ヤクザによる世直しストーリー「任侠シネマ」を読んだ！

こんにちは。かきもとみさです。

本日は、最近めずらしく読んだ小説のご紹介！

「任侠シネマ」です！

任侠シネマ (中公文庫 こ 40-39)

この作者には触れたことが無かったのですが、タイトルを見て即買い。

面白そうだと思ったのが、ヤクザが事業の立て直しをしていくストーリーというところ。

映画事業を廃業すべきか？

赤字事業の切り離しというのは経営者としては妥当な判断ですよね。事業撤退の道を選ぼうとしていた昔ながらの映画館ビジネス。

でも、映画館を続けてほしいという一定のファンの声に応えるべく、その立て直しを引き受けた組長。

何を立て直すべくか、その映画館に行ってみれば何も改善点なんて見つからなかった。

高倉健演じる任侠映画（健さんシリーズ）は、現代人にとっても響くものがある（それは観てないけど、観たいと思った！）。それを映画館にわざわざ足を運んでまで見に来る価値がここにあることは間違いなかった。

複雑に絡まった事業がヤクザの強みを生かす形で暴かれていきます。そして、ビジネスをすることの本当の意味さえ、読者に伝えてくれます。

ヤクザが描く「世直しストーリー」。言葉遣いとか、ヤクザが世の中でどんな扱われ方をされるのかと、笑える要素も満載だし、心に響く言葉も満載でおすすめです！

ぜひ、手に取ってみてくださいね♪

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