小宮山剛

❛おかにりっとう❜で「剛」です。 誰もが故郷や縁のある土地に誇りをもてるような、自分の…

小宮山剛

❛おかにりっとう❜で「剛」です。 誰もが故郷や縁のある土地に誇りをもてるような、自分の生きかたが好きになれるような、そんな社会・場所・ことば・発信をデザインしていきます。 ≫≫≫情報リンク: https://lit.link/tsuyoshikomiyama

マガジン

  • 積読人たち

    「積読」と検索したらひっかかってしまった幸運の記事を収集します。きっと、お家が積読であふれている徳の高い方が執筆された記事ばかりでしょう。

  • 積読読書会

    積読を愛でる者たちのオンライン集会、積読読書会。その告知やレポートをまとめたマガジンです。毎回披露される積読の数々や積読にかかわる名言を掲載しています。

  • 椎葉村図書館「ぶん文Bun」

    小宮山剛が「クリエイティブ司書」としてデザインした秘境・椎葉村の図書館「ぶん文Bun」について書いた長めの記事はこちらに上げます!

  • 日本三大秘境・椎葉村の日常

    2019年に宮崎県椎葉村(日本三大秘境)に地域おこし協力隊として移住し3年目に立ちあげたこちらのマガジン。椎葉の景色や暮らしぶりをアップしていきたいです。

  • 宮崎本大賞活動史

    宮崎本大賞の公式noteに書き記していったことを、小宮山剛のマガジンでもまとめておきます。

最近の記事

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「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション

※このnote投稿は『専門図書館 特別号2023』において掲載された拙稿『「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション』についての転載許可を専門図書館協議会機関誌委員会様よりいただき掲載しているものです。これを機に、ぜひ機関誌『専門図書館』へご興味をいただけますと幸いです。 1.はじめに本稿は、地域おこし協力隊などの立場でKaterie・ぶん文Bunの立ち上げ運営に関与し続けている「クリエイティブ司書」こと小宮山剛が、

    • (最終回)第36回積読読書会告知+第35回積読読書会レビュー

      最初に申し上げておきます。 次の「第36回積読本大賞」は、こうしてオンラインで小宮山剛が毎月開催する積読読書会としては「いったん最後」です。 積まれよ、さらば救われん・・・ まるっと3年間積読読書会をオンラインで開催し続けてきまして、延べ(リピーターの方も重複カウントすると)251名の方にご参加いただきました。計何冊積んできたんだろう・・・。一回につき何冊もご紹介くださる方もいらっしゃいますので、すくなくとも300冊の積読さん達と出会ってきたことになります。 次回(最

      • 椎葉村地域おこし協力隊「秘境の文筆家」の募集がはじまっている

        🖊秘境の文筆家2024年1月19日の記者会見でようやく発表できた「秘境の文筆家」プロジェクト。直木賞作家・今村翔吾先生が設立された「一般社団法人ホンミライ」と連携した作家修行プロジェクトです。 椎葉村地域おこし協力隊制度を活用するのでベーシックインカム的な給与があるのはもちろん、任期最大3年間のうちは家賃がかからないのも魅力的。地域おこし協力隊として役場の仕事をして「空き時間は書いてていいよ」ではなく、執筆や、書くための取材もすべてが仕事になるという仕組みであります。 何

        • 第35回積読読書会告知+第34回積読読書会レビュー

          積まれよ、さらば救われん。 言いたいことは、それだけだ。 積みましょう、読みましょう、買いましょう。 📚第35回積読読書会は2024年2月29日木曜日<夜>開催第35回積読読書会の開催について2024年2月29日(木曜日)の21時00分からと予定しております。下記開催要項とスケジュール感をご確認いただきましたら、お申し込み用のGoogleフォームから参加のお申込みをお願い致します。 🖊積読読書会とは・・・? 🖊第35回積読読書会について 🖊積読読書会でやること

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        「かえりたい図書館」をつくる、深める、広める:椎葉村図書館「ぶん文Bun」のソーシャルイノベーション

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          第34回積読読書会告知+第33回積読読書会レビュー

          2023年12月、忌々しき月です。 積読読書会をはじめた2021年3月27日以来毎月の開催を続けてまいりました。餓鬼のようにしぶとく、サトゥルヌスのように執念深く、続けてまいりました。どんなにほかのイベントが重なろうとどうしようと、僕にとってのライフワークのようになっている「積読読書会」だけは毎月欠かさずに行ってまいりました。 それが、途切れたのです。 凶行というほかありません。忌々しきことです。一体何があったのか。僕はいったい何をしていたのか。溜まりゆくばかりの積読さ

          第34回積読読書会告知+第33回積読読書会レビュー

          「図書館ではたらく」ではなく「図書館×something」な人のためのミッション「シン・クリエイティブ司書」募集!

