髙橋優

【次回更新予定:2022/12/19 19:00】毎月第4月曜の19:00に声優/アニメに関する評論をアップします。執筆依頼はiovis.takahasius@gmail.comまでメールでご連絡をお願いします。最近の仕事:『ユリイカ』湯浅政明特集号に寄稿(2022年6月)。

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    • 蛮族のためのアニメ月評

      毎月第4月曜の19:00にアップしている声優/アニメに関する評論集です。

    • 名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る

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    • 『鬼滅の刃』特別企画

      大ヒットが続く『鬼滅の刃』に関して、アニメ・漫画文化にも造詣の深い人文系研究者の方々を招いてオンライン鼎談を実施しました。

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      ユリイカ 2022年7月臨時増刊号 総特集◎湯浅政明 ―『マインド・ゲーム』『四畳半神話大系』から『映像研には手を出すな! 』、そして『犬王』へ―

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     このページは、髙橋 優がnoteに公開したアニメ/声優に関する評論記事の一覧です(随時更新)。各記事を楽しんでいただけましたら、スキ・シェアいただけたら大変嬉しいです。皆様のコメントが執筆の励みになります。  商業誌/同人誌へ寄稿した記事の一覧はこちらをご覧ください。  執筆依頼等のご連絡はiovis.takahasius@gmail.comまでメールいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 蛮族のためのアニメ月評 毎月第4月曜の19:00にアップしている声優/ア

      • TVアニメ『シャインポスト』と『Extreme Hearts』の明暗:アイドルアニメから見えてくる才能・努力・自己肯定感の連関

        はじめに 2022年7月期に放送されたTVアニメ『シャインポスト』と『Extreme Hearts』は、どちらも女性アイドルグループの奮闘を描くことを通じて、ありのままの自分を受け入れることの尊さを謳い上げた作品だった。しかし、視聴者に投げかけられたメッセージの表層とは裏腹に、この二作品は人間の才能について対照的な理解を示しており、結果的にアイドルアニメとしての巧拙が際立つことになった。  『シャインポスト』は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントが手掛けるメディアミック

        • TVアニメ『Engage Kiss』が描いた合意と形式の板挟み:悪魔との契約の変遷が指し示す信頼の行方

          はじめに 2022年9月に放送が終了したTVアニメ『Engage Kiss』は、人間と悪魔との契約という古典的な題材を多角関係のラブコメディに落とし込み、相手を信頼することの難しさと尊さを巧みに描いた秀作であった。  本作の舞台となるベイロンシティは、次世代のクリーンエネルギー資源「オルゴニウム」の採掘と研究のために作られた、太平洋に浮かぶメガフロート型の都市である。どこの国にも属さず、自治権を有するこの街は、奇跡の鉱石「オルゴニウム」の恩恵によって、世界中の投資家・実業家・

          • TVアニメ『ビルディバイド』の健全なる人間讃歌:「春のとまりを知る人ぞなき」についての一解釈

            はじめに 2021年10月期と2022年4月期に全24話が放送されたTVアニメ『ビルディバイド』は、実にいぶし銀のカードバトルアニメであった。  本作は株式会社アニプレックスが初めて手掛けるTCG×オリジナルアニメーションプロジェクト「ビルディバイド」の一環として制作・放送されたオリジナルTVアニメだ。本作では、ビルディバイドの強さがすべてを決する街・新京都を舞台に、新京都を統べる「王」と呼ばれる存在にまつわる種々の因縁が描かれる。新京都はビルディバイドの優劣による秩序を社会

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            名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第5回:『超時空要塞マクロス』

            はじめに 歌・可変戦闘機・三角関係――この三要素は、2022年に40周年を迎えたマクロスシリーズの「お約束」とみなされている。シリーズ第一作にあたる『超時空要塞マクロス』(1982~1983年、以下『マクロス』と略記)は、「お約束」の成立に先鞭をつけた色々な意味で伝説的な作品である。「色々な意味で」と含みを持たせたのは、『マクロス』がシナリオ・作画の両面において、諸手を挙げて褒められるような作品ではないからだ(そもそも諸手を挙げて褒められる作品などない、という指摘はさておき)

            高咲侑と伝道する12人の使徒:TVアニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第2期が示したアイドルアニメの新常態

            ※本記事は2020年12月28日に公開した『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第1期評の続編です。前回記事も併せてお読みください。 はじめに TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(以下、『ニジガク』と略称)は「アイドルアニメ」ではない――筆者はそのように『ニジガク』第1期評を書き出した。しかし、筆者は『ニジガク』の真の実力を見誤っていたのかもしれない。2022年4月から6月にかけて放送された『ニジガク』第2期は「アイドルアニメ」の新常態を示

            TVアニメ『勇者、辞めます』における「甘え」の再評価:実存主義と「職場」の現象学のはざまで

            はじめに 2022年6月に放送が終了したTVアニメ『勇者、辞めます』は、西洋哲学的な実存主義(existentialisme)の過酷さを真正面から捉え、そこからの脱出経路を日本的な「職場」に求めた意欲作と言える。  本作の主人公、レオ・デモンハート(CV: 小野賢章)は性格にこそ難はあれど、実力は折り紙付きの勇者である。レオは「王国騎士の称号を持ち、あらゆる武具に精通し、魔術師としても超一流」であり、聖都の「賢者の石」を求めて人間界へ侵攻してきた魔王軍をたったひとりで壊滅に追

