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『コンシャス・ユー』出版記念講演会

『コンシャス・ユー』出版記念講演会

来春『コンシャス・ユー』が出版される。翻訳者のお一人のSNSの告知を見て、著者ナーディアさんと、翻訳のお三人の講演会に参加することにした。

ナーディアさんの「コンフォートゾーンを出ないと何も学ぶことはできない。」は、一瞬「聞き間違い?」かと思った。
説明を聞いているうちに納得したけれど、ふだん“安全、安心”の土台作りを大事にしている私としては、ちょっと意表を突かれた。
あとでナーディアさんに感想

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河童の話。(3)

河童の話。(3)

目を覚ますと、シマ子は滝つぼのそばに横たわっていた。
「あれ、わたし、どうしたんだ?」
 顔だけあげて辺りを見回すと、キュリー先生が滝つぼに足をつけてすわっていた。服は着ていない。頭の上は平坦で髪が生えていない。やっぱりお皿があるのだ。

シマ子のたてた小さな物音に気づいた先生はすっとふり返り、ペタリペタリとがにまたで近づいてきた。シマ子の肩をさすりながら、
「だいじょーぶか?へーきか?」
と、心

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河童の話。(2)

河童の話。(2)

他の子どもたちがキュリー先生に心をゆるしても、シマ子だけは先生のことを信頼できずにいた。目の前で、傷の手当てをしたりお腹の痛みをやわらげるのを見ても、シマ子には納得できないことがあった。
(なぜ皆は、キュリー先生がカッパかどうか気にならないのだろう?)
シマ子には不思議でならなかった。カッパが悪さをすると決めつけているわけじゃない。キュリー先生がきらいなわけでもない。だからといってカッパが人間と同

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河童の話。(1)

河童の話。(1)

<1>

もう何十年も前のことだ。町から遠くはなれた山奥に小さな村があり、その集落ではほとんどの家が田畑を耕したり、木を切って売ったかせぎで暮らしていた。村の中には小さな小学校があった。子どもはぜんぶで12人しかおらず、先生も校長先生を含めて5人だけ、子どもたちは上級生と下級生の二つのクラスに分かれて勉強していた。

シマ子はおてんばな女の子だった。気が強いだけじゃなく、ガキ大将の男の子と相撲をと

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綾腑哉(あやふや)

綾腑哉(あやふや)

つもりはなくても

自分側に
誠実さがないのは
やっぱり
バレてしまうから

その感覚は
決して
生まれて初めて
だったわけではなく

何故か
馬鹿にされた
ような気がした
この怒りに嘘はない

例えば、それが
解り易くはなかったとして

私には
理解できないもの
君という存在には
どうしても
寄り添いたくない
近づきたくないから

なんとなく
自分の方からは

今はまだ
その時ではない
というバ

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すきなひとが生きていて、同じ世界にいることの幸せ

すきなひとが生きていて、同じ世界にいることの幸せ

人生初!推しの聖地巡礼 in 渋谷にいってきた。
きっかけはあるとき、推し活仲間の啓子さん(ただし他グループ)に言われたひとことだった。

「みおさん、セブチ日本に来てたじゃーん!」
「うん。えへ。」
「ジョンハンがどっかのお店にいるインスタ見たよ? 聖地巡礼しないの?」

聖地巡礼…だと!?

