りゅうぼく

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なぜ僕はこんなに不安になるのだろうか

僕は、だいたいいつも不安に感じることを抱えながら暮らしている。 自分でも不思議なくらい、様々なことに不安を感じる。 不安に感じていることのほとんどは杞憂に終わることを、頭では理解しているのに、不安であることをやめられない。 大地震が起きたらどうしよう、日本が戦争に巻き込まれたらどうしよう、などの自分ではコントロールできないスケールの大きなものから、事故にあったらどうしよう、病気になったらどうしようという自身の命に関わるものだったり、家族の健康や仕事のことだったり、とにかく入

    • 読書感想文「東京百景」又吉直樹さん

      『東京』という言葉は、一言では言い表せない多様性に満ちていると思う。 僕は東京近郊(東京都ではない)に住んでいて、東京に来たことがない人がどんなイメージをもつかは想像するしかできないのだけれど、東京には魅力的な街がたくさんある。 又吉直樹さんの「東京百景」は、太宰治の「東京八景」をオマージュにした作品らしい。 大阪から上京して過ごしたさまざまな街の情景が、ぎっしりと百篇つめこまれている。 この本を購入したとき、百景の「景」は景色または景観のことだと思っていた。 読み進めな

      • 4/3 映画「夜明けのすべて」鑑賞と感想

        雨の午後、数時間ぽっかりと空きの時間ができたので、燃え殻さんがラジオでお勧めしていた映画「夜明けのすべて」の上映スケジュールを検索してみる。 すると、空いた時間と上映時間がピタッと重なっていた。これは見るしかないと池袋のシネマ・ロサへ向かう。 ちなみに映画の内容についての事前知識はいっさい無かった。 書店で平積みになっていた文庫本の映画版カバー写真を見たのと、燃え殻さんがラジオで感想を語っていたのを聴いただけ。 だが、思わぬところに落とし穴があった。 映画を見に行っておい

        • 4/1 何度でもリスタートできるのは暦のおかげかも

          今日から4月、2024年度が始まりました。 人間が創った「暦」というルールのおかげで、特別に感じられます。 人生は、この世に生をうけて始まったら死ぬまで一本道。たとえ分かれ道が何回あろうとも、戻ることはできない。だからリセットはできない。 でも、何度でもリスタートできる。 「暦」のおかげでリスタートしやすい日がたくさんある。 しかも日本は4月から翌年の3月までを「1年度」としてるので、節目と感じられる日がとても多い。 1/1→1年が始まったから 4/1→新年度が始まったから

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        記事

          3.11の数日後に見たあの青空

          今日の東京は雲ひとつない晴天。 これで花粉がとんでいなければどんなに幸せなことか。 東日本大震災から数日後にもこんな晴天だったことを覚えている。 大きな余震のたびに緊急地震速報が鳴っていた。 地震が大嫌いな僕は、そのたびに生きた心地がしなかった。 ずっと揺れている感じのする不快な日々だった。 関東に住んでいるので直接的な命の危険を感じることはなかったけれど、原子力発電所の事故もあったので毎日とにかく不安だった。 震災の翌週、仕事が数日休みだった。 職場の誰が言い出したのか

          3.11の数日後に見たあの青空

          "ドキドキとワクワク"はドラゴンボールがおしえてくれた

          鳥山明さんの訃報が世界を駆けめぐっている。 僕もとても悲しい。 お会いしたことのない有名人が亡くなられて、こんなに悲しいのは初めてかもしれない。 物心ついた頃、父が買ってくる週刊少年ジャンプが家にあった。 初めて読んだ漫画がドラゴンボールだった。 単純に、ものすごく面白かった。 毎週、ドキドキとワクワクがとまらなかった。 まだインターネットが一般に普及していなかった小学生のころ、月曜の朝に登校したらジャンプに載っている(今思い返せばとても豪華なラインナップの)漫画の話で友

          "ドキドキとワクワク"はドラゴンボールがおしえてくれた

          「悪事千里を走る」が比喩でない時代の【若気の至り】とは如何に

          僕は、池袋の有名待ち合わせスポット「いけふくろう」の上に悪ふざけで乗っかったことがある。 高校卒業の頃だったように覚えているので、もう20年以上前のことだ。スマートフォンも各種SNSもこの世にまだ存在しなかった。 自分の記憶には、【若気の至り】として格納されている。 まさか1人でそんなことをしたわけではない。 何人かの友だちとはしゃいで悪ふざけしていたのだ。 酔っぱらっていたのか、何かのバツゲームだったのかはよく覚えていないけれど。 (年齢確認のない頃でした。カラオケでは2

          「悪事千里を走る」が比喩でない時代の【若気の至り】とは如何に

          読書感想文『正欲』朝井リョウさん

          *これから読もう(観よう)と考えている方は、ご覧にならない方がよいかと思います。ご注意ください。 書店のポップに書かれていた「読む前の自分には戻れない」という文言に惹かれて、朝井リョウさんの『正欲』を読んでみました。 とても面白い本でした。 でも、読む前の自分と別に変わった気はしません。 「ふーん」とか「へぇー」はあったけれど、どちらかというと「そうだよね」という感じです。 「だからポップに書かれていた文言はおかしい」ということではなく、 この本に違和感を感じたり、気持ち悪

          読書感想文『正欲』朝井リョウさん

          日記を1ヶ月弱書き続けて感じたことは。

          随分とひさびさの投稿になってしまった。 去年の12/29から1ヶ月の間、毎日日記を書き続けるぞと決めてみた。 https://note.com/_ryu_boku_/n/nab67e7aa5f16 1/15までの18日間、毎日日記を記事にしてアップし続けられた。だいぶ無理やりの日もあったけど、締切に追われる作家さんの気持ちが0.0001%くらいわかった気がした。 1/16、その日のうちに日記を書けず翌日に持ち越して、そこから1週間は翌日に日記を書きあげた。 1/24の日

