熱海 伊豆おはな ナースドライバー 介護ナース 看護師 河瀬愛美(kawase aimi)

2013年静岡県熱海市に夫婦で移住。介護・福祉タクシー、訪問介護、患者等搬送事業を夫婦…

熱海 伊豆おはな ナースドライバー 介護ナース 看護師 河瀬愛美(kawase aimi)

2013年静岡県熱海市に夫婦で移住。介護・福祉タクシー、訪問介護、患者等搬送事業を夫婦で運営しています。(夫は介護福祉士、私は看護師、共に二種免許取得)。数年前にnoteは登録しましたが、その間、義父の介護や熱海での土石流災害も経験し、ずっと手付かずのままでした。改めてスタート。

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ご挨拶「熱海 伊豆おはな ナースドライバー 介護ナース 看護師 河瀬愛美」です。

2013年に静岡県熱海市で夫婦で移住し、介護・福祉タクシー、患者等搬送事業、訪問介護などの会社を起業・運営しています「株式会社 伊豆おはな」の河瀨 愛美(かわせ あいみ)です。 全国訪問ボランティアナースの会キャンナスの81か所目 キャンナス熱海の代表もしています(私のキャンナス活動はデキル事をデキル範囲で、本業に支障がない程度に活動しています)。 伊豆おはな 開業まで看護師としての経験は18年ありました。 大学病院で4年間混合病棟に勤務(外科、耳鼻科、泌尿器科、皮膚科等の

    • #13 患者等搬送事業者の役割~看護のベッドサイドケアが役立った~

      前日の夕方に電話があり、「入院のため明日 病院に連れていきたいが、寝たきりになってしまい、家族では連れていけない。衰弱はしているが意識はあるし、救急車を呼ぶほどではないが、部屋が二階にある。こんな状態だが 介護タクシーは利用できるか?」という内容。希望の時間には 他の方の対応があり、対応可能な時間を伝えたところ、病院側も その時間で受け入れてくれるとのことで、予定の時間に社長とお迎えに行きました。 自宅周辺は道が狭いため車をどこに停めようか、ご家族に聞きに行こうと車を降り

      • #12 親子2人旅。旅行中のさまざまなサポートをさせていただきました

        観光で熱海に来られた方で2週間ほど 滞在された方がいました。 90歳代のお母さまと 70歳代の娘様、二人旅。 弊社の車両で観光や宿泊先への送迎、さらに大浴場での入浴介助もさせていただきました。入浴といっても浴槽には入らず、足浴や、温泉を身体に掛けるというとこまですが、かなり喜んでくださいました。 滞在中、仙骨部周囲の皮膚が一部 表皮剥離し、心配された娘様と一緒に熱海市内の病院に通院送迎し、院内介助のお手伝いもさせていただきました。 そして、娘様から「処方された軟膏を塗っ

        • 2024年5月3日(金)今日は熱海市伊豆山土石流災害から2年10ヶ月目です。

          noteを初めてから10日ちょっと過ぎました。 「伊豆おはな10周年記念エピソード集」として、 ブログからピックアップした記事を投稿し、読んでいただいてスキスタンプを押してくださったり、、コメントくださったり、ありがとうございます。 今日は、エピソード集とは、違う内容を投稿します。 2021年7月3日㈯に静岡県熱海市の伊豆山という場所で発災した、伊豆山土石流災害。 私たちの事務所から30m程先の辺りは土石流で被害が大きかった場所になります。 今日、2024年5月3日(金)

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        ご挨拶「熱海 伊豆おはな ナースドライバー 介護ナース 看護師 河瀬愛美」です。

          #11 看取りのための退院搬送はご本人、ご家族の笑顔がたくさん見られました

          状態が不安定で、緊急な通院が必要となった方。 ケアマネージャーさんから前日に相談電話があり、私達も、心構えはありましたが、翌日にご家族から、緊急で通院させたいとの相談があり、スケジュール調整し、対応。 一階が店舗のため、普通の家よりも階段数が多く、急勾配で居室が2階。 御本人様はベッドに寝ており、便臭もあり、オムツ交換と着替えが必要な状態。 体調を観察しながら、オムツ交換と着替え介助をし、移送方法は布担架か、車椅子階段介助か悩みましたが、車椅子にはなんとか座れそうで移乗し