          皆さまごきげんよう、クリエイティブ司書・小宮山剛(東京から椎葉村へ移住、福岡県出身)です。 みなさまご機嫌はいいですか?私はご機嫌よいです。どれくらい機嫌がいいかというと『荒涼館』(チャールズ・ディケンズ)の2巻までくらいは一息でなんとか読み切れるかもしれないというほどに機嫌がいいです。 🖊クリエイティブ司書、そして地域おこし協力隊司書たちの系譜さて、私が椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」に着任したのは2019年4月のこと。それは2020年7月の、椎葉村図書館「

          「図書館ではたらく」ではなく「図書館×something」な人のためのミッション「シン・クリエイティブ司書」募集!

          第33回積読読書会告知+第32回積読読書会レビュー

          このところ告知が遅れがちになってしまっていた積読読書会。 ふふふ、11月は余裕をもってお知らせをさせていただきますよ。 ふふふ。 いひひ。 積まれよ、さらば救われん。 「救われん」と入力すると「スクワレン」と変換されるのですが、なんだか洗剤の名前、あるいは植物由来成分の名称みたいですよね。 ・・・さぁ、長くなる前にプラクティカルな文章を書いていきたいと思います。今日もいってみよーーう!! 📚第33回積読読書会は11/23日木曜日<夜>開催第33回積読読書会の開催

          第33回積読読書会告知+第32回積読読書会レビュー

          なぜ椎葉村図書館「ぶん文Bun」の著名人コラボイベントは「地元のため」になるのか

          🖊作家・原田ひ香さんと、小説紹介クリエイター・けんごさんにお越しいただきますこの記事を書こうとしている10月26日、僕は湧き立ち浮き足立っている。なんと言ったって、明後日10月28日には作家・原田ひ香さんと、小説紹介クリエイター・けんごさんが椎葉村にやってくるのだ。 椎葉村図書館「ぶん文Bun」(宮崎県・椎葉村の公共図書館)では、10月28日15時からお二人のトークショー「なぜ小説に生きるのか」を開催する。 原田ひ香さんとは、第4回宮崎本大賞にて『三千円の使いかた』が大賞

          なぜ椎葉村図書館「ぶん文Bun」の著名人コラボイベントは「地元のため」になるのか

          第32回積読読書会告知+第31回積読読書会レビュー

          毎月重ねてきた積読読書会・・・。 ですが、ついに2023年10月は開催が難しいことになってしまいました。 月末に、ここ最近で一番楽しみにしているイベント「原田ひ香さん×けんごさんトークショー」があるのです!ここを全身全霊でやりきってから、溜まりに溜まっている積読を皆さまと共有したいと思います。 ↓10月28日開催の原田ひ香さん×けんごさんトークショーは、10月22日までお申し込みを受け付け中です! 📚第32回積読読書会は11/3日金曜日<夜>開催第32回積読読書会の開

          第32回積読読書会告知+第31回積読読書会レビュー

          第31回積読読書会告知+第30回積読読書会レビュー

          いかん、ついに告知が当月の月末付近になってしまいました。 「9月はやらないのか?」と思われそうですが、やります!ご人数が最小敢行人数「3人」を超える限りは、やります!! 📚第31回積読読書会は9/30日土曜日<昼>開催第31回積読読書会の開催について2023年9月30日(土曜日)の14時00分からと予定しております。下記開催要項とスケジュール感をご確認いただきましたら、お申し込み用のGoogleフォームから参加のお申込みをお願い致します。 🖊積読読書会とは・・・? 🖊

