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しばらくNOTEでブログ書いてみます。過去のブログは、http://jqut.blog98.fc2.com/ でご覧いただけます。
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#人事

全ての業務は人材開発に通ず ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第31回 (2023.12)

全ての業務は人材開発に通ず ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第31回 (2023.12)

「ビジネスやテクノロジーの最先端トレンドを伝えてきた日経産業新聞は2024年3月29日付で休刊します。1973年10月の創刊以来、50年間にわたり皆様のご愛顧を頂きました。」
日本経済新聞社からのリリース文ですが、3月29日付を持って日経産業新聞は休刊しました。それに伴い、日経産業新聞連載「HRマネジメントを考える」も終了しました。休刊日までに再録の遅れた分の取り戻しをしようとしたのですが、間に合

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「何をどう理解したか」伝えよう ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第26回 (2022.10)

「何をどう理解したか」伝えよう ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第26回 (2022.10)

日経産業新聞「HRマネジメントを考える」の再録、続けますね。だいぶ近くなってきました。第26回目です。何をどう理解したか伝えるというのは、キャリアカウンセリングのクラスで散々教えさせていただいていることです。でも、これってコミュニケーション全般で大切だよなぁとつくづく思います。これを怠ったがためのすれ違い、曲解・誤解、行き違い、そんなことでたくさんのことを私たちはロスしているように感じます。
さて

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マネージャーがいきいき働く姿を ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第25回 (2022.06)

マネージャーがいきいき働く姿を ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第25回 (2022.06)

日経産業新聞「HRマネジメントを考える」の再録、事情があって少しキャッチアップを急いでいます。バックナンバーのまとめページも作りました。ようやく、第25回目。このテーマは、ここ2年ほど人事として最も重要なテーマではないかと思っているものです。日経ビジネスの特集でも語らせていただきましたし、JMAMのセミナーでも語らせていただきました。なんとか社内でも実践していきたいと思っています。これがうまくいく

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HRマネジメントを考える

HRマネジメントを考える

ありがたいことに2017年12月から「HRマネジメントを考える」というリレー連載を7人の皆様と一緒に書かせていただいています。原稿からアーカイブを作成してみました。人事部長引継ぎシリーズとともに、私のHR観が詰まっているといえます。ご興味がわいた記事を是非、お読みいただければありがたいです。リンク貼るの、結構疲れました。

第01回(2017.12) 「越境学習」の効能 学びのサイクル作る

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副業の次は「経費からの自由」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第22回 (2021.09)

副業の次は「経費からの自由」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第22回 (2021.09)

7人でリレー連載を続けている日経産業新聞「HRマネジメントを考える」からのここでの再録、随分とさぼってました。2年くらいさぼってますね。で、連載第22回目の引用になります。まだ、2021年だ。
キャリア自律をうたいながら、副業を認めないどころか、いきなり単身赴任を伴う異動発令をする意味不明な企業ってまだありますよね。自由を提供しない環境で自律しろってどういうことでしょうか。
いちいち会社が許可する

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027 人材開発は人事のど真ん中

027 人材開発は人事のど真ん中

人的資本経営とかリスキリング・学び直しとか、言われてますね。

長く人事の仕事をしている立場からだと、人的資本経営なんか「何を今更当たり前のことを」と思うところも多いのですが、国が人材開発を後押ししてくれるのは、悪いことではありません。人材開発は、人事のど真ん中の仕事なのです。

人材開発担当は、以前は研修担当と呼ばれていました。研修担当は研修をすることが仕事なので、とてもdoableな名称です。

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キャリコンの環境への働きかけ~第3回キャリアデザインライブへのお誘い

キャリコンの環境への働きかけ~第3回キャリアデザインライブへのお誘い

国家資格キャリアコンサルタントの新・倫理綱領第12条です(今回の倫理綱領の改定については、コチラをご覧ください)。

【第12条 組織との関係】
組織と契約関係にあるキャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、相談者に対する支援だけでは解決できない環境の問題や、相談者と組織 との利益相反等を発見した場合には、相談者の了解を得て、組織に対し、問題の 報告・指摘・改善提案等の調整

