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#296 【仕事・恋愛・友達関係】人生は八百万のクイズでできている

どうも!若手の研修兄さんこと、海先輩です。

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僕の父は昔からクイズ番組ばっかり見る人で、その影響を受けて僕もクイズが好きになりました。

定番の早押しクイズはもちろん、なぞなぞ、なぞとき、イントロクイズ、雑学など、いろんな種類のクイズを解くのが趣味のひとつです。

大学生の頃は講義中もずーっと友達とクイズを出し合って、大学にはクイズをしに行っていたようなものでした。

そんなクイズ好きの僕が、思わずタイトルに惹かれた小説があったんです。

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は【人生は、八百万のクイズでできている】というお話です。

とある面白い小説を読んだので紹介したいと思います。それがこちら、

小川哲さんが書かれた【君のクイズ】という小説です。

ジャンルというとちょっと難しいのですが、ミステリーが好きな人は好きかなと思います。最初に不可思議な謎が起こり、その謎を解き明かすために考察が繰り広げられるという内容です。

話はテレビで生放送された【Q-1グランプリ】というクイズ番組が舞台。一般応募から見事出場権を勝ち取ったメンバーが、生放送という緊張感の中で早押しクイズをし、優勝賞金の1,000万円を目指します。

内容は【誰が優勝するのか?】ではありません。決勝戦の一騎打ちでは主人公の三島玲央と「万物を記憶した絶対的王者」の肩書きを持つ本庄絆というタレントが戦うことになるのですが、あと1問で優勝が決まるという場面で、事件は起こります。

アナウンサーが「問題。」とひとこと言った瞬間に「パァン」と早押しボタンがなるんですね。まだ問題文は1文字も読まれていません。

三島は緊張で誤ってボタンを押してしまったのではないかと焦りますが、自分のランプは点いていない。そう、本庄のランプが赤く点灯しているんです。

三島は「ああ、本庄やっちゃったね」と内心勝利を確信します。3回誤答したら負けというルールで、本庄は既に2回の誤答をしていたからです。

すると本庄は「ママ、クリーニング小野寺よ」と口にします。

「え?」

三島は、本庄が極度の緊張で頭がおかしくなったのかと思ったのですが、それから数秒会場がざわつき、静まり返ったころに、正解を示す「ピンポン」という音が鳴るんです。

そう、本庄は問題文を1文字も聞かずに正解を導き出し、優勝してしまったんです。

当然ながら"ヤラセ"を疑う人が続出するわけで、主人公・三島玲央はその謎を解き明かすべく情報収集に動き出す、というそんなお話です。

三島はこの謎を解き明かすにあたって、もう一度事件のあったクイズ番組「Q-1グランプリ」を見返します。そして見返しながら、スタジオで自分がなぜその問題を答えられたのか、回想しながら物語は進んでいくんですね。

兄がたまたま聞いていたラジオや、出張先のホテルでの出来事、昔付き合っていた恋人との思い出などを思い出しながら、「あの出来事がなければ、この問題の答えは導き出せていないな」と、そういうことを考えるわけです。

そんなことを考えている三島が、小説の中で次のことを言っていました。

僕たちはいつもクイズを出題され続けている。競技クイズをしている必要はない。クイズは世界のどこにでも存在している。

小川哲「君のクイズ」より

悩みを抱えた友人にどんな言葉をかけてあげればいいのか、上司の理不尽な要求にどう対応すべきか、面白みのない今の職場から転職すべきか、夜更かしをしてでも気になるドラマの続きをみるか、おとなしく眠るか、などなど。

どんな答えを出すかは人それぞれでも、僕たちは過去の経験を思い出したり、周りからの協力を得たりしながら、そういった問いに対して何かしらの回答(選択)をします。

この物語の中で三島が彼女と出会い、そして別れてしまうまでのエピソードも出てくるのですが、恋愛もまさに正解のない非常に難解な問題だと思います。

Yahoo!知恵袋を見ても、同じ質問に対して「復縁できるよ!」「やめた方がいいよ」と真逆のAnswerがあり、人は自分にとって都合のいい助言ばっかり受け入れようとするんですよね。

占いを受けてみるも、なんの根拠に基づいているのか分からない結果に一喜一憂してしまい、なんの参考にもならないことに気がつくんですよ。結局は自分にとって嬉しい結果が出ることを望んでるだけだったと。

テレビでやっているようなクイズは世界中にありふれたクイズの中で【答えがある一部の問題だけを切り取ってるだけ】であって、人生において出題される様々な問いの多くは、答えのないものばっかりなんですよね。

学生の頃は1つの答えを求める訓練ばかりさせられましたが、大人になると答えのない問いにいかに向き合って乗り越えていくかの方が遥かに大事だと分かりました。

ときには正解発表が数十年後、というクイズも待ち受けていることでしょうが、誤答を恐れずにどんどん問題に挑戦していこうと思います。

さあ、今、何問目?


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