この素晴らしい世界に怨恨を。

この素晴らしい世界に怨恨を。

記事一覧

悲鳴

悲鳴。悲鳴だ。悲しく泣き叫ぶのだ。誰かに届くように。ここにいると気づいてもらえるように。 悲しく。悲しく。悲しく。鳴いて、鳴いて、泣き喚いて。 壊れたロボットの…

屍
5日前

応援

応援を真剣にしたことがあっただろうか。 記憶を探る。あった気もする。体育祭のチームの走りを応援した。水泳のリレーで仲間を応援した。 確かに熱をもって応援した。 …

屍
9日前

君の声

私は君と 君は言う 君はバカだ 僕は言う 歩く道 月はない 歩幅は小さく 響く息 何もない 君の声だけ 暖かい声 優しい声 深い声 静かに叫ぶ 君の声 受け止めきれ…

屍
2週間前

全部滅びてしまえ

滅びろ。 消えろ。 今すぐに。 死ね。 去れ。 速やかに。 幼稚な言葉でも厭わずに願う。ぜんぶ消えてなくなってしまえ。 願いを叶える方法は知っている。この首を切れば…

屍
2週間前

壊れていたのは

壊れていたのは世界だ。 自分ではない。自分ではない。 この世界こそが悪い。僕は悪くない。 そういえば、めだかボックスという漫画に、「僕は悪くない。」が決め台詞の…

屍
2週間前

光あれと貴様が願った。 だから僕は貴様を呪う。 最初から光なんてなければ良かったのだ。 せめて目を焼くほどの光ならば良かった。 そうだったら何も見ないですんだのに…

屍
2週間前
1

「近代社会での生とは何なのだろうか。 人間の自由意思の尊重だと言いながらあらゆる価値観が押し付けられ、最終的に自ら生を絶つものまでいる始末。  『夢』などという…

屍
2週間前
2

ヒビ

心にヒビが入るのは一瞬だが、壊れるまでは時間がかかる。 自分はまだ壊れるまではいっていない。壊れたらこんな文章は書けない。 壊れたら家の壁を殴りだす。 とはいえ…

屍
3週間前

姿勢

姿勢は良くしたほうがいい。虚勢を張れる。 堂々としているように見える。弱さを隠せる。 姿勢を伸ばす。やや胸を張る。それだけで与える雰囲気が変わる。問題などないか…

屍
3週間前

一体何をしているのか。わからない。 どうしてこうなったのか。わからない。 何かあったわけじゃない。何もなかったわけでもない。 日々何かが響いてくるだけだ。頭に、…

屍
1か月前
1

君がいなくては

君がいなくては生きていけない。 依存だろうか。でも、仕方ないんだ。もう苦しいんだ。どうしようもないんだ。 残酷な現実という言葉が陳腐すぎて表現に適さないほどゴミ…

屍
1か月前

神になりたい

神になりたい。全知全能の神に。この世界をつくりたもうた神に。 神を信じているか。と問うと日本では宗教勧誘に聞こえる。宗教勧誘かどうかはおいておいて、一応答えると…

屍
1か月前

雑記ー環境

中身が消えた。あるのはただの肉塊だ。 何もする気が起きない。気力がわかない。 文章化もできない。怒りも悲しさもなく、ただ虚しい。 頭は重く、やることは積み上げら…

屍
1か月前

広く寂しく孤独な夜に

夜は好きでしょうか。 私は好きなときもあれば、嫌いなときもあります。今は少し嫌いです。 夜闇が私を押しつぶそうとしているように感じるからです。夜空が今は重たい黒…

屍
2か月前
1

嗚呼厭世

ここでだけ、涙を流そう。 汚い涙だ。誰も見たくもないだろう。誰にも見せたくもない。 ここでだけ。今だけ。 もう疲れたんだ。勝手に目が熱を帯びていく。すぐに冷える…

屍
2か月前
1

滅びろゴミども

願う。この苦しみを持たない全てが消えればいいと。 いつもそうだ。疲れは、辛さは、この身にのしかかる。 周りが憎らしい。羨ましくはない。この地にまで堕ちてほしい。…