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026 1on1を制度ではなく文化として定着させる

026 1on1を制度ではなく文化として定着させる

私は、何にでもスローガンを立てるのが好きです。よいスローガンは、想いに彩りをつけます。先日、あるセミナー登壇のためにスライドを作っていたら、素敵なスローガンを思いついちゃったんてすよ。すでにちょびっと社内で使い始めています。それが、このタイトルです。

昔から1on1を嫌いだと言い続けています。1on1的な面談の効果は理解できますし、意図的にやることもあります。手法としては、とても有効だと思います

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00人事部長、引き継ぎ

00人事部長、引き継ぎ

現在の執行役員の2年の任期が終わったら、複数社に渡ってやってきた人事部長の職をおしまいにする予定です。2024年6月ですので、あと1年少し。今の任期を受ける時から決めていました。理由はシンプルで、日本の会社をもっと若い人に引き継がないといけないこと。かなり遅すぎたのですが、これはこれで責任もあったので。

今の会社の後進の皆さんにちゃんと想いと思想を引き継がないとなぁと思い、昨年実施したマネジメン

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010 人事における一番かしこい購買の考え方

010 人事における一番かしこい購買の考え方

人事部というのも、結構な予算を持っている組織です。採用費、給与関連アウトソース費用、人材開発費、システム費用など分野も結構、多岐に渡ります。ですので、人事部にも購買機能というものが存在します。購買の原則は、良いものを安く継続的に購入することです。人事の購買も同じです。良いものを安く継続的に購入するために、人事部ができることを私の経験から整理してみました。

➀ 何よりもきちんと価格交渉をする
結構

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003 一番嫌いな人事制度は何ですか?

003 一番嫌いな人事制度は何ですか?

人事制度に好きも嫌いもないんじゃないかと思われがちですが、私たちも人間ですので好き嫌いはあるわけです。制度設計・運用側である皆さんが好きな人事制度、嫌いな人事制度は何ですか。今回は一番嫌いな人事制度を考えましょう。
私は、間違いなく「役職定年制度」です。数年前に人事部長7~8名で逗子で合宿をやった際に、某企業がこの制度を入れる入れないという検討をしている話をきいて、とても盛り上がりました。ちなみに

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002 HRの2つの顧客

002 HRの2つの顧客

毎週水曜日にHRについてのまとめを書かなきゃいけないことにしたので、いろいろと整理ができるようになりました。締め切りがある人生っていいですね。物事が進みます。本当だったら自らに締め切りを課して何かができるというような強い精神力があればいいのだけども、人は弱い存在だからね、仕方がない。そうはできないのがかわいいところ。
で、連載のタイトルを創れてないのですが、何となく第2回目です。前回はHRの全般的

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001 経営に資する人事パーソンになるには

001 経営に資する人事パーソンになるには

あはは、テーマが大きいですね。もっとカジュアルに考えましょう。経営に資するというのは、役に立つ人事と言い換えてもいいし、デリバラブルな仕事ができている人事と言い換えてもいいし、企業にとってなくてはならない存在になっている人事と言い換えてもいいし、市場価値のある人事と言い換えてもいいし、やりがいのある人事と言い換えてもいいし、まあ、ここを自分なりに言葉にしてみるのも意味があるように思います。
で、そ

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人事は人気商売?、それとも嫌われ者?

人事は人気商売?、それとも嫌われ者?

とある人事マネージャーとの対話の中で、相手から「人事はどれだけ尽力をしても現場からは嫌われて当然」というお話を聴きました。ずっと、そんな世界で生きてこられたのだといいます。正直、かなりびっくりしました。

私はまったく逆で、「人事は人気商売」だと思ってずっとやっています。たぶん、日本には2つの人事があるんだと思います。私のような後者の人事の人は、越境学習大好き、時に転職もいとわないので、いたるとこ

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