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#石井光太
ルポ スマホ育児が子どもを壊す 石井光太2024年新潮社№828
現代社会が、成長段階の子ども達に
どんな影響を与えているか可視化しようと、
保育園から高校まで、
200人以上の教師に取材を重ねた衝撃のレポート。
■保育園
園から公園へ。
着いても、無表情で立ちすくむ。
彼らは外で自由に遊んだ経験がないので、
遊び方わわからない。
保育士が遊び方を教えるとするけれど、
自ら遊びを考えることがない。
・大人に余裕が無くなった、親の監督責任が問われるようになった
ニッポン異国紀行―在日外国人のカネ・性愛・死 石井光太2012年NHK出版№717
在日外国人の知られざる世界。
12年前の本なので、今はかなり変化していると思いますが、
本当に知らないことだらけで面白い。
移民政策が他国でデメリットの方が多いのに
爆増する移民。
文化、宗教の違いを尊重し合わないと
トラブルの元になります。
飛行機の自分のトランクの横に棺桶があるかもしれない。
死亡したが、宗教上の理由で火葬が出来ない。
エンバーミングで防腐処理し、飛行機で母国へ送る。
10
日本の貧困のリアル -世界と比べてわかる-石井光太2023年PHP研究所№680
世界第3位のGDPを誇る日本。
しかし実際には、
「先進国中ワースト4位の貧困国」
日本と途上国の「貧困」の違いを知ることで、
様々な課題が見えてくる。
モノはあるのに、貧困。
日本はそんな相対的貧困。
多くが精神的な貧しさの中から悲劇が起こる。
コミュニティから切り離され、
福祉という制度に依存することで孤立してしまう。
ここが途上国の絶対的貧困との大きな違い。
ギニア出身のタレント曰く
「
レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち 石井光太2012年11月新潮文庫№671
インドのレンタルチャイルド。
赤子がさらわれ、手足を切られ、
物乞いをさせられる子ども達が存在する。
子どもを抱えて物乞いする方が
たくさん恵んでもらえる。
だから子ども貸出し業がある。
肢体不自由だったり、
目が潰れている方がたくさん恵んでもらえる。
だからわざと傷つけられる。
衝撃的でした。
もうずっと顔しかめて読んでた。
インド、ムンバイでの路上生活者から
マフィアにまで命懸けの踏み込ん
ヤクザ・チルドレン 石井光太2021年大洋図書№650
宗教二世ならぬ、暴力団二世。
決して表には出てこない世界。
それでなくても家庭内の問題は、
表面化しにくい。
石井光太さんが取材し
記録した14名の二世たち。
あまりにも壮絶な人生。
子どもはある程度大きくなるまで、
それが当たり前だと思う。
母親がパートナーを取っかえ引っ変え。
注射器が家中に落ちている。
親に刺青がある。
舎弟が出入りする。
暴力での支配。
暴対法、暴排条例で、暴力団は大きく
津波の墓標 2013年1月徳間書店
私の大好きなルポライター石井さんの著書。
「遺体」では描ききれなかったルポ。
テレビや新聞では報道出来ないことも
本当にたくさんあるんですね。
視聴者、読者が望む映像を撮るマスコミ。
ブルーシートを引き剥がしてまで遺体の顔を写真に収める。
本社 は東京から命令するだけ。フリーのカメラマンは断れない立場
本社が「いいニュースを」といえば現地はまだまだ凄惨な状況でも、
明るいニュースを無理やり送る
きみが世界を変えるなら 言葉を武器に変えて 石井光太2016年7月ポプラ社
言葉は、きみの人生を変えるだけの力がある!
困難をひっくりかえした人生の先輩たちは、みな、言葉という武器を持っていた。あきらめるまえに、きみも、その武器を手に入れてみないか。
石井光太さんから中高生へ向けてのメッセージ本。自分の思いを言葉に出来るか否か。これによって大きく未来を変えることが出来る。たくさんの事例をあげて伝えている。
子どもだからこそ出来ること
大人よりも子どもの訴えの方が世界を
こどもホスピスの奇跡 短い人生の「最期」をつくる 石井光太2020年11月新潮社
民間の子ども用ホスピスが2016年大阪にオープン。TURUMIこどもホスピス。難病の子ども達が短時間でも治療から離れ、家族や友人と笑いあって、生涯忘れない思い出をつくるための「家」
本書では難病の子ども達がどのような状況に置かれていたのか、小児医療の何を変革しようとしたのか。TURUMIこどもホスピスがたくされた夢とは?が書かれている。
■建設
最初の候補地宝塚市。だが高級住宅街ゆえ「死ぬ子ども
世界の産声に耳を澄ます(1) 石井光太 2017年5月 朝日新聞出版
命の重さは国によってちがうかもしれないが、一つの命がもつ可能性はすべて等しく無限だ
著者の石井光太さんは体当たりの取材でノンフィクションを書く。彼の作品に初めて出会ったのは10年程前。「レンタルチャイルド」あまりの衝撃作品でした。以後、彼の作品を追い続けています。小説も素晴らしい。
2012年石井さんは親になった。それをきっかけにこの取材の旅に出ることになった。
■グアテマラ
グアテマラでは宗