屍
3か月前

悲鳴

悲鳴。悲鳴だ。悲しく泣き叫ぶのだ。誰かに届くように。ここにいると気づいてもらえるように。

悲しく。悲しく。悲しく。鳴いて、鳴いて、泣き喚いて。
壊れたロボットのように、一つのアルゴリズムを繰り返す。
悲しんで→鳴いて→悲しんで→泣いて→悲しんで→鳴いて→泣いて→ないて。

期待はない。誰も来ない。そうなるようにしたのは自分だ。
もう無理だと。もう無理だと。もう無理だと。
心の中だけで叫び続ける。

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応援

応援を真剣にしたことがあっただろうか。

記憶を探る。あった気もする。体育祭のチームの走りを応援した。水泳のリレーで仲間を応援した。
確かに熱をもって応援した。

だけどなぜだろう。応援したことがない気がする。いや、逆か。応援で励まされた記憶がないのだ。

応援は励ますためにやるものだ。自己満足のためかもしれないが、名目上は励ますためだ。
奮起を願って、健闘を祈って、前に進む力を与えられるよう必死

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君の声

私は君と 君は言う
君はバカだ 僕は言う

歩く道 月はない 歩幅は小さく
響く息 何もない 君の声だけ

暖かい声 優しい声 深い声
静かに叫ぶ 君の声
受け止めきれない 僕の心

やっと出た声 「バカだ」

私は君と 私は言う
君はバカだ 君は言う

歩く道 星が光る 足はゆっくり
響く息 満ち足りる 君の声だけ

小さい歩幅 射貫く瞳 浅い息
心で叫ぶ 君と
動揺している 君の心

もう響い

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全部滅びてしまえ

滅びろ。
消えろ。
今すぐに。

死ね。
去れ。
速やかに。

幼稚な言葉でも厭わずに願う。ぜんぶ消えてなくなってしまえ。

願いを叶える方法は知っている。この首を切ればいい。手首でもいい。ハラキリでもいい。認識主体が消えれば、その主観上は全て消えてくれるはずだ。

だが何故自分が数秒でも苦しまなければならない。苦しめてきた方が消えるべきだろう。でなければ衡平じゃない。

苦しんだ者には安らぎを。

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壊れていたのは

壊れていたのは世界だ。
自分ではない。自分ではない。

この世界こそが悪い。僕は悪くない。

そういえば、めだかボックスという漫画に、「僕は悪くない。」が決め台詞の格好いい最弱(最強)キャラがいたな。

他責は素晴らしい。どこまでいっても自分は悪くならないのだから。他を憎んでいればそれで済む。内側をみないで済む。醜さと向き合わなくて済む。

難点は生産性が皆無なことだ。意味がない。むしろ厄介なやつ

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光あれと貴様が願った。
だから僕は貴様を呪う。

最初から光なんてなければ良かったのだ。
せめて目を焼くほどの光ならば良かった。
そうだったら何も見ないですんだのに。
何も思わないですんだのに。
安らかでいられたのに。
無垢な人形でいられたのに。

世界も点でよかった。
そうだったら醜いカルネアデスの板を見るだけですんだ。

動物なんていらなかった。
そうだったら永遠の平穏があった。

貴様が中途

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「近代社会での生とは何なのだろうか。

人間の自由意思の尊重だと言いながらあらゆる価値観が押し付けられ、最終的に自ら生を絶つものまでいる始末。

 『夢』などという不確かなものが他者を推し量る基準にもなり、人々は求められるがままにそれを求める。敢えて言うとするならば、夢など自己の肉体的精神的保存が全てだろう。