            TVアニメ『東京24区』が謳い上げた市民的公共性の価値:前門のトロッコ問題、後門の神がかり的「美少女」礼賛

            はじめに 2022年4月に放送が終了したTVアニメ『東京24区』はいまどき珍しく、熟議民主主義的な話し合いの方向を指し示す作品であった。  2022年1月期は、CloverWorksが制作するTVアニメが3タイトル同時に――『その着せ替え人形は恋をする』、『明日ちゃんのセーラー服』、そして『東京24区』――放送されていたクールであった。『着せ恋』と『明日ちゃん』が作画から心情描写にいたるまで、多くの視聴者から熱狂的な称賛を浴びた一方で、『東京24区』は冬季のCloverWor

            名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第4回:『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』

            はじめに 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)は、『機動戦士ガンダム』(1979~1980年)・『機動戦士Zガンダム』(1985~1986年)・『機動戦士ガンダムZZ』(1986~1987年)の3作に続いて劇場公開され、アムロとシャアの物語としてのガンダム・サーガに一区切りをつけた伝説的なアニメ映画だ。しかし、私が虚心坦懐に見たかぎり、『逆シャア』は作中のクェスよろしく、「私、みんな知っていたな」という調子で既視感に溢れた作品だった。何となれば、『逆シャア』は『Z

            『ユリイカ』2022年7月臨時増刊号(総特集=湯浅政明)に寄稿しました

             本日発売の『ユリイカ』2022年7月臨時増刊号(総特集=湯浅政明)に湯浅政明の監督作『きみと、波にのれたら』(2019年)に関する評論を寄稿しました。  「ボーイミーツガールにおけるささやかな奇跡:『きみと、波にのれたら』と片寄涼太の声」というタイトルで、「プロの声優」でないタレントや俳優を起用する意義、具体的にはGENERATIONS from EXILE TRIBEでボーカルを務める片寄涼太が『きみと、波にのれたら』で主役を演じた意義について論じました。宮崎駿の監督作『

            TVアニメ『錆喰いビスコ』の菌糸的想像力:「きのこ的生き方」を媒介する声について

            はじめに 2022年3月に放送が終了したTVアニメ『錆喰いビスコ』は、きのこという神出鬼没のモチーフを巧みに料理し、バディものの文脈に乗せながら、画面上で派手に咲かせた意欲作である。  本作は、有機物・無機物を問わずすべてを錆び付かせる「錆び風」が吹き荒れる近未来の日本を舞台として、がらっぱちの「キノコ守り」の少年・赤星ビスコと美貌の少年医師・猫柳ミロが繰り広げる冒険活劇だ。防衛兵器「テツジン」の暴走によって東京を爆心地とする大穴があき、それをきっかけに「錆び風」が吹き始めて

            名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第3回:『機動戦士ガンダムZZ』

            はじめに:不人気作品としての『ZZ』 『機動戦士ガンダムZZ』(1986~1987年、以下『ZZ』と略称)は、『機動戦士Zガンダム』(1985~1986年、以下『Z』と略称)の続編にあたり、現在まで続く「ガンダム」というIPの歴史のなかでも比較的早い時期に位置する富野由悠季の監督作でありながら、不人気の作品のようだ。2018年に『機動戦士ガンダム』(1979~1980年、以下『ファースト』と略称)放送40周年を記念してNHKで実施された「全ガンダム大投票40th」(投票総数1

            TVアニメ『異世界美少女受肉おじさんと』に見るホモソーシャルな欲望:「ボーイズクラブ」問題の表層/深層

            はじめに ホモソーシャルとホモセクシュアルは紙一重の差である。2022年3月に放送が終了したTVアニメ『異世界美少女受肉おじさんと』(通称『ファ美肉おじさん』)はそんなことを改めて認識させてくれる作品だ。  本作は「おっさんと元おっさんのラブコメ」である。小学生の頃からの幼馴染である会社員の二人・神宮寺司と橘日向(ともに32歳)は合コンの帰り道、愛と美を司る女神によって魔王を打ち倒す勇者として異世界に召喚される。しかし、一つの大きな問題が二人の前に立ちはだかる。橘は合コン撃沈

            TVアニメ『86-エイティシックス-』における「高潔」の意義:インティマシー/インテグリティーの観点から

            はじめに ちょうど、東京では桜が満開を迎えている。桜の花をドイツ語でキルシュブリューテ(Kirschblüte)という。桜が美しい散り際を見せる時節に、TVアニメ『86-エイティシックス-』の最終回放送がずれ込んだのは面白い偶然だ。そのアニメは「キルシュブリューテ」というパーソナルネームを持つ少女を、戦場で無残に散らせたのだから。  本作は2021年4月から6月にかけて第1期(前半11話)の放送が行われ、2021年10月からは第2期の放送が始まったが、「制作の都合」および「よ

            名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第2回:『機動戦士Zガンダム』

            はじめに:『Z』に対する賛否両論について 『機動戦士Zガンダム』(1985~1986年、以下『Z』と略称)は、放送直後から賛否両論のあった作品らしい。アニメスタイル編集長の小黒祐一郎はコラム「アニメ様365日」のなかで、次のように複雑な思いを吐露している。  『Z』に対する当時の反応は、アニメ評論家の藤津亮太による「ドキュメントZガンダム」のなかで詳しく取り上げられている。藤津は『Z』が嫌悪感を抱かれる要因として、スタッフや視聴者のコメントを拾い上げながら、「見えない全体状

            TVアニメ『takt op.Destiny』が捨象したもの:自由と秩序のあわいに響くオーケストラ

            はじめに 2021年12月に放送が終了したTVアニメ『takt op.Destiny』は、マルチクリエイターの広井王子が原案を務め、クラシック音楽の擬人化に挑んだオリジナルアニメである。本作は西暦2020年頃、流星群の後に黒い隕石が地球に降り注いだ事件に始まる終末もの(apocalyptic fiction)である。「黒夜隕鉄」と名付けられたその石からは「D2」(Despair Dolls)と呼ばれる怪物が生み出された。D2は人の奏でる音楽に引き寄せられ、人々の生活する街を、