          #11 看取りのための退院搬送はご本人、ご家族の笑顔がたくさん見られました

          先日、近隣の方と花壇&ミニ畑に植えたきゅうりの花が咲きました😄今年は、きゅうり🥒が収穫できそうで楽しみです。野菜を育ててると、そこから話題が生まれ、近隣の皆様がこちらのミニ畑もお世話してくれたり、アドバイスくださったりしてくださるので、愛情たっぷり受けたハッピーな野菜です

          先日、近隣の方と花壇&ミニ畑に植えたきゅうりの花が咲きました😄今年は、きゅうり🥒が収穫できそうで楽しみです。野菜を育ててると、そこから話題が生まれ、近隣の皆様がこちらのミニ畑もお世話してくれたり、アドバイスくださったりしてくださるので、愛情たっぷり受けたハッピーな野菜です

          #10 病棟看護師との連携で叶えられた退院

          前日の夜に急遽決まった退院の送迎をさせて頂きました。 元々は、違う日時で退院の予定でしたが、どうしても早く自宅に帰りたいという、患者さんの強い希望があったそうで、前日の夜に、その患者さんが入院されている病棟の看護師から、対応可能かどうか連絡がありました。 歩行が難しい方で、入院の時にも対応させて頂いていましたので、住環境は把握していました。車を停められる場所から、形状が不規則な石の階段を昇り、そこから玄関までは、10メートルほどの通路を移動、玄関の上り框は高め、そして

          #9 離島から船で来られた寝たきりの方のストレッチャー搬送

          離島から船に乗り、熱海経由で県外の施設に行かれる方の送迎をさせていただきました。 数か月前から ご家族様とメールや電話でやりとりをし、打ち合わせをしていました。 私たちも 熱海港には 車椅子のご利用者様の送迎は何度か経験があるものの、ストレッチャーで乗船される方の送迎は初めてだったので、やや緊張し、熱海港に向かいました。 熱海港のスタッフの方が とても親切に対応してくださり、船が来るまでの待機場所なども 細かくご指示くださいました。 熱海港に船が到着し、一般のお客様が先に

          #9 離島から船で来られた寝たきりの方のストレッチャー搬送

          #8 一人の利用者様を通して多職種で、『連携』『チーム』となって動く

          定期的に毎週 処置があるため通院送迎をしている独り暮らしの方のご様子に変化があり、ケアマネージャーともこまめに連絡しあい、ケアマネージャーは 病院のソーシャルワーカーに相談かけ、遠方に住んでいるご家族と連絡をとり、そのことを私にまたフィードバックしてくれました。 また、2日前より症状が進行していている様子があると 通院送迎時に 病院受付の方に 経緯を伝えたところ、ソーシャルワーカーと外来ナースに伝えてくれました。ナースに状況を伝え、いつも受診している科は診療はしていな

          #8 一人の利用者様を通して多職種で、『連携』『チーム』となって動く

          今日は、みどりの日かと思い込んで、伊豆おはな事務所近隣の方と一緒にピーマンときゅうりの苗を花壇&ミニ畑に植えました!熱海伊豆山土石流災害後から近所の方の花壇でみんなで季節の野菜を育てています。コミュニティのきっかけになるんですよね。 今日は昭和の日。みどりの日は5月4日でした😅

          今日は、みどりの日かと思い込んで、伊豆おはな事務所近隣の方と一緒にピーマンときゅうりの苗を花壇&ミニ畑に植えました!熱海伊豆山土石流災害後から近所の方の花壇でみんなで季節の野菜を育てています。コミュニティのきっかけになるんですよね。 今日は昭和の日。みどりの日は5月4日でした😅

