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元Olive少女。「おかゆ」という名前の猫と暮らし、サウナと映画館に通っています。宣伝目的等のフォローはお控え下さい。以前のブログはこちら。https://okayuneco.tumblr.com

マガジン

  • 映画の感想

    劇場と配信で観た映画の感想。アカデミー賞の季節は受賞予想をしたり、年末には勝手にベスト映画も決めています。

  • グルメ

    美味しかったものの記録。カレーとパフェと喫茶店が好きです。

最近の記事

  • 固定された記事

元Olive少女です。

昔「元Olive少女の日記」というタイトルでブログをやっていましたが、エキサイト、ブロガー、Tumblrと流れ流れこちらにたどり着きました。引き続き飼い猫のおかゆや趣味の映画やサウナのことなど記録していきます。以前のブログはこちら。

    • 買ってよかった2024上半期

       少し気が早いかなとも思いましたが、上半期もそろそろ終わるので買ってよかったものなどメモしておきます。ほとんど2000円以内で身近で買えるものばかりで、もし買ったとしても私に1ペリカも入ることはないのでご安心ください。  まずはコスメ部門から。髪の乾燥が気になってなんとなく手に取ったオルビスのエッセンスインヘアミルク。何がいいって無香料なこと!最近強い香りが苦手になったので、顔周りにつけるものは無香料が嬉しい。ベタつかずすぐサラサラになって後からスタイリング剤をつけても喧嘩せ

      • 心にも栄養を

         やっと東京も梅雨入りしましたが、先日行った「カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』展ー美と芸術をめぐる対話」のことをメモしておきます。  カルティエらしい眩いジュエリーや時計だけでなく印籠や古い版画などインスピレーションの元となった日本の美術コレクションも一緒に展示されていて眼福。蓮の花のアッシュトレイなど花をモチーフとした作品が印象に残りました。  表慶館自体がとても美しい建物なので、その雰囲気にあった展示が素敵でした。  三宅一生のインスタレーション

        • 「バティモン5 望まれざる者」

           前作「レ・ミゼラブル」に続きパリ郊外の移民を描いたラジ・リ監督の「バティモン5 望まれざる者」を観たので感想を。ちなみに「バティモン5」とは労働者階級の移民家族たちが暮らす団地の一画のことで、その再開発計画をめぐって起こる行政と住民の闘いを描いています。  冒頭の亡くなった女性の棺を団地から外に運び出すシーンだけで、彼らの居住環境がいかに酷いものかが伝わってくる演出が素晴らしい。前作同様まるでドキュメンタリーを観ているような気分にさせるリアルな人々の姿と緊張感で、クリスマス

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        • 映画の感想
          108本
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          38本

        記事

          フュリオサみたいに

           「マッドマックス:フュリオサ」を観たので感想を。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のフュリオサの少女から戦士への成長を描いた前日譚的な作品。  シャーリーズ・セロン姉さんが演じたフュリオサの若き日を、あの華奢なアニャ=テイラー・ジョイがやると聞いた時には「うちのアニャが怪我でもしたらどうするんですか?!」と母親のような気持に。しかしそんなものはあっという間にどこかへいってしまうほど、クールでかっこいいアクションの連続に痺れました。もちろんスタントも使っているのでしょうが

          フュリオサみたいに

          「関心領域」

           「関心領域」を観たので感想を。タイトルの「関心領域」とはナチスがアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を取り囲む40平方キロメートルの地域につけた名称The Zone of Interestのことで、そこに住む収容所所長ヘス一家の一見豊かで幸福そうな暮らしが描かれています。  収容所の中はほとんど映さず残虐なシーンはないものの、聞こえてくる銃声や犬が吠える声、悲鳴や兵士の怒号。ヘスの妻が「理想郷」だと語る美しく手入れされた庭の向こうには列車や焼却炉の煙が常に見え、すぐ隣で起

          「関心領域」

          五月病対策

           観たい映画が今月末公開のため、いつも以上にとりとめのない日記です。先週はジムで泳いで髪を切って久しぶりにホームサウナに行きシズラーで野菜をモリモリ食べるというデトックスウィークでした。  見出し画像は美容室に行く前にハンズのガチャコーナーで見つけた「宇宙の猫」ライト。猫好きの方々のSNSで見かけて気になっていたのです。ボタンを押して壁を照らすと宇宙猫が浮かび上がるというだけなのに、なんだか和む。「仕事で辛くなったら照らすといいよ」と夫にも一つあげたら、楽しそうにカチカチして

          五月病対策

          薔薇とチュール

           先日、神代植物公園のバラフェスタに行ってきたのでそのことなど。去年はもう見頃を過ぎてしまっていたので、今年は早めに。マスクをしていても分かるくらいのバラの香りと鮮やかな色は眩暈がしそうなほど。 なるべ人がく写っていないものを載せたので全体像がわかりづらいですが、ものすごいバラの種類と数で特に気に入ったのは見出し画像のポンポネッラ。  入口付近にバラ盆栽コーナーが。盆栽というと渋めのイメージがありますが、バラ盆栽はちょっと楽しそうだなと思いました。ちょうど母の日だったので

