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サーチライト〜遊星散歩〜公開に寄せて
人生を照らす灯ってものは明滅を繰り返すが故に道が見えたと思ったらまたすぐ見えなくなってしまったり。
そうやって僕らはどうにかこうにか微かな灯を頼りに生きていて。
その明滅も消えて灯が消えてしまった時、何も見えなくなって動けなくなって、ただ人生が停滞している様に見えてもそれでも生きることは歩む事で、必ずどんな時でも未来に進んでいて、ただ暗がりの中歩む事はその実目の前が崖である事に気付けず歩みを進め
パラレルワールドアムネシア
ー春が咲いていた。
あるのは光と痛みの記憶。
幼少期、母は優しかった。
父と母、兄と私、なんて事ない平和な家庭。
最初世界は優しくて柔らかかった。
これが続くと思ってた。
ある日父がいなくなって世界は変わった。
母はよく泣いて怒るようになった。
どうしてなのか私には分からなかった。
兄は家にあまり帰ってこなくなった。
わたしは1人の時間が多くなった。
悲しい事ばかりじゃなかった。
おばあちゃんもい