⁡はい。わたしが推しておりますSEVENTEENさんはですね、大変よく日本の飲食店に出没してはその店を

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久しぶりのMBTI診断を受けて感じたこと

久しぶりのMBTI診断を受けて感じたこと

この前久しぶりにMBTI診断を受けたらまさかのENFJ。

それまではISFJ→INFJ→ISFPと変遷を辿っていって内向きの性格なんだとはわかっていたけど、それから外向きになったとは。

単純にちょっと回答を変えただけでなったのかもしれない。
だとしたらあまり当てにならないのでは…

人の性格なんて千差万別だし16のタイプに分けれるわけもないか。
(そもそもの話になると無料で受けれる診断は正式な

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[詩] 君の星

[詩] 君の星

夜の音

声が掠れる

喉の渇き

なにもない空の匂い

君の声

私の中の

その石ころ

転がって落ちた

雪のカケラが手のひらで溶けていく

ほどける心

固まる空の中の星

君の夢

夢見る私の中の味は

なにを潤すかな

届くまで

石ころみたいに星になる

【バナナムーンGOLD】赤えんぴつ「色鉛筆」歌詞(書き起こし)【星野源】

【バナナムーンGOLD】赤えんぴつ「色鉛筆」歌詞(書き起こし)【星野源】

赤えんぴつ「色鉛筆」
じゃあ今日ひーとんいないけど、おげんやって
録って後でひーとんに聞かせようか
OK行こう

あの日見た夢を今も 覚えてるかい
道半ば破れさった 希望の色
諦めた日の夕日を 覚えてるかい
道端の陰に落ちた 涙の色

僕らは あの日始まった start line
うつむいてた顔をあげて前を 向いたら

走れる 未来よ
遠く儚い 夢をいつも無駄に見て笑う
書き記す 未来へ
出す虹色

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【短編小説】ミントティーと黒い絵の具

【短編小説】ミントティーと黒い絵の具

 透明なガラスポットに葉を入れ熱湯を注ぐと――葉は小さくて丸く、鮮やかな緑の色をしている――大小さまざまな葉たちがポットの中で湯とともに舞い踊った。
 すぐさま蓋をして葉を蒸らす。タイマーのボタンを押して私は椅子に座った。

 茶を蒸す時間が私は好きだ。

 忙しい朝などにお茶を淹れる時は同時並行で他の作業をしているが、たまの休息時間にはこうして待つ時間を味わうことにしている。
 テーブルに頬をく

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人生26年目でも、嬉しい・愛しいの感情表現が苦手

人生26年目でも、嬉しい・愛しいの感情表現が苦手

自分の思い通りにならない時、イライラしている時、その感情をすぐ顔に出すは苦手だ。そんな人が苦手だからこそ、私は怒りの感情や嫌悪の感情はなるべく顔に出さないようにしている。(どうしても滲み出てるときは申し訳ない)

それとは別に、嬉しいという感情もどうやら私はうまく表現できてないみたいだ。例えば好きな人(恋愛的でなくとも)からご飯に誘われた時、一緒に〇〇に行こうよと誘われた時、飛び跳ねるくらい嬉しい

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物語に含まれた

物語に含まれた

かぞくとパートナーを乗せて、
久々の運転をしたことを思い返して

大事な人たちの物語の中に自分が含まれたことに気づいて
涙がでた

蚊帳の外で身を守っていたこともあったけど

ほんとうはずっと望んでいた

12月30日に退院して、翌年1月3日になくなった方のケアプラン料は?

12月30日に退院して、翌年1月3日になくなった方のケアプラン料は?

Oさん。男性70代後半。15年前に離婚したあとはひとり暮らし。近所に結婚した長女、次女あり。
重篤な持病があり大病院に通院中でした。
なんとなく「通院」だったものの、長女と次女は「動けなくなったら入院するだろう」と思われていたそう。
一方Oさんは、主治医のI先生には「入院はしない、家で最後まで過ごしたい」と常々話されていたそうです。

そんなOさんがいよいよ動けなくなって、必死で二人の娘に抱えられ

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アラサー人生迷子物語第11話☆短い片想いの終了!残された11日の葛藤!

アラサー人生迷子物語第11話☆短い片想いの終了!残された11日の葛藤!

毎週金曜日にnoteを投稿しようと思って3回目。
今日は別記事を投稿しようと思い1週間かけてじっくり準備をしていた。
しかし、この連載に相応しいネタが更新されたので急遽差し替えの事態に陥っている😂

予定を立てても思うようにいかないなあ(苦笑)
なんなら本来公開しようと思っていた記事も本当は2週間くらい後に作成する予定だったが、ちょっと熱が入ってしまい出来立てホヤホヤの状態で届けたかった。一旦冷

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