- 運営しているクリエイター
#仕事について話そう
ハードボイルド書店員日記【192】
<いずれにせよ>
荻窪にある本屋Titleの店主・辻山良雄さんが書いた「しぶとい十人の本屋」(朝日出版社)が売れた。購入したのは眼鏡をかけた女性。
Titleは私にとって理想的な本屋のひとつだ。思わず話し掛けようとし、カウンターへ置かれたもう一冊に気づく。寄藤文平さんの本。「しぶとい~」の装丁は彼と垣内晴さんの仕事である。
本を買う目的や理由はひとつじゃなくていい。いずれにせよありがとうございま
「全国チェーン」「街の書店」「コミュニティ」
6月14日にオープンした「八重洲ブックセンター グランスタ八重洲店」へ行ってきました。
JR東京駅で降りるのは久し振り。「八重洲地下中央口」を出たら「ゴディバ」や「ゴンチャ」のある方へ向かい「ゴンチャ」の横を通って右折すると右手に見えてきます。他にも「中央口」という名の付く改札があるので注意してください。
同じような広さの他店と比べ、コミックが少な目でした。場所柄や客層に合わせたのでしょうか。
デジタル大阪ミュージアムズOPEN !
大阪市では、2025年大阪・関西万博に合わせて、大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の6館で「大阪博」を開催します。
「大阪博」に関連し、200万点以上の収蔵品の中から選定した「大阪の宝」を公開するためのWEBサイトを制作し、2024年2月20日(火)オープンしました。
制作にかかわる事ができたので、「デジタル大阪ミュージ
イチ書店員が「町で唯一の本屋」に思うこと
嬉しいニュースです。
北海道・南西部の白老町(しらおいちょう)に、町の本屋「またたび文庫」がオープンしました。同町に本屋ができるのは30年ぶりらしいです(5年前までは文具店が一部書籍を扱っていたとか)。
↑いわく「話題の小説など新刊約800冊を扱い、学術書などの専門書や児童書、実用書の古書も約1000冊置く」とのこと。町で唯一の本屋だから、あらゆるジャンルをひと通り押さえている感じでしょうか。
「毎月4日」はホントにしんどいけど
↑は集英社「週刊少年ジャンプ」の公式サイトです。
4日に発売されるジャンプコミックスの一覧を見て言葉を失いました。
「僕のヒーローアカデミア 40」
「Dr.STONE 27」
「呪術廻戦 26」
「SAKAMOTO DAYS 16」
「チェンソーマン 17」
「ダンダダン 14」
「怪獣8号 12」
ちょっとしたドリームチームです。
入ってくる梱包の数を想像しただけで寒気を覚えます。と同
「現場を大事に」と「経営者目線」を併せ持ちたい
考えるヒントをいただきました。
大阪と佐賀で書店を経営する直木賞作家・今村翔吾さんのインタビューです。次は神保町でシェア型書店の1号店をオープンするとか。
最も驚いたのは「取次を変えると在庫を清算し、現金に換えることができる」というくだり。恥ずかしながら知りませんでした。
一方で「在庫管理が難しい」「気がついたら大赤字を食らっている」は末端の非正規雇用である私にも理解できます。
在庫は抱え
ハードボイルド書店員日記【176】
「ピーターラビットの500円を5枚、1000円を3枚。1枚ずつ包装ね」
図書カードがやけに売れる月末の昼。今度はサングラスをかけた常連の老紳士だ。レジを打とうとしたら「あと1500円を7枚」と言われた。
「1500円のものはございませんが」
「知ってる。だから1000円と500円を1枚ずつで7組」
ならば「1000円を10枚、500円を12枚」と伝えてくれる方が助かる。組み合わせは包む段階で教え
「多様なニーズに応える」と「好き」は共存可
こういう記事を読むと刺激を受けます。
「佐賀之書店」をご存知ですか?
直木賞作家・今村翔吾さんがオーナーを、カリスマ書店員・本間悠さんが店長を務める本屋です。昨年12月にJR佐賀駅の構内にオープンしました。
本間さんの講演も記事になっています。
「いつでもそこにある“駅の本屋”であり続けたい」
「多彩なジャンルの本を満遍なく置く」
素晴らしい。
お店の画像や動画を見て、セレクト系ではな