今村翔吾

悪人ではなかった? 令和に注目される松永久秀 小説家の今村さん 独自の視点で語る

信貴山城址保存研究会(田中真瑞会長)は10日、平群町吉新3丁目の平群町総合文化センターくまがしホールで講演会を開催。歴史時代小説家の今村翔吾さんが「令和に松永久秀が注目される訳」と題して講演した。

 今回で7回目の講演会で、田中会長は「大河ドラマで注目を浴びる松永久秀を題材にした講演を存分に楽しんでほしい」とあいさつ。

 松永久秀を題材にした著書「じんかん」が直木賞候補となり、注目を集めている

もっとみる
ほかにも記事を公開していますので、ご覧になってみてください。
4

今村翔吾『じんかん』を読む

ttps://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034071760&Action_id=121&Sza_id=A0

 今年の直木賞候補にもなった今村翔吾の『じんかん』を読んだ。今年のNHKの大河ドラマ『麒麟が来る』にも登場する「松永久秀」の生涯を描いた小説である。以前、『信長の原理』という小説を読んだ際、「神や仏を信じな

もっとみる

【書評】『じんかん』今村翔吾 講談社

歴史の教科書である『日本史B』で下剋上の代表として取り上げられる梟雄、松永久秀の評価が近年見直されている。彼が梟雄といわれる所以は、主家である三好家の乗っ取り、将軍の足利義輝の弑逆、東大寺大仏殿焼き討ちの三悪事を行ったからである。しかし、これは久秀が生きた時代から約200年後に成立した『常山紀談』の逸話からの影響で、その信憑性はやや乏しい。また、茶の湯への造詣が深かった彼が「平蜘蛛」の茶釜とともに

もっとみる

今村翔吾『じんかん』感想文

羽田椿です。

直木賞候補作『じんかん』の感想文を書きます。

現代的な装画を用いた装丁がかっこよくて、歴史小説好きが眉をひそめるような、新しい歴史エンタメ小説だったらいいなと思いつつ読みはじめました。

(注意)ここからネタバレしてます。

この作品は、歴史ものでは悪人として書かれがちな戦国武将、松永久秀が主人公です。

この人は、
①主家である三好家を乗っ取り、
②将軍足利義輝を滅ぼし、
③東

もっとみる
ありがとうございます!
11

■『じんかん』 何度も裏切りを繰り返した松永久秀にも正義はあった

織田・豊臣・徳川と覇権が渡っていく
1500年代の戦国時代を舞台にした
歴史小説で、必ずといっていいほど
何度も主を裏切った奸雄として
描かれる松永久秀が主人公。

ただ、この物語では、違います。
貧しい幼少時代に親や仲間を武士に惨殺された
農民の子ども時代、三好家のスパイをしていた
寺に拾われ、三好家当主に才能を見出されて出世、
その後も様々なパワーバランスの中で
葛藤するリーダーとして描かれま

もっとみる
お役に立てましたようで嬉しいです。
3

読書感想文「じんかん」今村 翔吾 (著)

歴史学者は,この面白さを独り占めするために,この男にずっと日の光を当てずにいたのではないかーそう思わせるほど,抜群に面白い。松永弾正久秀である。数寄者にして謀反を繰り返すクレージー爺い。茶釜「平蜘蛛」に爆薬を詰めて自害の全くわけわかんねー,が世間の認識のせいぜいではなかろうか。
 それを今回,見事にスポットライトを浴びせきった。権力・武力にスキが生じると,誤算と打算が常に話をややこしくする,それが

もっとみる
ありがとうございます。よろしければシェアもお願います。
1

童の神:今村翔吾:〆が良い。それに尽きる。(ネタバレ有)

「童の神」(97/2020年)

〆が良い。それに尽きる。以後、ネタバレかな。

やっぱ、勝てないんだよ。彼らは、負けるんだよ。どんなに「正義」であっても、中央には屈するしかないんだよ。本当に悔しい。でもね、この悔しさが本作品の醍醐味なんだな。勧善懲悪の痛快ストーリーじゃないところに痺れるんだよね。ちゃんと希望は残してくれている。ただ、この平安の時代から、今に至るまでで、この「希望」は実現されたの

もっとみる
わざわざありがとうございます。
2

【書評】神仏など存在しない人間の世界~『じんかん』(今村翔吾)

これまた直木賞候補に挙げられた作品です。重厚ですがとても読みやすい、新しいタイプの時代小説だと思いました。夢中で読みました。今村翔吾さんの『じんかん』。

※書評一覧の目次はこちら

1、内容・あらすじ

戦国時代、いわゆる「三悪」を行ったとして、歴史上悪名高い松永久秀。その三悪とは、「主君殺し」「将軍殺し」「東大寺焼き討ち」の3つ。

織田信長に仕えていたこの松永久秀は、信長に対して謀反を起こし

もっとみる
わざわざ押していただき、ありがとうございます!
7

163回直木賞候補どれ読む?

羽田椿です。

noteに読書感想文を書くことにしたので、直木賞縛りで本を読んでみることにしました。

本を買いに大きめの本屋さんに行くと、レジの横に本屋大賞の特設コーナーがありました。

本屋大賞強いなあと横目に見ながら、直木賞の特設コーナーもあるよねと、平積みのところをぐるぐる見て回ります。

…全然見つかりません。

仕方ないので店員さんに聞くと、
「まだあんまり入ってきてないんですよね」

もっとみる
ありがとうございます!
14

酒吞童子を描いた歴史小説!『童の神』を読みました。

第160回直木賞候補作であり、
第10回山田風太郎賞候補作であり、
第10回角川春樹小説賞受賞作の『童の神』を読みました。

昔話『桃太郎』の鬼側の物語を読んだ気分になりました。

理不尽に攻撃され、蔑称を付けられて、抗う人々が描かれています。
「鬼の目にも涙」と片付けてしまっていいのか、思うところがあったので、感想を綴ります。

あらすじ
「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我

もっとみる
やったー(#^^#)
6