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「編集」ってなんだ? 編集力3.0について

「編集」ってなんだ? 編集力3.0について

「編集」ってなんだ?
最近 よく使われる言葉な気がして、一体何なのか再考していた。
私も編集者なのだけど。

編集。考えれば考えるほど、誰もがやっていることだなと思う。

例えば、おしゃれだって
①「誰にどう見られたいか」考えて
②多くの中からアイテムを選んで
③見られる(を発信とする)なら
広義の編集で。

飲み会に誰を呼ぶか、どんな店でどんな席順にするか、場をつくることだって編集だ。

商品を

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やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

最近よく社員に言っていることがあります。

それは「読まれる文章を書きたいなら、ブラウザの向こうにいる人を想像するといいよ」ということです。

こちらがツイートするとき、noteを公開するとき、ブラウザの向こう側の人は何をしていて、どういうことを考えているのか?

そこをいったん立ち止まって想像しましょう、と。

「仕事がイヤだなあ」と思っているかもしれない。「飲みに行きたいなー」と思っているかも

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なぜ複業をすることにしたのかと、編集者の仕事の可能性について

なぜ複業をすることにしたのかと、編集者の仕事の可能性について

昨年秋から所属先の企業でも副業が解禁され、「課外活動届」なるものを提出すれば副業ができるようになりました。いまはWORDSさんの「顧問編集者」の事業をお手伝いさせていただいてます。

なぜ副業(複業)するのかwantedlyみたいな見出しになってしまった。副業、複業、どちらの字も使われますが、私の場合は意識としては「複」の方かなと思っていますので、この記事では以降「複業」と表記します。

複業でき

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社長の隣に「編集者」を

社長の隣に「編集者」を

今回お伝えしたいことは、これです。

社長の隣に「編集者」を。

今年から力を入れているのが「顧問編集者」という仕事です。

企業には「顧問弁護士」「顧問税理士」などがいることが多いですが、ぼくはこれから経営者の隣に顧問としての「編集者」が必要なんじゃないかと思って始めた仕事です。

経営者は「未来をつくるクリエイター」ぼくは本の編集の仕事を主にやってきました。

いろんな著者・クリエイターの方と

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「会社の編集」という仕事の探求 #インハウスエディターの役割

「会社の編集」という仕事の探求 #インハウスエディターの役割

5月中旬、PR Table Community主催で、インハウスエディターを探求するトークイベントが開催された。
登壇者は「サイボウズ式」の藤村さん、「北欧、暮らしの道具店」の津田さん。モデレーターはPR Tableの大島さん。3名とも、既にインハウスエディターとして活躍されている方々である。
https://peatix.com/event/380129/view

インハウスエディターという職

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事業に貢献する「インハウスエディター」の道

事業に貢献する「インハウスエディター」の道

インハウスエディター。簡単に言うと、社内の編集者。今更ですが、この「インハウスエディター」について、改めて重要性を感じています。

さらに、ふじじゅんさんが以下で書かれたように、「正しい表現によって、正しいネクストアクションを促すこと」という点で、事業においても重要性が高くなっていると思います。

で、少し考えてみたことを適当に書いてみます。

「編集」が必要となる業務の範囲は広い
私が関わるBt

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インハウスエディターについて考える

ここ数年のことだと思います。インハウスエディターという言葉が急に出てきたのです。編集者の端くれであり、コーポレートの発信媒体に関わる身としてもじつに興味深い言葉でした。ただ、僕は忙しいんです…!

寝てない自慢でも何でもなく、本当に、とても忙しい。平時は「お忙しいところすみません」と声をかけられるわけで、その「気になる言葉」は頭の中で放っておかれました。

そして年の瀬。

少し早めに仕事を納め、

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「インハウスエディター」言葉の歴史と記事まとめ

「インハウスエディター」言葉の歴史と記事まとめ

インハウスエディターが集まるイベントに初参加した、2021年1月22日金曜日。会も終盤に差し掛かったところ...

毎回noteを書くってのが恒例になってますよね...!誰が書いてくれるかな?

...と主催の西丸さんが話していて、「書きます!」と勢いで手を挙げてみたわたし。

貴重な話がたくさん聴けたので、せめてものお礼を...と思い手を挙げたものの、ちょっとわたし、、、インハウスエディターにつ

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編集によって人や組織を生かす“顧問編集者”

編集によって人や組織を生かす“顧問編集者”

企業などが抱える課題を「編集」の考えかたで解決する“顧問編集者”という仕事を、いくつかの企業で、ぼくはかれこれ6年くらいやっているのですが、このところにわかに、その活動の内容について訊ねられることが増えてきました。そんなご興味の参考に少しでもなればと思い、昨年刊行の書籍『ビジネスの課題は編集視点で見てみよう』(酒井新悟 著)から、著者のお許しをえて、ぼく(松永)と酒井さんの対談記事「編集によって人

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教養として知っておきたい「編集」の基本②:仕事のどこに「編集」をつかう?

教養として知っておきたい「編集」の基本②:仕事のどこに「編集」をつかう?

この記事は、さまざまな「モノやコトの編集」にたずさわるなかで見えてきた編集の基本的な考えかたを紹介する『教養として知っておきたい「編集」の基本』のシリーズです。

■ 組み合わせると、なぜ「意味」が変わるのか「編集」とは、組み合わせによって価値や意味を引き出すこと。そのことを以前の記事では、つぎのような2組の写真をつかって説明しました。

なにか手を加えたわけでもないのに、横にならべるものを変える

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