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案山子の独り言
2022年4月30日 06:03
どんなに何を言われてもあの子は黙っておりましたさみしそうな顔をしてじっと黙っておりました言って伝わるものならば話して伝わるものならばあの子は話したことでしょうあの子の心の残炎がどんどん小さくなってゆく消さないで帰り道私が薪をくべるから
2022年4月29日 04:23
君がどんなに叫んでも周りはわかってはくれない君がどんなに手を伸ばしても誰も助けてはくれない泣いたって始まらない泣いたところで変わらない今を変えたいと思うなら今を斬れ迷いあれば斬れず決意あればこそ斬れる今を優しい世の中ではない時は容赦なく君を置き去りにするだろう立ち上がれないのならひざまずいていてもいい熱い決意を胸に渾身の力を込め一刀両断今を斬れ求める
2022年4月27日 08:00
振り返らずに子は駅へ母さんずっと見送った振り返った母さんは涙を流しておりましたその子は駅におりまして電車を待っておりました振り返ったその目には涙があふれておりましたホームに吹く春風よ涙の便りを届けておくれ線路脇には山桜親子心は里桜 ふたりをつなぐ桜木に近く花は咲くでしょう
2022年4月26日 05:00
昨日もひとりぼっち今日もひとりぼっちきっと明日もひとりぼっちさみしくないのお庭のすずらん聞いてきますさみしくないよと答えますさみしいんでしょひらひら蝶々が聞いてきますさみしくないよと答えますさみしくないんだねぽかぽかお日さま聞いてきますさみしくないよと答えますお日さまの光浴びてたらとてもさみしくなってきてぽろぽろ涙が落ちました
2022年4月24日 14:15
あの花も あそこの花も この花も誰も見てはいないけどとても綺麗に咲いている誰が見るとか見ないとかそんなことを気にもせず只々自然に咲くお花綺麗に咲こうと思うなら只々自然に咲けばいいそんなことをそよ風がそっと教えてくれました
2022年4月23日 11:10
会えなくたっていい話せなくたっていい伝わらなくたっていいそんなことどうでもいいごめんねのかわり私は頑張るのあなたのいない空の下ありがとうありがとうありがとうそう思いながら
2022年4月22日 06:17
みんなどこに行くのそんな疲れた顔をしてみんなどこに行くのそんな疲れた体でこのゆりかごに乗って終点まで行ってみたらいい何もない駅のホームきっと私が迎えてくれるから大切なものなんてわかってるはずあなたはあなたらしくさわやかに吹く風の中きっと笑顔の私が伝えてくれるかららしく歩いて行けばいいんだねいつまでも そう どこまでも
2022年4月21日 06:10
迷いなければ晴れ渡るそう 見上げればいつだって青空
2022年4月20日 06:26
騒がれて もてはやされた春の日々花が散ったら嘘のよう誰もいなくなりました花がなくても桜は桜花はたったの一部分桜の私を見てほしい春も私を見に来てほしい
2022年4月19日 03:42
波音が只々響くこの浜にいるのは私とカモメだけ私もいろいろあったけどカモメもいろいろあったろかお友達ではないけれどひとりじゃさみしいこの浜辺いてくれるだけで只嬉しお友達になれるかとそっと見つめてみたけれどカモメはそっぽ向いたまま海に飛んでゆきましたカモメの去ったこの浜はさみしい浜になりました
2022年4月15日 17:43
来てくれていますか?足元には菜の花 見上げれば満開の桜約束しましたねどこにいようと ここで会おうと満開のこの桜の下で来てくれていますか?あなたが姿を見せないからまるで私はお地蔵さんいつの頃から人知れず地蔵桜と呼ばれてる来てくれていますか?今年もあなたを待っていますたとえ桜が散ろうとも
2022年4月13日 18:41
一度 一時間だけ過去に戻れるとしたら 私はいつを選ぶのだろう そして 何をするのだろう あの時に戻れるなら 私は… きっと涙が止まらないんだろうな
2022年4月12日 06:29
しまい忘れた風鈴が冬の風にさらされてチリンチリンと鳴っています夜祭りに 父さん買ってくれましたスミレ模様の優しい鈴音思い出しますみんないた あの夏の日チリンチリン聞いていると少し寒さが和らぐようで
2022年4月10日 05:45
あんなに毎日祈ってもあの子の小鳥はもどらない私がどんなに祈ってもあの子の小鳥はお墓からお空へ飛ぶことできません祈って叶うものならばいつでもどこでも祈るのに