          日記を1ヶ月弱書き続けて感じたことは。

          1/24日記「ひさしぶりのマクドナルドでホスピタリティあふれていたのは」

          お昼ごはんに何を食べるか迷いに迷って、マクドナルドへ行った。 お腹は「求む!中華料理」な感じだったけれど、次の予定まで少し時間があったので、食事をしたあともゆっくりいられる場所を探していた。 30代になってから《胸やけ》とか《胃もたれ》を感じるようになった。 20代の頃は焼肉とラーメンをはしごしても何ともなかったのに、と悲しかった。 だから、自然とマクドナルドからは足が遠くなった。 そんな久しぶりのマクドナルド。 気がついたら『チーズダブルテリヤキ』のセットを頼んでいた。

          1/24日記「ひさしぶりのマクドナルドでホスピタリティあふれていたのは」

          1/23日記「夕暮れの公園で浸る」

          在宅での小一時間の打合せ以外は仕事を入れず、つまりほとんど休みの1日。 朝のガス点検、午後に自動車の半年点検とやるべきことを済ませて、夕方にホッと一息。 いつも1日平均10,000歩くらい歩いているのに、今日は1日ほとんど歩いていないことに気づいて、ふらっと近所を散歩に出かけた。 家から歩いて5分ほどの公園へ向かう。 タイミングよく、日が沈みきっていないけれどイルミネーションが点灯している時間帯。 この季節は16時半にチャイムが鳴るので、子どもたちはほとんど帰宅していて静

          1/23日記「夕暮れの公園で浸る」

          1/22日記「満員電車でボーッとする。そして、思い出し笑いをこらえる。」

          朝早くからの仕事があり、久しぶりにピーク時間の満員電車(埼京線)に乗った。 ここ何年かピーク時間に電車に乗る必要がなく、コロナ禍を経て満員電車って少し混雑状況は緩和されたのかなと思っていたら、僕の見込みが甘かったようで。 車内は相変わらずの混雑っぷりでした。 以前何かで読んだ記事によると、満員電車のストレスは戦闘機パイロットのストレスに匹敵するらしい。 たしかに、四方八方から圧迫されるし、密室だし、近くにいる人の臭いとか、ストレスの材料には事欠かない。 しかも月曜の朝、急病

          1/22日記「満員電車でボーッとする。そして、思い出し笑いをこらえる。」

          1/21日記「やっぱり冬は鍋だよな」

          天気も悪い予報だし、出かける用事もないし、カラダとココロを休める『ザ・休日』 子どもたちのリクエストもあり、昼も夜もホットプレートでのご飯。 昼:ホットケーキ いまだにホットケーキとパンケーキの違いがよくわからないけれど、家で食べているのはホットケーキだろう。 焼けていくさまを見ている子どもたちはとても楽しそう。 バターとメープルシロップという定番の味でいただく。 夜:お鍋 何鍋かと言われればよくわからないけれど、昆布出汁の普通のお鍋。(よせ鍋?) 子どもたちのリクエス

          1/21日記「やっぱり冬は鍋だよな」

          1/20日記「不安なときはお布団に入ることにしている」

          休日の土曜日。 特別な予定もなく、のんびりとした1日。 子どもたちの習いごとを待つあいだ、近くのショッピングモールでひと休み。 コーヒーを飲もうと思い、ドトールへ。 土曜日なので結構混みあっていた。 なんとか席を確保し、さて音楽を聴きながら本でも読むぞと思ったが、イヤホンを忘れたことに気づく。 今思えば、さっさとコーヒーを飲み終えて本屋でブラブラすればよかった。 聴覚過敏気味(自己診断だけど)なので、まわりのお客さんの会話が気になって読書に全然集中できない。 聴こえてくる

          1/20日記「不安なときはお布団に入ることにしている」

          1/19日記「ひさしぶりに連絡してきた友だちは営業活動の練習相手に僕を選んだ」

          朝早く、大学時代の友だちMくんからメッセージが届いた。 その内容は、 「ひさしぶり、元気にしてる?」と 「相談したいことがあって、今日電話できる?」 というもの。 うーん、あまりよい予感はしない。 SNSで少し前にMくんの投稿を見かけた。 結婚しました!というものと、転職しました!というものの2つだった。 メッセージを見た段階での僕の予想は、 ①最近結婚してさ、飲みに行こうよ。 ②最近バタバタしてたんだけど落ち着いてきたから、飲みに行こうよ。 ③トラブルの相談をさせてほしい

          1/19日記「ひさしぶりに連絡してきた友だちは営業活動の練習相手に僕を選んだ」

          1/18日記「毎週木曜のルーティンは深夜ラジオを聴きながら車窓から風景を眺めること」

          1年半ほど前から、毎週木曜日は武蔵野線に乗っていつもと別の場所へ仕事に行っている。 仕事内容的にはあまり気分のあがるものではなく、どちらかというと少し憂鬱だ。 武蔵野線の車窓からの景色は都心へ向かう電車よりものどかで、憂鬱な気持ちにほんのりと寂しさを上乗せしてくる。 ところで、1年弱前から作家の燃え殻さんにハマっている。小説を読み、エッセイを読み、深夜ラジオを聴いている。 ラジオを毎週聴くのは中高生以来だ。当時はリアルタイムで聴くしかなかった(少なくとも僕が持っていたCDラ

          1/18日記「毎週木曜のルーティンは深夜ラジオを聴きながら車窓から風景を眺めること」