髙橋優

【声優批評/アニメ批評】【次回更新予定:2024/4/29 19:00】毎月第4月曜の…

髙橋優

【声優批評/アニメ批評】【次回更新予定:2024/4/29 19:00】毎月第4月曜の19:00に声優/アニメに関する評論をアップします。執筆依頼はiovis.takahasius@gmail.comまでメールでご連絡ください。『ユリイカ』湯浅政明特集号に寄稿(2022年6月)。

マガジン

  • 蛮族のためのアニメ月評

    毎月第4月曜の19:00にアップしている声優/アニメに関する評論集です。

  • 名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る

    四半期ごと(3, 6, 9, 12月)+αにアップしている名作/迷作アニメを回収するエッセイ企画です。

  • 『鬼滅の刃』特別企画

    大ヒットが続く『鬼滅の刃』に関して、アニメ・漫画文化にも造詣の深い人文系研究者の方々を招いてオンライン鼎談を実施しました。

ウィジェット

  • 商品画像

    ユリイカ 2022年7月臨時増刊号 総特集◎湯浅政明 ―『マインド・ゲーム』『四畳半神話大系』から『映像研には手を出すな! 』、そして『犬王』へ―

    湯浅政明
  • 商品画像

    ユリイカ 2022年7月臨時増刊号 総特集◎湯浅政明 ―『マインド・ゲーム』『四畳半神話大系』から『映像研には手を出すな! 』、そして『犬王』へ―

    湯浅政明

最近の記事

  • 固定された記事

CONTENTS - 髙橋 優の記事一覧

 このページは、髙橋 優がnoteに公開したアニメ/声優に関する評論記事の一覧です(随時更新)。各記事を楽しんでいただけましたら、スキ・シェアいただけたら大変嬉しいです。皆様のコメントが執筆の励みになります。  商業誌/同人誌へ寄稿した記事の一覧はこちらをご覧ください。  執筆依頼等のご連絡はiovis.takahasius@gmail.comまでメールいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 蛮族のためのアニメ月評 毎月第4月曜の19:00にアップしている声優/ア

    • “BUNRAKU 1st SESSION”観劇リポート:文楽とアニメーションのコラボレーションの功罪について

       2024年3月23日(土)から29日(金)にかけて、有楽町よみうりホールにて国立劇場令和6年文楽入門公演“BUNRAKU 1st SESSION”が上演された。この公演は「文楽×アニメーション 日本が誇る文楽を世界へ!PROJECT」の一環として、クラウドファンディングで集めた支援金によってアニメーションを用いた背景美術映像を制作することを目玉としたものである。私も支援者の一人として、2024年3月27日(水)に舞台を見てきたので、簡単ながら観劇記録をつけておくことにする。

      • 『ハズビン・ホテル』が世界中に響かせる希望と連帯の歌:天国と地獄という二項対立図式の脱臼の意義と限界について

        はじめに 2019年10月29日にYouTubeでパイロット版が公開されてから約4年の時を経て、総再生回数1億回超えのインディー・アニメーションが満を持してPrime Videoという商業媒体に降臨した。  2024年1月18日から2月1日にかけて、Amazonオリジナルシリーズ『ハズビン・ホテル』(Hazbin Hotel)のシーズン1(全8話)がPrime Videoで順次公開された。本作はヴィヴィアン・メドラーノ(Vivienne Medrano)というアメリカ人ア

        • 圓應寺(円応寺)による当ブログ記事の剽窃について

           平素より、当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。  今般、福岡県に所在する浄土宗の寺院・圓應寺(福岡市中央区大手門3-1-7)による当ブログ記事の剽窃が発覚しましたので、ご報告いたします。  圓應寺は「鬼の節分会」と題した記事(2024年2月1日最終更新)のなかで、「世のなかに、鬼の族(うから)は多けれど 、人にましてぞ、鬼なるはなき」という見出しを使用していますが(Web魚拓はこちら)、この一節は当ブログ記事に掲載したソポクレース『アンティゴネー』の訳文と完全

