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#エッセイ
新しいシェアリングエコノミーとは?
先日仕事で総務省主催のシェアリングエコノミー(共有経済)についてのセミナーを受けました。それがとても面白かったので、書いておこうと思います。
シェアリングエコノミーとは何かというと、空間や物を社会的にシェアしていく市場を指していて、具体的には近隣同士で車をシェアしたり、テレワークが進んで空いたスペースを社員以外の外部の第三者も含めてシェアしたり、居酒屋などが営業時間外の時間のお店のスペースを
時間とは? 〜ミヒャエル・エンデ「モモ」より
秋の連続ドラマ「35歳の少女」というドラマは、小学生の時交通事故にあった少女がずっと昏睡状態となり、35歳になった時に目覚めるというお話で、心は小学生のまま、身体だけが35歳の状態の主人公が色々な人々との交流を通して、精神的に大人になっていくと同時に、主人公の周囲の人間も忘れていた純粋さなどを取り戻していくというストーリーです。
さて、今回はこのドラマの中で、主人公が事故に遭う前に借りていた
ソーシャル・ディスタンスが人間関係に与える影響
新しい生活様式、特にソーシャル・ディスタンスという言葉が叫ばれるようになってきましたが、このことで人間関係が希薄になってしまうのではないかということを指摘する方々も出てきました。
先日作家の重松清さんが読売新聞への寄稿をされており、その中で新しい生活様式の中で小説が果たせる役割は何か、特にソーシャル・ディスタンスが必要とされる中で人間関係や家族関係の変化が生じていくにつれて、小説における人間
食べ物を粗末にしてはいけない 〜「続余力ゼロでいきてます」女優 水野美紀
私は独身なのでわかりませんが、子育ては想像を絶する大変さだと聞きます。今回は、女優の水野美紀さんのAERAdot.で連載中の「続・余力ゼロでいきてます」というエッセイの中から、「“教育”に決して手を抜かない夫と一枚上手なちびの攻防に爆笑」の回を取り上げたいと思います。
水野美紀さんは42歳で結婚されて現在2歳半の男の子の子育ての最中です。お子さんのことを「ちび」と書いておられ、ちび君の成長の
エッセイを書く 〜村山由佳「命とられるわけじゃない」
私は、普段フィクションを書いている方がエッセイを書く時、どのような心理で書いているのだろうと、前から興味がありました。
というのも、エッセイは、少なからず自分自身の体験から感じたことを、自分らしい言葉や文章で他人に伝える側面があり、それはフィクションを創り出すこととはまた違う、リアルな自分自身をさらす作業になるからです。
今回は、小説家である村山由佳さんが、ホーム社のWebエッセイ「命と