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日本三大秘境・椎葉村の日常

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2019年に宮崎県椎葉村(日本三大秘境)に地域おこし協力隊として移住し3年目に立ちあげたこちらのマガジン。椎葉の景色や暮らしぶりをアップしていきたいです。
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記事一覧

第35回積読読書会告知+第34回積読読書会レビュー

積まれよ、さらば救われん。 言いたいことは、それだけだ。 積みましょう、読みましょう、買いましょう。 📚第35回積読読書会は2024年2月29日木曜日<夜>開催第35回積読読書会の開催について2024年2月29日(木曜日)の21時00分からと予定しております。下記開催要項とスケジュール感をご確認いただきましたら、お申し込み用のGoogleフォームから参加のお申込みをお願い致します。 🖊積読読書会とは・・・? 🖊第35回積読読書会について 🖊積読読書会でやること

「図書館ではたらく」ではなく「図書館×something」な人のためのミッション「シン・クリエイティブ司書」募集!

皆さまごきげんよう、クリエイティブ司書・小宮山剛(東京から椎葉村へ移住、福岡県出身)です。 みなさまご機嫌はいいですか?私はご機嫌よいです。どれくらい機嫌がいいかというと『荒涼館』(チャールズ・ディケンズ)の2巻までくらいは一息でなんとか読み切れるかもしれないというほどに機嫌がいいです。 🖊クリエイティブ司書、そして地域おこし協力隊司書たちの系譜さて、私が椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」に着任したのは2019年4月のこと。それは2020年7月の、椎葉村図書館「

【椎葉若者写真鑑】 椎葉村図書館『ぶん文Bun』

 四年前に東京から移住してきた小宮山剛さんも「日本三大秘境」のワードに惹かれた一人。別の地域では感じられない唯一の価値があるのではと期待し、「クリエイティブ司書」のミッションにも大いに胸躍らせ、地域おこし協力隊として椎葉村図書館『ぶん文Bun』の立ち上げに携わりました。  椎葉に来て、椎葉の人の話を聞いて、人口減少や村の存続の危機感に触れて。移住促進や子どもたちの教育環境を考え、帰ってくる人を増やさなければ村がなくなる。そんな実感のこもった課題を目の前にして、「燃えざるを得

楽しい!親子リズム

雪が降ったり、冷たい風が吹いたりしてますが、山が少し赤みがかって、桃や梅の花も咲き始め、春ももうすぐですね! 最近イベントのお知らせや学びの紹介が続いているので、普段はこんなことをしていますということで、先週の親子リズムの様子をご紹介します♪ 親子リズムって? 月に1回、椎葉村交流拠点施設Katerieをお借りして、親子でリズム遊びを楽しむ時間を設けています。親子でやるので「親子リズム」と言っています。 リズム遊びのねらいや効果については、奥が深くて書き出すと長くなり

台風後の一斉清掃

今日は、村内の一斉清掃でした。 秋晴れの気持ちのよい作業日でした。 改めて知る台風の影響 私の住んでいる地区では、普段はみんなで峠まで道切り(道の草切)やごみ拾いをするのですが、今回は台風の被害で道が通れなくなっていたり、各家への枝道被害の対応もあり、いくつかのグループに分かれて作業になりました。 男性陣は草切りを、女性陣は刈った草をまとめたり、道路の上の砂利をくわでのけたりしました。 歩きながら、改めて9/18の台風14号の被害状況(の一部)を詳しく知りました。 広

はじまります「椎葉村秘境サウナデザインコンテスト」

いま僕が、どの仕事よりも楽しみにしている交流拠点施設Katerie関与の事業がこちらです。(本記事トップ画は下記サイトからの引用です) 静岡ではあの「サウナしきじ」のすぐ近くに住み、東京では「文化浴泉」に通い詰めたこの私。今や最寄りの良いサウナは熊本の「湯らっくす」に…。車で片道2時間以上!3回しか行ってねぇ。 そんななかこの、Katerieと椎葉村のスペック・感動・資源をフル活用したコンペが開催されるのだ。燃えないわけがない。私は今焼き石以上に燃えている。なんと言っても

椎葉村のSNSをまとめました!