        • 固定された記事

        CONTENTS - 髙橋 優の記事一覧

        • “BUNRAKU 1st SESSION”観劇リポート:文楽とアニメーションのコラボレーションの功罪について

        • 『ハズビン・ホテル』が世界中に響かせる希望と連帯の歌:天国と地獄という二項対立図式の脱臼の意義と限界について

        • 圓應寺(円応寺)による当ブログ記事の剽窃について

        マガジン

        • 蛮族のためのアニメ月評
          38本
        • 名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る
          10本
        • 『鬼滅の刃』特別企画
          2本

        記事

          名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第10回:『ファンタスティック・プラネット』

          はじめに 去る2023年12月30日、TOKYO MXでルネ・ラルー(René Laloux)の監督作品『ファンタスティック・プラネット』(1973年;原題は « La Planète Sauvage »、日本語に訳すと「野生の惑星」)が放送された。本作はステファン・ウル(Stefan Wul)の小説 « Oms en série » を原作としたフランス・チェコスロヴァキア合作の切り絵アニメーション映画であり、第26回カンヌ国際映画祭(1973年)では特別賞(Prix S

          名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第10回:『ファンタスティック・プラネット』

          都合により、1/29(月)に予定していた更新を2/5(月)に延期します。今年最初の更新では、フランス・チェコスロバキア合作のアニメ映画『ファンタスティック・プラネット』(1973年)を取り上げます。今年は海外アニメの見聞も広げる一年にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

          都合により、1/29(月)に予定していた更新を2/5(月)に延期します。今年最初の更新では、フランス・チェコスロバキア合作のアニメ映画『ファンタスティック・プラネット』(1973年)を取り上げます。今年は海外アニメの見聞も広げる一年にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

          『映画 窓ぎわのトットちゃん』短評:「新しい戦前」に響く大野りりあなの声

          はじめに 2023年12月8日、テレビ朝日開局65周年記念作品として『映画 窓ぎわのトットちゃん』が封切られた。本作は女優・司会者・エッセイストの黒柳徹子が自身の小学校時代を回顧して著したエッセイ『窓ぎわのトットちゃん』(1981年)を原作としたアニメ映画である。黒柳の手になる原作は日本国内だけでシリーズ累計800万部を売り上げ、世界35か国で翻訳されている日本の戦後最大のベストセラー書籍であるが、黒柳はこの著作の映像化や舞台化のオファーを長らく断ってきたことで知られている

          『映画 窓ぎわのトットちゃん』短評:「新しい戦前」に響く大野りりあなの声

          『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』における虚構と擬制の交錯:資本の自己増殖のキャラクター化から「お仕事アニメ」の欺瞞を考える

          (2023年12月6日追記:エピグラフを追加しました。) ※本記事は『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。  人間にとって働くことが良いことか、それとも悪いことかという話題は、繰り返し再燃しては鎮火する、消えない火種である。この話題は、ときに世代間ギャップの指摘や老害/若者相互の指弾に派生し、ときに資本主義批判とそれに対する反共思想のバックラッシュとして顕現し、ひいては雇われ人の悲哀を強調しつつ、そこから脱出する

          『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』における虚構と擬制の交錯:資本の自己増殖のキャラクター化から「お仕事アニメ」の欺瞞を考える

          『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』における惑星地球化の想像力について:大地への固執、技術への陶酔、歴史への対峙

          ※本記事はアニメ映画『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。  まずは、己の不明を恥じなければならない。TVアニメ『大雪海のカイナ』(2023年1月期)が完結編にあたる劇場版で大化けするとは、正直なところ思いも寄らなかった。本作は漫画家の弐瓶勉を原作者に迎え、ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品として制作されたポスト・アポカリプス作品である。本作は文明が衰退し、雪海と呼ばれる白い堆積物に沈んだ惑星を舞台に、人類が軌道樹と呼ば

          『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』における惑星地球化の想像力について:大地への固執、技術への陶酔、歴史への対峙

          明日11/6(月)に『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』評を公開する予定で動いておりましたが、体調維持とクオリティコントロールの観点に鑑みて、11/13(月)に更新を延期します。執筆用メモの作成と参考文献チェックまでは終わっていますが、少々お時間いただきます。よろしくお願いします。

          明日11/6(月)に『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』評を公開する予定で動いておりましたが、体調維持とクオリティコントロールの観点に鑑みて、11/13(月)に更新を延期します。執筆用メモの作成と参考文献チェックまでは終わっていますが、少々お時間いただきます。よろしくお願いします。