 常に他者からの評価にさらされ、望んだわけでもない競争社会の中に巻き込まれていく。各人

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ヒビ

心にヒビが入るのは一瞬だが、壊れるまでは時間がかかる。

自分はまだ壊れるまではいっていない。壊れたらこんな文章は書けない。
壊れたら家の壁を殴りだす。

とはいえヒビは入る。積み重なる。ヒビは残り続ける。時間とともに、ヒビの入る場所が変わるから、全体として割れないだけだ。

時が進むと、ヒビのひどい部分は見えなくなる。それでいい。見たとしてもろくなことにならない。
ある日突然色々バグっていたとき

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姿勢

姿勢は良くしたほうがいい。虚勢を張れる。
堂々としているように見える。弱さを隠せる。

姿勢を伸ばす。やや胸を張る。それだけで与える雰囲気が変わる。問題などないかのように見える。

外を整えるのだ。敵に見くびられないように。敵が誰かなんて知らない。知らないから全員が敵だ。

なめられたらそこで終わりだ。なめられたらそこで安んじてしまう。いつか、自分の価値を敵の物差しで測ってしまう。

それでいいと

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一体何をしているのか。わからない。

どうしてこうなったのか。わからない。

何かあったわけじゃない。何もなかったわけでもない。
日々何かが響いてくるだけだ。頭に、身体に。

ドンドンと、ジンジンと、ガンガンと、ゴンゴンと、バンバンと、キンキンと、シンシンと。

徐々に噛み合わせが悪くなる。調和が乱れてくる。もともと調和なんてなかった気もするが。
時たま歯車が軋み、止まり、落ちる。その穴を埋めるた

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君がいなくては

君がいなくては生きていけない。

依存だろうか。でも、仕方ないんだ。もう苦しいんだ。どうしようもないんだ。

残酷な現実という言葉が陳腐すぎて表現に適さないほどゴミのような現実なんだ。もう救いがないんだ。

宗教にも頼れない。神も仏も何もしてくれない。結局あれは心のよりどころになり得るに過ぎないのだろう。心のよりどころならば、君がなってくれればいい。

頼ることはしないから、できないから、ただそこ

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神になりたい

神になりたい。全知全能の神に。この世界をつくりたもうた神に。

神を信じているか。と問うと日本では宗教勧誘に聞こえる。宗教勧誘かどうかはおいておいて、一応答えるとすると、信じてはいないが、積極的に不在を主張するわけではない、というものになるだろう。

神がいるならば、我が身を救うことまではせずとも、気まぐれに世界を滅ぼしてくれているはずである。さっさと滅びてくれ。
不在を主張しないのは、不在だとこ

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雑記ー環境

中身が消えた。あるのはただの肉塊だ。

何もする気が起きない。気力がわかない。

文章化もできない。怒りも悲しさもなく、ただ虚しい。

頭は重く、やることは積み上げられ、手は動かず、意識は眼の前に向かうことを拒否する。それを向かせようと強制することももはや限界だ。

何もなくとも涙は流れてくる。おそらくそろそろ限界なのだろう。

この環境にも、理不尽にも。

苦しいしんどいと言っているやつは大抵自

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広く寂しく孤独な夜に

夜は好きでしょうか。

私は好きなときもあれば、嫌いなときもあります。今は少し嫌いです。

夜闇が私を押しつぶそうとしているように感じるからです。夜空が今は重たい黒にしか見えないからです。

街灯があっても変わりません。むしろ、自分の影がその存在の矮小さを訴えてくるようです。
影が黒く、周りが明るく、その周りはどんどん黒くなっていく。押しつぶされるまでの一瞬の猶予を与えられているように見えます。

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嗚呼厭世

ここでだけ、涙を流そう。

汚い涙だ。誰も見たくもないだろう。誰にも見せたくもない。

ここでだけ。今だけ。

もう疲れたんだ。勝手に目が熱を帯びていく。すぐに冷えるのに。

ここでだけ。

身体が震える。身体は寒くもないのに。血流が不規則だ。地面に沈み込んでいきそう。

ここってどこだ。

心臓が不自然に強く打つ。そんな気がするだけかもしれない。ただ違和感がある。穴が空きつつあるような。抉られて

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滅びろゴミども

願う。この苦しみを持たない全てが消えればいいと。

いつもそうだ。疲れは、辛さは、この身にのしかかる。

周りが憎らしい。羨ましくはない。この地にまで堕ちてほしい。堕ちて、砕け、その散る様を嘲笑いたい。

「ほら、お前は壊れるじゃないか」と。

グチャグチャになったそれを踏みにじりながら高笑いを上げるのだ。滅びろゴミが!
消えろ、消えろ、消えろ。塵すらも残さずに消えろ。目障りだ。

平等は素晴らし

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