          薔薇とチュール

          くらやみ祭

           GWといっても、3食鈴木亮平にウーバーイーツしてもらい後は虚空を見つめているわけにもいかないので意外とあっという間でした。おかゆ嬢の検診結果も問題なく、リンパ腫の投薬を始めて半年が無事経過。おかゆ嬢もよく頑張りました。あと半年、引き続き気を抜かずに「全力飼い主」を全うしたいと思います。幸い食欲もあり体重も戻って本当に病気なのかな?というくらいお元気シニアです。  ホッとしてお腹が空いたので、定例焼肉きんぐへ。みんな旅行にでも行ってしまったのか、いつもより空いていました。こ

          くらやみ祭

          「悪は存在しない」

           GW後半がスタートしてあまり読む人もいないでしょうが、忘れないうちに濱口竜介監督「悪は存在しない」の感想を。  「ドライブ・マイ・カー」でも使われていた、石橋英子による美しくもどこか不穏な音楽と下から見上げたような森の映像から始まるオープニングにまず心を持っていかれてしまいました。うどん屋での会話など笑えるシーンを挟みつつも、なんとなく続く嫌な予感は途切れることがなくラストシーンまで。人によっては唐突な幕切れに感じるかもしれませんが、後から考えると父・巧と娘・花の会話などあ

          「悪は存在しない」

          「異人たち」と「未来のかけら:科学とデザインの実験室」展

           アンドリュー・ヘイ監督「異人たち」を観たので感想を。まさか子供の頃テレビで何度も観た山田太一原作・大林宣彦監督「異人たちとの夏」がよりによって大好きな監督でリメイクされるなんて!と楽しみにしていました。  「中年男性が子供の頃事故で亡くなったはずの両親と再会する」という本筋はそのままに、主人公アダムの恋人ハリーを男性に置き換え「孤独と愛」の部分を強調することで監督らしさもありつつちゃんと現代の物語に。両親にゲイであることやそれを理由にいじめられたと告白するシーンで世代間のギ

          「異人たち」と「未来のかけら:科学とデザインの実験室」展

          「プリシラ」

           ソフィア・コッポラ監督「プリシラ」を観たので感想を。最近だとバズ・ラーマン監督「エルヴィス」などエルヴィス・プレスリーについては散々語られてきましたが、その元妻プリシラ視点で描かれているのが新鮮でした。  「マエストロ」のレナード・バーンスタインもそうだったけれど、どんなに偉大な功績を残した音楽家や歌手でも私生活は別だったりするもの。フェニックスによる音楽、ヴァレンティノやアナ・スイ、シャネルなど60年代から70年代初めの華麗なファッションなど監督の世界観にふんわりと包まれ

          「プリシラ」

          「パスト ライブス/再会」

           おかゆ嬢の4月の検診は無事に終わり、来月も問題なければ2ヶ月ごとの検診にしましょうということに。ホッと胸を撫で下ろし、日曜はお弁当を作って神代植物公園へお花見に。  お天気も良く混雑もなく、のんびりと過ごせてよかったです。  出会いと別れの季節にぴったりの作品「パスト ライブス/再会」を観たのでその感想も。12歳、24歳、36歳と12年ごとに描かれるノラとヘソンのすれ違いと再会を描いたラブストーリー。  美しい映像と音楽と共に静かに進んでいき、大きな事件が起こるわけでも

          「パスト ライブス/再会」

          「オッペンハイマー」

           クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」を観たので感想を。内容が内容なだけに日本では配信スルーされるとばかり思っていたので、まさか劇場で観られるとは。  「これがオッペンハイマーだ!」と言わんばかりの冒頭の凄まじい音と映像のプレゼンテーションに圧倒され、ものすごい情報量とスピード感で全く飽きさせない3時間。映画としてはノーラン史上最高の出来では?と思う一方で、原爆実験や投下の成功に大喜びするシーンやあまりにも簡単に投下場所を決める作戦会議など日本人としてはしんどい部

          「オッペンハイマー」

          春に向けて

           映画のことばかりになりがちなので、春に向けて買ったものなど。TOKYO元気キャンペーンやら無印良品週間やらで、今のうちにコスメと防災グッズを揃えてしまおうということに。まずはコスメ部門から無印良品の日焼け止め、愛用しているVTのシカバイタルクリームとレチAエッセンス。日焼け止めはポンプタイプだと朝の洗顔後や出がけにさっと塗れて便利。  地震が頻発していることもあって、ずっとやらねばと思っていた防災ポーチの準備も。ポーチから中身までほぼ百均で揃います。  スマホの充電器、

          春に向けて

          救世主、スパイ、剛腕刑事

           映画の感想3本まとめて。まずはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「デューン 砂の惑星 PART2」から。  まさにこれはIMAXで観るのにふさわしい一本。飛んできそうな砂嵐とサンドワームの迫力、体に響く重低音は本当にデューンにいるような没入感でした。前作はポールが父親を殺され夢の少女チャニに出会うまでが描かれましたが、今作は兵士そして指導者への成長と愛の物語。  最初は「僕は救世主なんかじゃない」と戸惑っていたのに、覚醒後は「俺について来い!」とばかりに雄叫びをあげまるで別人。美術室

          救世主、スパイ、剛腕刑事