マジですか!ありがとうございます!!
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【金魚譚】小咄

漆「美嘉…?何そんな難しい顔して…」

美嘉「みかはうゆしさんにはなせないことなんて、ないはずなの…」

漆「うん」

美嘉「だかやね、はなすのよ」

漆「うん。じゃあおいで」

ソファーで美嘉を膝に乗せる漆。

漆「で、俺に何を話したいんだ?」

美嘉「あのね、あのね、きょう…こくはくさえちゃったの」

漆「ふぅん。何て返したの?」

美嘉「ごめんなさいって」

漆「何で断ったの?」

美嘉「え

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出演演目②『白雨』

昨日から 流星揚羽『星月夜』の各出演演目についてお話しておりますが、本日のお題は『白雨』

着流しのヤクザが斬り合う無声劇です。
主演は阿川さん。

この演目は、かつて流星揚羽の番外公演『縁〜えにし〜』で上演された『時雨』のオマージュ?リブート?原作?
そんな感じの作品だそうです。

『時雨』も出てたので、へぇーと思いながら絡んでます。
今日はこれから白雨の稽古なんだぜ!戦う!!

▼登坂扱いご予

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【金魚譚】真夜中の来訪者

午前三時。
 蜷川邸の寝室に、ベッドのスプリングが激しく軋む音は響いている。

 暫くして、事を終えた夫婦がそのまま寝息をたて始めた。

 その一時間後。
 夫の漆が眼を覚ます。

 程なくして、ぐっすり眠っている妻の美嘉を一瞥し、冷え切った部屋から漆は出て行った。

 漆は喉が渇いたのだろう、一階のキッチンへ下り、冷蔵庫から麦茶の入ったガラスポッドを取り出し、それをコップに注ぎ、一気に飲み干した

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金魚飴 第1話

────二◯一◯年・晩夏

 華やぐ東京の大歓楽街・紅大門。

 そこには遙か昔、戦乱の世に生きた者達が憩としていた遊廓街を思い起こさせるような景観が名残り、出入口となる金の装飾を派手に纏った紅く大きな門をくぐると、軒を連ねているのは飲食店に飲み屋、風俗店が主で、その中でも五階建ての風俗店『遊廓屋吉原ビル』はのぼりを大々的に掲げ、一際目を引く存在であった。

 吉原ビルは、“遊廓屋”と言うだけあっ

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【無料】小説『またあした1』~ユーモア・ミステリー~|第10回(最終回)|

「ここんとこ、笑ってないなあ」
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ユーモア小説 ケンちゃんシリーズ『またあした』を週1回ぐらいのペースで10週ほど連載します 第1回はこちら

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超・一人称小説『またあした』第一巻
【なッ アッタマいいだろ】連載第10回(最終回)

その七

 その引越しから一週間ぐらいして、尾張屋のあった

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あんた、ええひとだねえ。このウイロウ、ひとつもって帰ってちょ
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【無料】小説『またあした1』~ユーモア・ミステリー~|第9回|

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超・一人称小説『またあした』第一巻
【なッ アッタマいいだろ】連載第9回

その六

 それで、どうなったか? 
 婆さんと息子夫婦と真一くんの四

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わあ、ありがと~っ! ちょっと、ケンちゃん、呼んでるわよ
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その五

 ええっと、こないだは、どこまで話したんだっけ。
 そう

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