」を見出すビジネスパートナーとの出会い方

※ケーススタディを織り交ぜながら、具体的なアクションを説明。起業して軌道に乗るまでのプロセスがわかりやすく、イメージしやすいです。

第4章 仕事相手との信頼関係を深める神ワザコミュニケーション
~生涯年収を決める「信用」の貯め方~

・「地味な起業の仕事=出会いの人数×信頼関係の深さ×提案数」
イベントやセミナーに参加したときは、そこで終わるのではなく、仕事につながる関係構築を意識する。

「地味な起業の仕事=出会いの人数×信頼関係の深さ×提案数」

仕事につながらない理由は、3つしかない。出会いの人数が足りないのか、信頼関係が深くなっていないのか、仕事の提案ができていないのか、このいずれか。この公式に基づいて、自分をメタ認知して行動することが重要。

・どんな相手からも「また会いたい!」と思われるちょっとしたコツ
信頼関係は、2つの要素で構築されている。

信頼関係=接触頻度×情報共有

信頼関係を増やすには、「リアルでの接触回数を増やす」ことが有効です。リアルの場で会う人数が少なくなればなるほど、濃いコミュニケーションができる。

・大切なのは「質問力」
質問する時の3つのポイント

現在→過去→未来

まずは、現在について話を整理します。
「今、どんなお仕事をされているんですか?」
そこから、興味を持ったことを深掘りしていけば話の起点になります。

次に、「過去」について相手のルーツを深掘りします。キャリアや学生時代の話もいいですが、特に相手に気持ちよく話してもらえる可能性の高い質問があります。
「今まで一番大変だったことって何ですか?」
苦労話や企業で大変だったこと、失敗など大きな困難を乗り越えた人は、その話題になると急にエネルギーが上がります。

最後に、「未来」の話を聞いてください。
「今後をどういうことをされたいですか?」
この質問から、相手が力を入れたいと思っている事業や、必要なリソースについて情報を得ることができます。この「現状と未来のギャップ」が相手の持っている課題であり、応援する種があります。

・「お金」よりも「経験」を買え
提案の仕方は、とても簡単。「よろしければ、○○についてお手伝いしましょうか?」とシンプルに伝える。

伝える時のポイント
①理由

なぜそう伝えたのか、相手に理由をしっかり伝えれば、興味を持ってもらえる可能性が高い。
②さわズー
「さわズー」とは、「さわやかな、ズーズーしさ」という姿勢。基本はストレートに伝えること。回りくどい変化球は投げないようにする。

感想

一般的な起業本では、自分の「好きなこと」「得意なこと」を軸に置くことが良しとされている。この本では、そんなマッチョな起業家はごく一部として、特別な才能がない多くの人にとって「地味な起業」を提案している。特別な才能がないからこそ地味に成功はでき、誰かのサポートをしていくうちに将来への道が切り開かれるのは、新しい視点の起業本だった。

何よりも、小さくチャレンジを繰り返していく姿勢を重視している。計画を長時間立てたり、好きなことを見つけるまで準備するのではなく、相手が困っていること、必要としていることに耳を傾け、小さな一歩でもいいから、「とにかくやってみる」ことを重視している。

その時の考え方として、半年、1年のような短期での成功を目指さず、人より長い時間軸で考えることを推奨している。長い時間軸で人生設計することで、チャレンジが怖くなくなりアクションに移しやすい。

起業したいけど、何からしてよいのかわからない、副業に興味があるけど時間がない、老後の生活が不安、そんな悩みを持つビジネスパーソンにおすすめの本です。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

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背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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