          第31回積読読書会告知+第30回積読読書会レビュー

          宮崎本大賞実行委員長になりたての僕がおおやらかしをする話

          🖊ミミズクと呼ばれる老女との対話「・・・つまりあなたは、自分で企画した現地ミーティングに参加できず、オンラインで説明をすることになった。自分でわざわざ宮崎市まで、車で3時間かけて椎葉村から向かうと豪語したにもかかわらず」ミミズクと呼ばれる老女は、アール・グレイを半分ほど飲みおえた器を机に置きながらそう言った。器が欅材の机に置かれた時の音は、まるで『荒涼館』の裁判官が打ち下ろす槌のように黙示録的な、あまりに調和がとれすぎた不調和に満ちていた。 「その点については、釈明のしよう

          宮崎本大賞実行委員長になりたての僕がおおやらかしをする話

          【思えば遠くに来たもんだ】第30回積読読書会告知+第29回積読読書会レビュー

          小宮山剛のnoteは、はたして積読読書会専門になってしまったのでしょうか? そんなつもりはないのですが、このところ積読読書会のことばかりになっていますね。それだけ、わたしの人生における比重が高いもの。それが積読というものでしょう・・・。 実際、引っ越しの時に一番思いのは本の引っ越しです。 さぁついにやってきました。続けて続けて「2年半」。積読読書会も、いよいよ第30回の大台であります! 📚第30回積読読書会は8/25日金曜日<夜>開催第30回積読読書会の開催について2

          【思えば遠くに来たもんだ】第30回積読読書会告知+第29回積読読書会レビュー

          【ついにリアル】第29回積読読書会告知+第28回積読読書会レビュー

          ついにやってきた、この日が。 やってきてしまった、ついに。 オンラインで画面越しに集っていた積読読書会でありますが、この度ひょんなことから椎葉村に【3名】の「積読 ist(ツンドキスト=積読家)」が集うことになりましたので、めでたくリアル×オンラインのハイブリッド形式にて第29回積読読書会を開催したく存じます! 積読三銃士、日本三大秘境椎葉村に来る! ※種々調整の都合で日程が近々となり畏れ入ります🙇 📚第29回積読読書会は7/16日曜日<夜>開催第29回積読読書会(

          【ついにリアル】第29回積読読書会告知+第28回積読読書会レビュー

          第28回積読読書会告知+第27回積読読書会レビュー

          27回も積読読書会を開催していると「いつメン」が固定されてきそうですが、今回も新しいご参加者の方に恵まれた積読読書会でございます。 メンバーの固定、集団心理の停滞は危険な思想を生む(たとえば「本当は積読は悪いものではないか・・・?」などの由々しい思想)ことに繋がりかねませんので、こうした新風は大歓迎でございます。 「積読読書会…なんか怖そう…」という読者のあなたも、臆することなく申し込みフォームへとおすすみくださいね! 📚第28回積読読書会は6/21水曜日<夜>開催第2

          第28回積読読書会告知+第27回積読読書会レビュー

          第27回積読読書会告知+第26回積読読書会レビュー

          第26回積読読書会は久々の夜開催となりましたが、メンバーがいつも通り清廉潔白でしたので今回も清廉潔白な会となりました。 「乱れた現世のサンクチュアリ」、積読読書会です☆。 📚第27回積読読書会は5/19金曜日<夜>開催5月の連休が楽しみな方が多いことと存じますが、ぜひ積読読書会のこともお忘れなく。ぜひ連休中の所業をお披露目しに、積読読書会へいらしてくださいね。 さて、第27回積読読書会の開催は2023年5月19日金曜日の21時00分からと予定しております。下記開催要項と

          第27回積読読書会告知+第26回積読読書会レビュー

          秘境に来たころ(椎葉村図書館を立ち上げて)

          🌲辿る記憶2023年4月24日。 24の日だ。 24という数字はいい。なにせ僕は(これはもう1,629回も書いてきたことだけれど)ジェームズ・ディーンと同じように24歳で死ぬのだと思っていたのだ。24は大好きだ。 もう34歳も近い。圧倒的に理不尽な時の流れを身に染みて感じつつ、どうだもう64歳も間近じゃないか、生きていけるじゃないかという気概も感じる。尿酸値が9.8あろうが、知ったことか。僕はいま一人ではないのだ。生きていかなくてはならない。 そのようにして34歳も近

          秘境に来たころ(椎葉村図書館を立ち上げて)