椎葉村のことをもっと知りたいと思っていただいたときに、ご紹介したいのがSNS。椎葉村では、様々な団体によるSNSから、日々多くの情報を発信しています。 そんなたくさんのSNSの中から、あなたにぴったりのものを見つけてもらい、もっともっと椎葉を知ってほしい! そんな思いで、椎葉村のSNSをまとめてご紹介します。 椎葉村外の方におすすめのSNS ベスト3!第1位 椎葉村 【LINE】 椎葉村を「知る」「働く」「イベント」「ふるさと納税」など、椎葉村へ興味をお寄せくださって

十根川の大杉のようにでかく、長く、まっすぐに。人のつながりで地域をつなげる。

2021年度、椎葉村は第6次長期総合計画を策定しています。 この記事では、椎葉村全10地区ごとに行った「地区みらい会議」で話し合われた地区独自のプロジェクトの内容や、地区を代表する方の思いをまとめてお届けします。 同級生に囲まれ、ごく自然に帰ってきた故郷椎葉村今回お話を伺ったのは、鹿野遊地区の公民館長を務めている椎山操さん。 椎山さんは鹿野遊で生まれ育った、鹿野遊小学校の卒業生です。 (鹿野遊小学校は2010年に閉校し、その校舎は現在「鹿野遊ふれあいセンター」として地域

ヒノカミ神楽を舞ってみた

🔥神楽のある村に住んでいます 私が住んでいる宮崎県・椎葉村の上椎葉地区では、12月11日に昼神楽祭が催されました。椎葉村は日本三大秘境なんて言われるくらい山深い、九州のほとんど真ん中にある村です。 例年は夜神楽(よかぐら)といって17時頃から朝8時頃まで交代で舞い続けるのですが、村内限定の開催に規模縮小されたうえでの昼神楽では朝8時から夜中の1時くらいまで舞い続けました。うん、時間帯が変わっただけですね笑。 夜半も近くなると、眠気と(お酒を飲む人は)酔いで失神寸前・・・

椎葉村地域おこし協力隊「飛び出す司書」募集開始!

📚「飛び出す司書」募集開始!今年度から来年度にかけて新しい動きが多そうな宮崎県・椎葉村の地域おこし協力隊募集。そのなかで私「クリエイティブ司書」の小宮山剛がもっとも大きく期待している募集が11月1日の「本の日」にはじまりました! 「飛び出す」というとどんなイメージでしょうか? 「飛び出す絵本」は楽しいですよね。子どもも大人も大好きです。・・・そんなふうに、誰しもが本を通じて楽しめる環境をつくる図書館職員の方を募集したくて・・・そして「図書館を飛び出す」ことで村中を本を携え

マスク・チャームで生きながらえ

緊急事態宣言延長、故郷の福岡も包含…。 もうマスクなんて剥ぎ取りたい衝動にかられましたが、昨日椎葉村の自宅まで郵送でお届けいただいたマスク・チャームのおかげで、もう少し頑張ろうと思うことができています。 普段お世話になっている、椎葉村図書館「ぶん文Bun」へも東京からお越しいただいた方からの贈り物に心躍るワタシ。思えばこの1年、ぶん文Bunづくりを通して日本各地にさまざまな御縁が広がったことを思うのでした。願わくばそれが、椎葉村のためにもなっていれば嬉しい。 「そうだ、

ガッキーで世間が騒がしいところ申し訳ないのですが

ガッキーで世間が騒がしいところ申し訳ないのですが、我が家にはゴッキーがでました。南京虫界にも彼女のような可憐な存在はいるのだろうか…と思いながら、ふと、かつて僕が学生時代に「一日最大八匹のゴッキーが出た」家に住んでいた頃パラノイアに苛まれながらミクシー日記に書いた「郷貴子と郷貴太郎の物語」が思い出されました。かなりの名作だったはず…。 しかし僕はミクシーのID?を毎日のように変えていたため、もうそれを思い出すことはできません。当時のメールアドレスもわからない。あぁ、あの名文

桜桃忌に慌ただしくヴィヨンを知ることについて慌ただしく書く

今日は6月19日。太宰治の誕生日であり「命日」(ご遺体が発見された日)である。そんな日に僕は積読読書会を催すということで、せっかくならと太宰治全集で彼の手記を読んだり、大好きな『ヴィヨンの妻』を読み返したり、習作と晩年の文章を読みくらべている。 僕は太宰治の文章のなかで『ヴィヨンの妻』が好きだ。とても好きだ。そしてその好きな気持ちと裏腹に、僕は太宰治がどのようにして「ヴィヨン」というフランスの中世詩人を知ったのかを知らない。 こうなってくると、なんだか軽々しく「積読読書会

31歳になりました:ご報告と小宮山剛のこれからについて

2021年7月26日、31回目の誕生日を迎えました。 今日この日まで生きながらえることができたという、細い細い糸をたぐり続けるかのような軌跡を振り返りつつ、今のつながりをいただいております皆さまへ深謝申し上げます。今日は一日たくさんの方からお祝いのお言葉をいただきましたので、2021年後半の間は皆さんをお祝いし踊り続ける存在であるように努めたいと思います。・・・どんなお祭り男やねん!! この記事を書こう書こうと思いながら、最近は図書館のまとめ記事のようなものをnoteにア