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あの「キャズム」を飛び越える方法がわかった

あの「キャズム」を飛び越える方法がわかった

今日も多数の新製品が世に送り出されています。しかし、生き残れる製品の数はそう多くはありません。その中で不思議なのは、一時期大きな話題になったのに、いつの間にか市場から消えてしまった、あるいは極めて小さなニッチ市場で細々と生き長らえている、といった製品が案外多いことです。

たとえば携帯型情報端末、いわゆる「パーソナル・デジタル・アシスタンツ(PDA)」も、大きな話題になった製品の一つです。一時期は

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進化し続ける「マーケティング3.0」とは?

進化し続ける「マーケティング3.0」とは?

マーケティング界で最も有名な人物といえば、誰しもフリップ・コトラーの名を挙げるでしょう。というか、コトラー以外の人物名を挙げるのが困難なほど、マーケティング界にコトラーの名は君臨しています。

コトラーには多数の著作があります。中でも近著『コトラーのマーケティング3.0』(2010年、朝日新聞出版)は、コトラーの最新マーケティング理論を理解する上で、必須の一冊と言えるでしょう。

以下、本記事では

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えっ、マーケティング・ミックスってどういうこと?

えっ、マーケティング・ミックスってどういうこと?

「いまさら聞けない、コトラーのマーケティング」では、マーケティングの基本手順として、コトラーが提唱する「R→STP→MM→I→C」という五つのステップを掲げました。
これは、
①調査(Research)
②セグメンテーション(Segmentation)/ターゲティング(Targeting)/ポジショニング(Positioning)
③マーケティング・ミックス(Marketing Mix)
④実施(

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5分で理解するビジネス名著「ビジョナリー・カンパニー」

5分で理解するビジネス名著「ビジョナリー・カンパニー」

比較的、家の近くに図書館がある関係もあって、よくビジネス書を借りて読んでます。

そういった中で、先日ジム・コリンズさんの著書「ビジョナリー・カンパニー(1995年刊)」を、図書館から借りてきて読みました。

経営理念に基づいた経営を行うことの重要さを解説した名著と言われていますが、全部で468ページという分厚さであることもあり、なかなか手が出せていませんでした。てか、文量多すぎでしょ・・・。

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【STP分析・マーケティング4P】マーケッターの卵がまず読むnote

【STP分析・マーケティング4P】マーケッターの卵がまず読むnote

マーケティングを勉強する中で日々感じることがあります。

それはズバリ!!

「マーケティングって難しいネ」

という事です。

いやぁ、本当にむずかしい。

そこでタイトルから見て取れるように、このnoteでは同じような悩みを持った、

「マーケティング学び始めたけど、何がなんだかさっぱり、、」
「とりあえず全体的な構図だけでも理解したいな、、、」

という方に向けて基本概念である「STP分析」

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ナッシュ均衡(おたがいさま理論):行動経済学とデザイン18

ナッシュ均衡(おたがいさま理論):行動経済学とデザイン18

イノベーションには共創(Co-creation)が不可欠と言われています。

このことを行動経済学の観点で調べると、ナッシュ均衡という言葉に出会いました。正しく理解しようとすると理論や数式が出て難しいので、小説をもとにわかりやすく概念を理解してみたいと思います。

画像エウレカの確率 経済学捜査員とナッシュ均衡の殺人
石川 智健
講談社 2015.02

均衡=抜け駆けできない状態
小説の内容がネ

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ポストコロナの勝者と敗者 - デジタル化によって広がる格差

ポストコロナの勝者と敗者 - デジタル化によって広がる格差

会社を5年前に立ち上げてから今まで、産業のデジタル化の必然と緊急性についてイベントやミーティング等で散々話しをしてきたけど、今回はその時流の変化を理解して行動に移した会社と、日和見主義的に決断をしてこなかった会社との間で広がった情報格差、そしてポストコロナによって決定的になる今後について。
(今までの投稿でIIoTや現場におけるデータの質など、基本的なところは話したので、今回はその辺はもう読了いた

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なぜ LayerX? に答えました

なぜ LayerX? に答えました

どうも、すべての経済活動をデジタル化したい石黒です。

あらためて、LayerXに入社しました。FacebookやTwitterで多くの激励の言葉をいただきました、ありがとうございます。

「LayerXってどんな会社?」「ブロックチェーン領域って?」LayerXは創業から2年、まだ30人の小さなスタートアップです。noteを通じて会社やメンバーや取り巻く業界のことを石黒なりにお伝えしていこうと思

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広告バナーをデザイン論で語らずに「ビジネス思考」を学んでみよう!

広告バナーをデザイン論で語らずに「ビジネス思考」を学んでみよう!

以前Twitterで投稿した内容を少し深掘りし、バナーがどれほどの経済効果を生んでいるのかを解説したいと思う。

ご注意 : 登場する数値は「実数値ではなく編集した目安」の数値です。弊社顧客の数値とは関係ありません。

はじめにTwitterではクリック率とCV数(購入数)を書きましたが、そこから掘り下げて広告に対しての費用対効果まで考えてみます。
・数は獲れるが赤字になる
・効率は良いが数が足り

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なぜ組織でモノを創るのか?

なぜ組織でモノを創るのか?

全ての「良いものを創りたい」方へ。
なぜ人は組織でモノを創るのでしょうか?
「共創」というキーワードからこれからの組織でのモノづくりを紐解いていきます。

この内容は【オンライン開催】Cybozu UX Cafe 理想のデザイン組織について語ろうにて登壇発表したものです。

以下はスライドの抜粋になります。

歴史から学ぶこれからの未来を見通すためには、これまでの歴史を知ることがその近道になります

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希少性(失いかけるとほしくなる):行動経済学とデザイン16

希少性(失いかけるとほしくなる):行動経済学とデザイン16

影響力の武器、最後の6つ目は「希少性」です。

影響力の武器
ロバート・B・チャルディーニ (著)、社会行動研究会(訳)
1991.09(第一版) 誠信書房

なんで品薄になるのか?
希少性は正しい判断をにぶらせてしまいます。例えば今の状況のようにマスクやハンドソープが店頭にないと、価格が高くても買おうとするし、家にストックがあるにも関わらず買わなきゃ、と思ってしまいます。過去にも

・スニーカー

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いま話題の 「stand.fm」 のUIを全力でトレースしてみた!

いま話題の 「stand.fm」 のUIを全力でトレースしてみた!

皆さん stand.fmというアプリ/サービスを知っていますか?
そうです。音声サービス界隈に彗星の如く現れたニューヒーローとも言えるサービスです。そのぐらい今、勢いがあると思います。

皆さんご存知の通り、音声コンテンツ市場は近年、googleやspotifyの参入やスマートスピーカーの普及に伴ってかなり盛り上がっており、日本の市場も例外ではなく、RadiotalkやVoicy、Recなど様々な

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アフターコロナ世界はどう変わるのか、9つの視点

アフターコロナ世界はどう変わるのか、9つの視点

2020年4月18日現在、連日、世界のコロナウイルス 関連ニュースを読み漁っています。まさに朝から晩まで。

今日、日本の感染者は1万人を超えました・・・ついに大台に来てしまいました。スタートアップの経営者として、今回の危機をどのように捉え、それにどう立ち向かっているか、立ち向かうべきか。毎日考えに考えています。

今日は、我々社会人は、どうアフターコロナに備えていけば良いのか。それを書いてみたい

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