          #7 看護師とは手と目で護ると書く、介護タクシーでの看護師の役割

          何度か緊急受診のお手伝いをさせていただいた方のご家族から、直接当事業所に電話がありました。「ベッドの端に座ったら、そのまま滑り落ちてしまい、足に力が入らず、私だけではベッドに戻す事が出来ない。ベッドに戻すお手伝いをお願いしたい。」との内容でした。タイミング良く、2名体制でいただけでなく、ご自宅の直ぐ近くに居ましたので、直ぐに訪問しました。 お電話で聞いた通り、ベッドの直ぐ下、ご家族が座布団や布団を敷き並べた上に、ご本人様が臥床されていました。詳しくお話を伺うと、仙骨部に褥

          #7 看護師とは手と目で護ると書く、介護タクシーでの看護師の役割

          #6 旅は自分を取り戻す時間、人を元気にさせるパワーがある

          他県から数時間かけて旅行に来られたご家族を熱海駅でお出迎えしました。介助式車椅子に乗車された利用者さまは、首を自分の力で支える事が出来ずに、車椅子の移動介助するご家族に、首を支えてもらって移動して来られました。事前に希望があったので 弊社のリクライニング車椅子に乗り換えて旅行中の移動はリクライニング車椅子で過ごされました。この利用者様のご家族から、最初にご予約のお電話を頂いてから、度々、変更のお電話を頂いていました。 『家族での入浴介助は難しそうなので、入浴介助はお願いで

          #6 旅は自分を取り戻す時間、人を元気にさせるパワーがある

          #5 出掛けたい場所に行きたいという希望に繋がる1年ぶりの通院

          病状悪化により 在宅でのベッド上生活 となっていた方が 通院しないといけない状況になり、通院送迎をさせていただきました。 長期間ベッド上生活で 車椅子には乗っていない、体重がかなりある、玄関を出て外階段がある、ということで、どのような介助がいいかを検討するために、数日前に ご本人、ご家族、ケアマネージャーさん、訪問看護師さんと弊社で 打ち合わせをしました。 座位がとれないようなら布担架で抱えあげての介助となるが、体重がある方なので、三人~四人は 必要になるかもしれ

          #5 出掛けたい場所に行きたいという希望に繋がる1年ぶりの通院

          #4 患者等搬送事業者の役割~さまざまな連携により、救急救命士に引き継ぐ~

          自分たちが通院や入院などで対応する予定のご利用者様が、訪問した時に体調変化があり、急変する可能性があるため、救急要請をし、救急救命士に引き継ぐということもあります。 それだけ、ギリギリの体調で在宅生活をされている方が増えておられると感じます。 お迎えの時間より1時間半ほど前にご利用者様から「何時に来てくれるんだっけ?なんか体が変でおかしい、苦しい気がする」と電話がありました。 電話を受け、「なるべく早く行きますけど、苦しいのが続くなら、緊急ボタン(セコムなどに繋が

          #4 患者等搬送事業者の役割~さまざまな連携により、救急救命士に引き継ぐ~

          #3 「お家に帰りましょう」と言える介護タクシーの仕事

          入院前から弊社のサービスを利用していただいているご利用者様が、余命宣告をされ、ご家族が 家で看取りたいと決断され、病院のソーシャルワーカーさんを通して弊社に退院送迎の依頼がありました。 病棟にお迎えに行き、ご本人に「お家に帰りましょう」と声をかけました。 頷いたように見えました。 家に行くまで 「今 ◯◯辺りですよ~」と ずっと働いていた場所、買い物に来ていたスーパー、よく来ていたコンビニやファミレス、自宅近くの旅館などポイントになる場所の名前を伝えると「あ~」と声を出さ

          #3 「お家に帰りましょう」と言える介護タクシーの仕事

          #2 家族介護を経験して ~余命一ヶ月の義父と過した26日間~

                           夫婦で熱海に移住し介護タクシーの事業を起業したのが2013年。 今まで多くの利用者様と関わってきたが、自分たちが家族介護を経験したことはなかった。 2020年の12月、余命一ヶ月と宣告された熱海の自宅に迎え入れ、26日間という短い期間であったが、家族介護を経験した。 病院で入院しながら、最期を迎えていたかもしれない義父。 コロナ禍で面会もできない中で、希望も無くなり、「このまま人生を終えるのか、、」と、悲しみに暮れていた。同じように、息子

          #2 家族介護を経験して ~余命一ヶ月の義父と過した26日間~