          謎の発熱から約2週間が経過し、なんとか9割方回復しました。まだ、日中に活動していると微熱と頭痛に襲われることもありますが、食欲や体調はほとんど元に戻りました。ご心配をおかけしまして、申し訳ありませんでした。 次回更新は11/6(月)の予定です。よろしくお願いします。

          謎の発熱から約2週間が経過し、なんとか9割方回復しました。まだ、日中に活動していると微熱と頭痛に襲われることもありますが、食欲や体調はほとんど元に戻りました。ご心配をおかけしまして、申し訳ありませんでした。 次回更新は11/6(月)の予定です。よろしくお願いします。

          10/16(月)の夕刻より40℃近い高熱と体調不良が続いています。検査の結果、インフルエンザ・コロナウイルスはともに陰性でしたが、インプット・アウトプットの作業が困難な状況です。そのため、10/30(月)の更新が翌週以降になるかもしれません。体調回復しましたらまたご報告します。

          10/16(月)の夕刻より40℃近い高熱と体調不良が続いています。検査の結果、インフルエンザ・コロナウイルスはともに陰性でしたが、インプット・アウトプットの作業が困難な状況です。そのため、10/30(月)の更新が翌週以降になるかもしれません。体調回復しましたらまたご報告します。

          名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第9回:『魔法のプリンセス ミンキーモモ』

          はじめに:『ミンキーモモ』との出逢い 1991年生まれの私にとって、湯山邦彦と首藤剛志の名前はTVアニメ『ポケットモンスター』と密接に結びついている。もちろん、1997年の放送当時――幼少の砌――から二人の名前をはっきりと認識していたわけではない。一方で、アニメのタイトルこそ『アドバンスジェネレーション』、『ダイヤモンド&パール』、『ベストウィッシュ』、『XY』、『サン&ムーン』と時代に合わせて変わりながらも、変わらずにオープニングムービーに残り続けた「総監督 湯山邦彦」の

          名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第9回:『魔法のプリンセス ミンキーモモ』

          『しん次元!クレヨンしんちゃん』が投げかける難問:「がんばれ」と言いにくくなった時代に、それでも「がんばれ」と言うのはなぜか

           2023年8月4日に劇場公開された『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~』(以下、『超能力大決戦』と略記)は、『クレヨンしんちゃん』シリーズ初の3DCGアニメーション映画である。制作期間7年をかけて2.85Dに調整された3DCGに違和感はなく、本作は看板に偽りなしの「しん次元」を堪能できる挑戦的なアニメ映画に仕上がっている。だが、それとはまた別の意味で、本作は挑戦的な作品だった。ギャグは冴えておらず滑りぎみで、全体を通して爽快

          『しん次元!クレヨンしんちゃん』が投げかける難問:「がんばれ」と言いにくくなった時代に、それでも「がんばれ」と言うのはなぜか

          宮﨑駿監督作『君たちはどう生きるか』と日本の近代:悪意に満ちた「石」とその桎梏

          ※本記事はアニメ映画『君たちはどう生きるか』のネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。  2023年7月14日、終戦記念日に先立つこと約一ヶ月、宮﨑駿監督作『君たちはどう生きるか』(以下、『君どう』と略記)が封切られた。『君どう』は一言で言えば、牽引力に溢れた挑発的なアニメ映画だった。一方で、多種多様なアニメーションの快楽に満ちている。うねる火炎、陰鬱とした屋敷、不気味な塔、不可思議な異界、集合物のうごめき(バラバラな動きのコントロールの妙)、グロテスクさ・滑稽さ・

          宮﨑駿監督作『君たちはどう生きるか』と日本の近代:悪意に満ちた「石」とその桎梏

          過去に執筆した文章を読み返し、一部の表現に反省すべき箇所があったと判断したため、6つの記事(かのかり、のうコメ、ツキミチ、ファーストガンダム、暗黒兵士、F91の各評論)に修正を加えました。今後もよりよい表現に向けて精進してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。

          過去に執筆した文章を読み返し、一部の表現に反省すべき箇所があったと判断したため、6つの記事(かのかり、のうコメ、ツキミチ、ファーストガンダム、暗黒兵士、F91の各評論)に修正を加えました。今後もよりよい表現に向けて精進してまいります。引き続きよろしくお願いいたします。