⑭映画『わたしの叔父さん』 デンマーク発珠玉の小品のピーダセン監督は小津安二郎を師と仰ぐ。淡々と描かれる叔父と姪の暮らしは、遠い北欧の国のことなのにすぐ近くのだれかのお話のよう。見えない檻を作っているのはほかでもない自分自身。生きることは、変化を迎えずにはいられない。
わたしの叔父さんを鑑賞。主人公のわたしと叔父さんの 繰り返される静かな日常を観ているうちに だんだんと この作品の世界にひきこまれていって いつの間にか 愛しい存在に見えてきて 不器用に生きている二人が ときには 可笑しくて ときには 切なくて 幸せな 映画の時間を過ごせました。